「外食産業」の記事

訪日外国人と“飲みニケーション”できるマッチングサイトが見いだす価値とは?

先鋭ベンチャー LOCK ON! 第8回

訪日外国人と“飲みニケーション”できるマッチングサイトが見いだす価値とは?

日本の若者が敬遠し始めている“飲みニケーション”

訪日外国人をターゲットとした“異文化飲みニケーション”サービスが誕生

居酒屋がビジネスのヒントを得られる貴重な場になる可能性も

ここ最近、若者に嫌われがちな慣習に「飲みニケーション」がある。

これはいうまでもなく、仕事を終えた後、同僚たちと居酒屋などに集結し、アルコールの力を借りて互いの胸襟を開き、親睦を深めるコミュニケーション手法のこと。しかし、終身雇用や年功序列が崩壊した今や「会社の人とプライベートの時間まで削って仲良くなろう」というモチベーションは薄れた。「“飲みニケーション”って、いらなくね?」というムードが蔓延。令和時代に廃れてしまいそうな慣習ともいえる。

会社に勤める日本人の若者には、風当たりの強い飲みニケーション。それを新たなカタチとしてビジネスにつなげているのが、アシノオトの木村壮介さんだ。では、どんなビジネスなのか、木村さんに聞いた。

アシノオト代表の木村壮介さん。高校卒業後、兄が起こしたグループウェアメーカーにジョインして、エンジニアとして活躍。ウェブマーケティングの会社へ転職し、ウェブコミュニティの開発運営などを経て独立。訪日外国人とローカル日本人をつなぐQ&Aサイト「Hub Japan」を起ち上げ。2017年、同サイト内で「MEET&EAT」をスタートさせた

サービス名はHub Japan「MEET&EAT」。ネット上のプラットフォームを介して知らない者同士がマッチングし、文字どおり、食べて、飲む。”飲みニケーション”で親睦を深める、というわけだ。

もっとも「MEET&EAT」がマッチングするのは上司と部下でも、出会い系的な若い男女でもない。木村さんが飲みニケーションのターゲットにしているのが訪日外国人と日本人。日本を訪れた海外からの旅行者と、日本にいる人たちを居酒屋でつなぎ、親睦を深めさせる。いわば“異文化飲みニケーション”を提供しているのだ。

旅行者の「美味しい」は、アテにならない

きっかけになったのは、木村さんの経験だった。

「新婚旅行のときに覚えた違和感。そこからはじまったんです」(木村さん)

木村さんがイタリアへ行ったのは2015年。奥さんと2人で楽しみにしていたのが本場のイタリア料理だった。旅行に関する大手口コミサイトでみつけた店を、まず巡った。待ちに待った本場の味。それが実にいまいちだった。

「『こんなものかな…』とも思ったけれど、2日目に偶然仲良くなった地元のおばちゃんが『昨日はどこで食べた? 駅前の店? ダメダメ。行くならあっちの店よ』と教えてくれたんです。すると今度はめちゃくちゃ美味しかった。それが衝撃でした」(木村さん)

美味しさに対する衝撃だけじゃない。圧倒的な集合知を誇るネットの口コミサイトが、地元のおばちゃんのアナログな知見に勝てないことにこそ、木村さんは感銘を受けた。

「考えてみたら当たり前なんですけどね(笑)。世界中の質の高いユーザーが口コミを書き込めたとしても、書き手が旅行者である以上、底はしれている。地域にずっといる人の知識には敵いませんから」(木村さん)

そこに着想の芽があった。

ならば「地元の人と海外からの旅行者をQ&Aでつなぐローカルコミュニティサイトがあったら喜ばれるのでは?」と考えた。ヤフー知恵袋のような巨大なQ&Aサイトや、SNSで直接つながったコミュニティサイトはあるが、越境してローカルの人と旅行者をつなぐQ&Aサイトは意外と見つからない。

それまでグループウェアの制作運営や、企業向けのコミュニティサイトの開発運営を手がけるITエンジニア・ディレクターだったが、独立起業の潮目を感じた。個人的に「社会課題の解決につながるような事業で独立したい」と考えていたことも後押しになったという。

「どんな課題か? “グローバリゼーション”とそれに伴う文化の均質化“への危惧ですね。なんていうと大げさですけど、目立たないけれど素敵なスポットや、小さくても美味しいお店が、情報の均質化で目立たず消えていく。盛りあげないともったいないなって、感じていたのです」(木村さん)

そして2016年に独立。自らプログラムを書けること、奥さんもWebデザイナーだったこともあいまって、すぐさまシンプルなQ&Aサイトを立ち上げた。名前は「Hub Japan(ハブ・ジャパン)」。訪日予定、あるいは訪日中の外国人ユーザーが英語でクエスチョンを書き込むと、日本のローカルユーザーがアンサーを書き込んでくれるシンプルな仕組みだ。

たとえば「東京でオススメの穴場の寿司屋は?」「サクラを見に大阪へ行くが、気温は? 上着は持参したほうがいいか?」といった具合に欧米を中心に訪日予定の人たちから英語で書き込む。すると、サイトに埋め込んだGoogle翻訳エンジンが日本語に変換してくれるので、日本人も気兼ねなく「現地の声」を書き込める。その日本語は、書き込んだユーザーが読めるように、英語に変換されるわけだ。

「ただオンラインだけだとつまらないのでリアルでも何かやりたいと考えた。そこで『体験の仲介サービス』をやろうとしたんです。訪日外国人が興味のありそうな、着物の着付けとか、お茶の体験とか、いろいろ試しにやってみたら……」(木村さん)

そうしたなか、圧倒的に参加者の好評を得た体験イベントがあった。「居酒屋探訪」ツアーがそれだ。

日本人には当たり前の居酒屋に価値があった

赤提灯や縄のれんが目印の大衆居酒屋から、高級割烹ぜんとした高級店まで、バラエティに富む居酒屋レストランは、日本全国に23万店以上あるといわれる。日本独自の酒とつまみが効率よく味わえるうえ、日本の生活文化や日本人とふれあう機会もあるため、今や訪日外国人にも人気のスポットだ。

ただ興味はあれど、観光客が海外の夜の街に繰り出して、初めての居酒屋に入るのはハードルが高い。ボッタクリ店などにあたるリスクもある。しかし、勝手知ったるローカルの日本人が薦める店に、しかも一緒に入って楽しめるとあれば、安心感が高まる。

「一方で居酒屋などの飲食店も、訪日外国人のお客様を呼び込みたいけれど、お店を知ってもらえていないというのが、多少の機会損失になっていた。なので、飲食店の販促の仕組みとして活用してもらえると考えたんです」(木村さん)

試しに「ハブ・ジャパン」をとおして「日本の居酒屋で日本人と語り合おう」というツアーを告知すると、すぐに外国人観光客から応募があった。木村さんが試験的にアテンドをする。奥さんや友達とともに外国人複数×日本人複数で、オススメの居酒屋にむかい「カンパイ!」からはじめると、異様な盛り上がりをみせた。

英語もできず、そもそもコミュニケーションも苦手だった木村さんだが、酒が入り、気持ちが大きくなると「身振り手振りで必死に会話をしている自分」に気づいた。飲みニケーションあなどれじ、だ。

「また、もちろん海外の方々に『日本に来た目的は?』『何を楽しんだ?』などと聞くことも楽しいのですが、実のところ彼らから日本について意表をつく質問をされることにこそおもしろさ、価値を感じました」(木村さん)

「日本で最もポピュラーな宗教は?」とか、「無宗教? ではなぜあれほど神社があり、誰しもお参りしているんだ?」とか、「あなたにとって蕎麦とはなんですか?」とか――。

「蕎麦については、おもしろかった。自分にとって蕎麦とは何か、なんて考えたことなくて(笑)。日本人同士だったら絶対に聞いてこないような質問をどんどん向けられる。結果、むしろ日本のこと、日本文化のことを深掘りせざるを得なくなったんです。また海外の人たちが、日本の何に興味があるのかも肌感覚でわかる。これって観光施策や訪日外国人向けビジネスのヒントが得られる貴重な場になるなって」(木村さん)

だから、日本文化を深掘りしたい「訪日外国人」、質の高いインバウンド客を集客したい「居酒屋」、そして外国人とフランクに交流することで刺激やアイデアを得たい「ローカルの日本人」。この三者を“三方良し”でつなぐプラットフォームとして、2017年末に作った。

仕組みはやはりシンプルだ。ローカルの日本人ならFacebook認証をとおして「ハブ・ジャパン」にまず登録。そこから「MEET&EAT」のサイトに行く。同じようにログインして日本滞在中の「居酒屋で交流したい」と書き込んでいる訪日予定の外国人アカウントをチェック。都合のいい場所や日時、気の合いそうなプロフィールの団体がいたら「マッチング希望」をクリック。返信を待つ。マッチングとなれば、メールでのやりとりができるようになり、「MEET&EAT」内で指定する居酒屋店をチェックして予約。当日、最寄りの駅前で待ち合わせて、予約時間に店にいき「カンパイ!」となるわけだ。

外国Hub Japanの利用者たち。未成年かどうかの判断はFacebook認証で行われる。トラブルが起きないように、基本2~3人ずつしかマッチング登録できない

今はサイト経由で飲食店への予約が発生したときに、紹介料を得る仕組みで運営中。都内数十店舗の居酒屋と契約を結び、月30人程度の訪日外国人からのリクエストに応えている。

「ビジネスの規模はもう本当に小さい。受託の仕事を続けながら、まだまだ手探りの段階です。ただ小さいながら手応えも感じています」(木村さん)

「またぜひ居酒屋で飲みたい」と訪日外国人のリピーターが増えている。「生きた英語を学びたい」「楽しい飲み会を開きたい」というローカル日本人も増加中だ。とくに「企業のインバウンド担当をしているが、本当のニーズがつかめない。ヒントを得たい」「飲食店を経営しているが外国人向けにメニューやサービスを充実させたい。直接リサーチできるのでは」とマーケティング・リサーチの場として価値を見出している人も現れ始めているという。

飲みニケーション、やはりあなどれじなのだ。

「まあ、まだまだ小さい事業で、どこまでできるかわからないけど(笑)」(木村さん)と、取材終盤、木村さんは繰り返した。ただ、目立たないけど素敵なビジネス。盛り上げないともったいない、と……。

「中華×イタリアン」競争激しい飲食店市場に生まれる新機軸

「中華×イタリアン」競争激しい飲食店市場に生まれる新機軸

2019.03.29

食の垣根を越えた飲食店が目立ち始めた

7,000万円の資金を集め、ようやく開業に!

「和食」や「中華」「フレンチ」「イタリアン」など、日本では世界中の料理が楽しめる。多国籍な料理が味わえるという点で、日本は世界屈指だという声はよく聞かれる。こうした日本の食文化から派生して、新たなトレンドが生まれつつある。

それは、和食・中華・イタリアンといった垣根を越えた飲食店だ。特に最近のトレンドは中華×イタリアン。例えば、恵比寿で営業しているイタリアン風中華バル「京鼎樓バル」や、新横浜の「チャ“伊”ナバル」、「飯田橋GRATO」など、中華×イタリアンという業態をウリにしているレストランが増えている。

そして、1月に「LOTO BLU」という店が、築地市場至近にオープンした。このレストランも中華×イタリアンというのがコンセプト。では、実際にどういう料理なのか取材してみた。

東京・汐留にあるLOTO BLU
ベビーピュア 代表取締役社長 渡邉敏行氏

まず、LOTO BLUを運営するベビーピュアの渡邉敏行氏の話をうかがってみよう。渡邉氏は、一言でいえば「苦労人」。若い頃は、中華街の料理店で洗い場を担当していたという。そして大学卒業後に大手製薬会社のMR(医薬情報担当者)として活躍した。

真意はうかがっていないが、やはり独立したかったのだろう。一念発起して、飲食店を経営することに決め、「青蓮」という中華料理店を開業した。当時の自己資金は900万円ほど。こぢんまりとした店舗を開くには十分な資金だが、それでは満足できず、資金をかき集めて7,000万円を用意。そして横浜を中心に青蓮を30店舗ほどに広げたそうだ。

少し変わったコンセプトの飲食店を目指した

幸い、青蓮の経営は順調に進んだ。そして新しい取り組みとしてLOTO BLUを開業した。このキッカケは三井ビルディングのお声がけ。「イタリアンのお店を開業してみては?」という話を持ちかけられ、それに乗ったカタチだ。だが「単純にイタリアンでいいのか」という疑問もあり、中華を掛け合わせてみればという発想にたどり着いたという。

さて、実際の料理だが、中華×イタリアンということもあって、多国籍な感じが色濃かった。コース料理が参加した記者に提供されたが、最初は中華、そして徐々にイタリアンになっていくというイメージだった。正直、中華×イタリアンと聞いて、ピザの上に餃子がトッピングしてあるみたいな料理を想像していたが、そんな突拍子もないものではなかった。単品単品がしっかりと中華、イタリアの国籍を主張するメニューだった。

LOTO BLUで提供される料理の一部

近年、日本にワインブームが起こっている。ワインといえばフレンチやイタリアンと合わせるものと思いがちだが、そうした常識はすでに崩れ始めている。餃子にワイン、お刺身にワインといった取り合わせも珍しくなくなった。このLOTO BLUもメインで提供するお酒はワインだ。その意味でも料理、そしてお酒の多国籍といえるだろう。

実はここに渡邉氏の真意が垣間見える。中華は中華店、イタリアンはイタリアンレストランという、これまでの感覚に縛られない飲食店で勝負をかけていきたいのだろう。前述したとおり、苦労人だからこそアイデアを絞っているのかもしれない。

激化する飲食店業界。こうした、特色を打ち出す飲食店は今後も増えていくだろう。どのようなレストランが誕生するのか、楽しみである。

若気の至りとネットが結びつくリスク、「アルバイトの不適切行為」

カレー沢薫の時流漂流 第28回

若気の至りとネットが結びつくリスク、「アルバイトの不適切行為」

2019.02.18

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第28回は、「アルバイトの不適切行為」について

「バカッター」という言葉をご存じだろうか。

アルバイト先で食材を使って遊ぶ、買う前の商品を汚損するなどの悪ふざけを行い、その写真や動画を「こういうの面白いやろ」とツイッター(Twitter)にあげて大炎上する奴を指す言葉であり、主に若者が多い。

まず一番に思い出されるのは、ローソンのアルバイトがアイスケースに入った事例だろう。しかし、実はあれはツイッターではなく、Facebookに投稿されたものなのだ。

ツイッターへの熱い風評被害。ヘビーすぎるツイッターユーザーとして憤りを隠せないが、アイスケース事件以降、ツイッターで類似案件が多発したため、結局「バカをやるのはツイッタラー」ということになってしまったようだ。ツイッタラーはバカの上にインフルエンサーでもないという悲しい事実である。

その後、一旦「バカッター騒動」は落ち着いた。これは、バカがいなくなった、というわけではなく、SNSでは連日連夜、彗星の如くバカが現れ、それが若者やアルバイターだけではなく、良い年した地位のある大人だったりするため、バカをさらなる巨バカが飲みこむ形で徐々に目立たなくなってしまった、という感じがする。

しかし最近、また「おっさんたちは引っ込んでな」と若者アルバイターの「不適切行為」が話題になっているという。だが出火元はまたしてもツイッターではなく、今度はインスタグラム(Instagram)だ。

このように、SNSの中でもツイッタラーは民度が低いと言われがちだが、不祥事ブームの先駆けは意外と、キラキラ側のツールだったりする。柄の悪い雑誌を作っている編集部の人間は意外と逮捕されておらず、逆にインテリ系雑誌の編集部の人間の方が、突然タクシーの運転手を殴って逮捕されるのと同じ現象である。

なぜインスタグラムが火元になったかというと、インスタグラムには「ストーリー」という機能があるからだ。「ストーリー」に投稿した動画や画像は24時間後に自動的に消えるようになっている。よって「1日で消えるならいいべ」というノリで若者が不適切動画を上げてしまったりするのである。

ネットで“バカをやる”、あるいは“特定する”ことのリスク

今回大きな問題になったバカスタグラマー(こう書くと「バカッター」の語呂が如何に優れているかがわかる)は、すき屋とくら寿司のアルバイトが投稿した動画だ。

すき屋の動画は店内で氷を投げ合ったり、おたまを股間に当てたりと「インスタグラマーのセンスも俺たちと大差ない」とある意味ツイッタラーを安心させてくれる内容だったが、くら寿司の方はまな板で切った魚をゴミ箱に入れ、ゴミ箱から出した魚を再びまな板に載せる、という笑うところがない上に、飲食店としては致命的な動画であった。

おそらく、このアルバイターたちも「24時間で消えるし」という軽いノリで投稿したのだろうが、その動画は瞬く間にツイッターに転載され大炎上となった。さすがツイッタラーさん、こういうことは仕事が早い。

結果として、両者ともクビになった。そこでは終わらず、くら寿司はこの一件を受けて全従業員を再教育し、動画に関与したバイトに対しては法的対応をする準備に入ったと発表した。しかし、インターネットの処罰は光の速さで行われるため、それ以前に当人たちは氏名、年齢、学校などを特定され、顔写真なども晒されているという。

これは「最近の若者は」という話ではない。太古の昔からこのような若者による「悪ノリ」は行われており、40歳以上のパイセンが和民で語る武勇伝も、大体似たようなことだったりするのだ。ただ、パイセンの時代はインターネットがなかったため、その悪ノリが全国展開してしまうことがなかっただけなのである。

私の知人も「高校時代、みんなで『そこら辺の木』を燃やして、メチャクチャ怒られた」と言っていたが、インターネットやSNSがある時代だったら、その木の物理的炎上動画を「俺たちおもしろくね?」というノリでSNSにアップし、概念的大炎上をして「メチャクチャ怒られる」程度では済まなかったかもしれない。

私はオタクなので、そのような「ヤンチャ」な過去はないが、その代わり、俺の考えた最強のイケメンキャラなどが記された「黒歴史ノート」などがある。それもインターネットがない時代だったので、見られるとしても家族程度だが、それに関しても今はインターネットがある。SNSに限らずインターネット上に投稿されたものはどこの誰に見られるかわからないし、一度拡散したら半永久的に残り、自分の手で全てを抹消することはできない。

インターネット、SNSが当たり前な今の若者たちは、「若気の至り」や「黒歴史」に対しもっと慎重にならないと、人生が変わりかねないのだ。その点で、若い頃にネットがなかった我々は恵まれている。

しかし前述の通り、ネットでバカをやるのは若者だけではないので我々も気をつけねばならない。この炎上アルバイターたちは一様に、「面白いやろ?」という動機でやっていると思うし、我々もここまでしなくても、「これはウケる」と思って言ったことで周りをドン引きさせた経験があるのではないだろうか。

SNSで注目を集めることに執着しすぎると感覚がマヒし、明かに倫理に反していることを「これはSNSでウケる」と思ってやってしまうのだ。

また、ネット炎上は義憤にかられた「正義の人」による私刑までがワンセットだが、それも度を越し過ぎると、今度は逆に訴えられる側になりかねない。

炎上アルバイターが「特定」されるように、「正義」も匿名で執行できるわけではない。そして悪い事をした人間は罰せられるべきだが、バカがいるからといって、そのバカを罰する権利が自分にあるとは思わない方がいいだろう。

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