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四角くなった理由は? スズキ新型「ジムニー」のデザイナーに聞く

四角くなった理由は? スズキ新型「ジムニー」のデザイナーに聞く

2018.07.07

スズキ「ジムニー」が20年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。一見して感じるのは、「四角くなっている!」ということ。メルセデス・ベンツ「Gクラス」をも思わせるような造形にたどり着いた「ジムニー」だが、スズキのデザインに関する考え方とは。新型ジムニーのデザインを担当したスズキの高羽則明氏(エクステリア担当)と辻村隆光氏(インテリア担当)に話を聞いた。

新型「ジムニー」の四角くなったデザインについてデザイナーに話を聞いた

不易か流行か、スズキ「ジムニー」のデザイン哲学

そもそも20年もの間、モデルチェンジを行わなかった、あるいは行わずに済んだ理由が、まずは気になった。クルマのデザインにも流行はあるはずだが、この点について高羽氏は「ジムニーが、かなり特殊なクルマというか、他にライバルがいないクルマであったことが大きい。このクルマでなければできないこと、機能に特化した部分があるから、あまり変える必要がなかった」とする。

そんなジムニーではあるが、今回のフルモデルチェンジでは造形が大きく変わっている。なぜ四角くなったのか聞くと高羽氏は「造形・カラーは前のモデルから大きく変えた。現行モデル(3代目)は非常に好評だったが、あのクルマが出た当初は、『(2代目に比べて)丸くなったね』とか『Aピラー(フロントガラスの横の柱)が寝たね』といったように、ジムニーが好きなお客様からは若干、批判もあった」とし、「今回は、もともと持っている機能・性能に原点回帰しようということで、このデザインが生まれてきた」と新しいデザインの方向性が決まった背景を説明した。

こうして並べてみると、先代=3代目(左側、2014年8月に発売となった「ジムニー ランドベンチャー」)と新型=4代目の違いがよく分かる。ちなみに、ジムニーは初代も2代目も四角かったので、3代目だけがデザイン的に異質の存在と見ることもできる(ジムニー ランドベンチャーの画像提供:スズキ)

「Gクラス」に似ているとの声は届いている?

昨今のSUVブームで多くの新型車が市場に登場しているが、新型ジムニーをデザインする上でトレンドはどの程度、意識したのだろうか。「ベンチマークすることはあるが、デザインを提案する上で『トレンドがこうだから、こうしよう』という考え方は、今回は一度もない」と高羽氏は断言した。「このクルマでなければ行けない場所で仕事をしている人に、しっかり使ってもらえるという事を訴求する必要あったので、原点回帰でデザインすると、必然的に四角くなった。小型車で言うと、(スズキには)『イグニス』や『クロスビー』があるので、今っぽいというか、そういうSUVが欲しい人は、そちらに行くのでは」

新型「ジムニー」のデザインを担当したスズキの高羽則明氏(エクステリア担当、左)と辻村隆光氏(インテリア担当)

スクエアで水平基調のボディは、視界のよさもあいまって、ドライバーからするとクルマの姿勢・状況が確認しやすい。森に入ったりオフロードを走ったりして、大きく傾いたりタイヤの一部が宙に浮いたりする可能性もあるジムニーが、このような形になるのも必然というわけだ。

では、Gクラスを意識した部分はあるのか。「ちょっと似ているという話は聞く」とする高羽氏だが、「もともと、プロユースで機能に特化していこうという話で進めているので、例えば、どんな天候でも使うクルマとして、ドリップレール(ボディの屋根から雨がたれてくるのを防ぐパーツ)などは必須になる。そういうものをちりばめていくと、機能に特化したクルマは似てくる傾向にはある。例えばフェンダーも、丸ではなくて台形にしてあるが、これは隙間を空けることで、パンクの時などに手を入れやすくするため。『ジープ』なども台形になっている。機能に根ざした考え方をしていくと、その方向性にいくのかな」との認識を示した。

全く違う価格帯ではあるが、「Gクラス」(左側)と「ジムニー」(画像提供:スズキ)は共通の価値観を分有する2台のクルマなのかもしれない

美しさや格好よさを求める場合、クルマのデザインは多様になり、その範囲は放射状に拡がっていくが、機能を追求すれば、クルマのデザインは中心点に向かって集約していく。そんなイメージなのかもしれない。

オーバースペックの格好よさ

インテリアも虚飾を排し、シンプルで使いやすいことを追求したというが、ラグジュアリーとは別の意味で、質感を上げることにはこだわったと辻村氏は話す。例えば、インパネにシワ模様を施す「シボ加工」は、新型ジムニーで3種類を新たに開発したそう。具体的には、ドライバーがスピードなどを確認するメーター回りには、ツヤを落として太陽光の反射を抑えるシボ加工を採用するなど、気配りは細かい。1つのクルマで3種類のシボ加工を開発することは滅多にないそうだ。

エクステリアカラーの選択にもプロの考えを反映。例えばハンターが森に入るとき、単独で行動する場合は目立たない色が好まれるが、大勢で行動する場合は逆に、安全の観点から色で目立つ必要がある。画像は「目立つ性能」を追求した「キネティック・イエロー」(左)と「隠れる性能」にこだわった「ジャングル・グリーン」(画像提供:スズキ)

プロが使う道具として、機能美にフォーカスしたデザインとなっている新型ジムニー。その無骨さが、かえって魅力的だと考える顧客もいるとスズキは見ている。「デザインとして考えているのは、ミリタリーブーツや本格的なアウトドアジャケットだ。10万円もする高価なジャケットを街で着ている人がいるが、そういう感覚でジムニーを買ってもらってもいい。そうすると、見せかけの“SUV調”ではなく、本格的な機能を持ったクルマ、それに乗る格好よさが増すのでは」というのが高羽氏の言葉だ。あえて、都会では不必要なまでにオーバースペックなアイテムを身にまとう格好よさ。こんな魅力が確かに、ジムニーにはある。

唯我独尊の本物感! スズキ「ジムニー」が20年ぶりのモデルチェンジ

唯我独尊の本物感! スズキ「ジムニー」が20年ぶりのモデルチェンジ

2018.07.05

スズキは軽自動車「ジムニー」と小型車「ジムニーシエラ」をフルモデルチェンジして発売した。SUVでありつつブームとは一線を画し、トレンドに右顧左眄することなく無骨に進化を遂げた新型「ジムニー」は、“クルマのコモディティ化”とは対極にいる存在なのかもしれない。

フルモデルチェンジを果たした「ジムニー」(左)と「ジムニーシエラ」

軽で唯一の本格四輪として誕生

「『スズキといえばジムニー』といわれるほど」。新型の開発を担当したスズキの米澤宏之チーフエンジニアは、ジムニーの愛され具合をこのように語り、このクルマを「スズキの顔の1つ」と位置づけた。

1970年に登場した初代ジムニーは、360ccのエンジンに16インチの大径タイヤを履く、軽自動車で唯一の本格四輪駆動車として誕生した。当時の四駆は高価格で、産業用と法人向けに需要が限られていたこともあり、市場規模は年間5,000台程度だったそう。そこに廉価で手軽な四駆という個性を備えて登場したジムニーは、機動性を売りとして建設、土木、林業などの産業で活躍しつつ、山間部や積雪地帯で暮らす人々のパーソナルユース需要に応え、レジャーに使えるコンパクト4WDという新たな市場も開拓したという。

個人ユーザーの存在を強く意識し、居住性の向上と乗り心地の改善を図った2代目は、1992年にオートマチックトランスミッション(AT)を導入した効果もあってか、1993年には同シリーズで国内過去最高となる年間3万台の販売を達成した。3代目は「軽自動車で唯一のクロスカントリー4WD」という独自の価値を継承しつつ、乗用的な付加価値を取り入れながら、20年にわたり改良を繰り返してきた。今回の新型はジムニーの4代目となる。

4代目となる新型「ジムニー」。サイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,725mmだ

プロユーザー狙いで開発した理由

新型ジムニーの開発は、国内外で蓄積した知見を集約し、ジムニーとして継承すべき点と進化させるべき点を明確化することから始めたという米澤チーフエンジニア。どんな顧客がいて、どんなニーズがあるかを徹底的に検証した結果、ジムニーには「プロユーザー」「日常ユーザー」「一般ユーザー」の3つの顧客グループがあるとの考え方にたどり着いたそうだ。

「プロユーザー」は林業や電設業など、道具としてジムニーの性能を最大限に活用する層、あるいは、オフロード走行や本格的なアウトドアレジャーでジムニーを相棒とする層だ。それに対し「一般ユーザー」は、プロの道具など「本物」に憧れ、街乗りが主体でありながら、本格四輪駆動やタフさを感じるデザイン、その“本物感”に惹かれるとスズキは見る

そういった顧客の中で、新型ジムニーがメインターゲットに据えたのがプロユーザーだ。この層に響けば、当然ながらピラミッドの下の方に位置するユーザーにも魅力的なクルマに仕上がる、というわけだ。開発コンセプトは「本格的な4WD性能と無駄のない機能美を併せ持つ、世界に認められるコンパクト4×4」(4×4は四駆のこと)とした。

「プロの道具」としての条件

日本および欧州の森林組合を訪ねたり、実際にジムニーを使っているハンターに話を聞いたりして、スズキが開発を進めた「プロの道具」である新型ジムニー。過酷な使い方を想定した走行性能や仕事で使う際の利便性など、このクルマにはさまざまな観点から工夫が盛り込まれている。

新型「ジムニー」開発にあたり、スズキはプロユーザーの話を聞き込んだ

例えばクルマの構造は、「エンジン縦置きFRレイアウト」を採用している。エンジンを前輪の後あたりに置く手法で、これによりアプローチアングル(クルマ先端の最下部と前輪の設地面が作る角度のこと)を広く取ることが可能になる。この角度が大きいとデコボコ道を走りやすい。つまり、悪路走破性が向上するのだ。

「エンジン縦置きFRレイアウト」が悪路走破性を高める

駆動方式は「副変速機付きパートタイム4WD」というもの。市街地などのオンロードでは後輪駆動の2WD、雪道やぬかるんだ道では4WDという具合に、路面の状況に合わせて駆動方式を変えられるのが特徴だ。

サスペンションは接地性能に優れた「3リンクリジッドアクスル式」を採用

ハンターはライフルを積むし、林業に従事するユーザーはチェーンソーを積むであろう荷室についても、スズキはシンプルで使い勝手のよい作りにこだわった。乗用ニーズを意識した先代ジムニーでは、後席にアームレストやカップホルダーなどの装備を付けていたそうだが、新型では荷室の広さにこだわり、そういった装備を取り外して床もフラットにした。後席を倒すと、新型ジムニーの荷室容量は352Lに達する。

荷室開口高・荷室高は850mm、荷室開口幅は上部が1,030mm、下部が1,015mm、荷室幅は1,300mm(画像はジムニーシエラ)

激戦のSUV市場で唯一無二の存在感

このように、実用性に特化したジムニーではあるが、その“本物感”こそ、スズキが「一般ユーザー」に分類する顧客層に人気を博す理由でもあるだろう。ブームに乗じて新規参入が相次ぐSUV市場にあって、ジムニーの佇まいと性格は唯一無二だ。

独特の存在感を放つ「ジムニー」(画像はジムニーシエラ)

生き馬の目を抜く自動車業界だが、今回のジムニーも先代と同じく、長く売れ続けていくのではないだろうか。なぜなら、このクルマを必要とする顧客層は、日本では減っていったとしても世界では増えていきそうだし、どんなに都市化が進んだとしても、こういったクルマの需要は必ず残りそうだからだ。

ライドシェアや自動運手が普及し、人々がクルマを所有しなくなる“クルマのコモディティ化”が進展しても、最後の方まで生き残るのはジムニーのような存在なのかもしれない。「コモディティ化の対極にあるクルマだと個人的には思う」と新型ジムニーのデザイナーは話していた。

「Z900RS」だけが原因? レトロデザインのバイクが増えている理由

「Z900RS」だけが原因? レトロデザインのバイクが増えている理由

2018.04.28

1960~70年代のデザインを今に蘇らせたような姿のバイクが、新型車として登場することが目立ってきた。なぜこうしたバイクが増えてきたのだろうか。この傾向はすべてのクラスについて言えることなのか。販売台数やユーザー層のデータを見ながら考えた。

なぜレトロなデザインのバイクが増えているのだろうか(画像はカワサキ「Z900RS CAFE」)

ガラリと変わった小型二輪の販売状況

全日本軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表している二輪車の月別販売台数で、去年の暮れから数字が激変している。

我が国の二輪車は、50cc以下が原付一種、51~125ccが原付二種、126~250ccが軽二輪、251cc以上が小型二輪に分かれており、運転免許は原付一種が原付、原付二種は普通二輪小型限定、126~400ccが普通二輪、401cc以上が大型二輪になっている。微妙な違いがあるのは、免許は道路交通法、登録は道路運送車両法と異なる法律でルールが決まっているためだ。

前述の全軽自協が統計を取っているのは、このうち軽二輪と小型二輪だ。後者で昨年12月以降、状況がガラッと変わった。日本には本田技研工業(ホンダ)、ヤマハ発動機、スズキ、川崎重工業(カワサキ)の4メーカーがあり、このクラスではホンダが1位になることが多い。ところが昨年12月以降は、カワサキがトップをキープしている。

カワサキの人気上昇を牽引する「Z900RS」

最も驚くのは前年同月比の数字で、昨年12月以降、カワサキの伸び率は軒並み200%を超えている。つまり、昨年の倍以上を売っているのだ。おかげで2017年度は、小型二輪全体でもこの5年間で最高の販売台数を記録した。伸び率のトップはもちろんカワサキで136%をマークした。

なぜここまで変わったのか。かつての名車「Z1」を彷彿とさせるカワサキ「Z900RS」が昨年の東京モーターショーで発表された効果だろう。

「Z900RS」の登場でカワサキの状況は変わった

カワサキは1989年にも「Z1」を彷彿とさせるスタイリングの「ゼファー」シリーズ、5年後には“ローソンレプリカ”の愛称を持つ「Z1000R」のイメージを継承した「ZRX」シリーズを登場させ、1998年には60~70年代の名車「W」シリーズの復刻版と言える「W650」を発表するなど、往年の名車のエッセンスを今に蘇らせた車種を送り出しヒットにつなげてきた。でも、「Z900RS」ほどの人気ではなかったという記憶がある。

懐かしさだけではない「Z900RS」人気の理由

なぜ「Z900RS」の人気がここまで高まっているのか。理由を自分なりに考えれば、アドベンチャーツアラーの記事でも書いたように、まず背景として、大型バイクのライダーは高齢化し、マシン選びはスピードよりも乗りやすさ重視に変わりつつある。そんな中、彼らが若い頃に憧れたマシンに乗りたいと考えたとしても、近年「Z1」の中古車価格は高騰しており、程度の良い個体だと200万円以上の値がつく状況にある。そこに登場した「Z900RS」にライダー達が注目したのではないだろうか。

しかも「Z900RS」、見た目は懐かしさを感じるけれど中身は最新だ。エンジンは「Z1」や「ゼファー」のような空冷ではなく、モダンなロードスポーツ「Z900」と基本的には共通の水冷並列4気筒を搭載する。電子制御による安全装備も、ABSとトラクションコントロールを備えており平均以上と言ってよい。旧車のような不安感はなく、逆に安心感を抱かせる内容だ。

見た目はレトロでも「Z900RS」の中身は最新だ

もうひとつ、レトロなデザインの新型車が登場しているのは外国車が作った流れでもあり、ベテランライダーたちが気になっていたところにカワサキから「Z900RS」が登場し、決断に至ったというケースもありそうだ。

欧米のレトロデザインバイクも選択肢が充実

バイク人気について書いた記事の中で、二輪車の世界は日本メーカーが主役であり、欧米のブランドは昔から使っているエンジン型式を核とした、味で勝負する車種が中心になっていると書いた。

米国のハーレーダビッドソンはその代表だろう。懐かしさを感じるデザインに、大排気量のV型2気筒エンジンを組み合わせ、ゆっくり走っても満足できる車種が中心となっている。

ハーレーダビッドソンの「ロードキングスペシャル」

英国のトライアンフも、モダンな車種と並行して、1959年にデビューした空冷並列2気筒「ボンネビル」の復刻版を2001年に発表。水冷化された近年はモダンクラシックシリーズとしてバリエーションを増やしている。

トライアンフのモダンクラシックシリーズ

さらに2013年には、ドイツのBMWが1970年代の高性能車「R90S」に範を取った「R nineT(ナインティ)」シリーズを登場させた。イタリアのドゥカティも、1960年代に米国で人気を博したオフロードも走行可能なスタイルを、2015年に昔と同じ「スクランブラー」の名前で復活させた。

左がBMW「R nineT」、右がドゥカティ「スクランブラー」

アドベンチャーツアラーについて書いた記事では、ライダーの高齢化が日本だけでなく欧州でも進んでいることにも触れた。昔から変わらぬスタイルを貫いているハーレーやトライアンフはともかく、近年、BMWやドゥカティがレトロデザインのモデルを送り出したのは、現地の事情も関係しているだろう。

様相を異にする軽二輪カテゴリー

しかし、このレトロデザインブーム、カテゴリー別では小型二輪に限った現象だと思っている。同じバイクでも軽二輪のカテゴリーは、やはり前年度比で販売台数を伸ばしているものの、レトロデザインはほとんどないからだ。

メーカー別に前年度比の販売台数を見ると、ホンダの149%、スズキの169%が目立つ。スズキは150ccの「ジクサー」など、安価な車種をいくつか送り出したことが効いているようだ。一方のホンダは、クラストップの38psエンジンを積み、価格も75.6万円と飛び抜けた「CBR250RR」が注目されている。

スズキの「ジクサー」

ホンダによれば、この「CBR250RR」の購入者の約半数は、驚くことに20~30歳代だという。ライバルのヤマハ「YZF25R」も若いライダーが多いそうだ。

ユーザー別の商品開発が可能な小型二輪と軽二輪

日本自動車工業会が4月に公表した2017年度二輪車市場動向調査によると、原付を含めたバイクの購入理由として多く挙がったのは、「身軽に動ける」「移動の時間が短縮できる」「自転車より楽」「燃費が良い」などだった。

昔はバイクに乗りたい理由として、スピードや爽快感という理由が多かったという記憶があるけれど、現在は機動的かつ経済的という、自転車に近い理由で選ぶ人が多くなったということになる。

ホンダの「CBR250RR」

いずれにしても軽二輪と小型二輪とでは、ユーザー層が異なるようだ。ただ、車検がないなど維持費が安い軽二輪が若者向け、輸入車の選択肢も多い小型二輪がベテラン向けというのは理にかなっていると思うし、ユーザーの好みに特化したものづくりができるので好ましいのではないかという気もする。

警察庁は最近、原付二種AT車の教習所での技能教習を最短3日間から2日間に短縮する検討を進めるとともに、二輪車用駐車場の整備を働きかけ、道路状況によっては駐車禁止規制を緩和していくとの姿勢を示している。今までがバイクに対して厳しすぎた反動とも取れるけれど、これらも若者をバイクの世界に呼び込むきっかけになりそうだ。