11歳女性プレイヤーの球団入りが決定! NPB『スプラトゥーン2』ドラフト会議

11歳女性プレイヤーの球団入りが決定! NPB『スプラトゥーン2』ドラフト会議

2019.03.04

NPBが2019年5月に『スプラトゥーン2』のeスポーツ大会を開催

参加チームはプロ野球12球団を代表して戦う

3月3日に所属球団を決めるドラフト会議が行われた

ドラフトの結果、11歳女性プレイヤーの球団所属が決定

「こんちゃーっ! ハイカラニュースの時間だよ!」
「今日もハイカラスクエアのかたスミからおとどけします」
「まずは、臨時ニュースよろしく!」
「エッ?! 急に? なんでしたっけ?」
「NPBが動き出してるってことは、例のアレっしょ!」
「eスポーツですか!」
「それそれ! 近いうちに、『NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2』が始まるよ!」
「テンション上がっちゃいますネ! 機材のメンテしなくちゃ……」
「参加チームの発表、まだー?」
「ちょっと待ってくださいね! 参加チーム……、ドラフト会議で決まったみたいです」
「……来たっ! 参加チームは……うお?!」
「センパイだけ見てないで、早く教えてくださいよ!」
「それじゃあ、はっぴょーーーするよ!」
「ゴクリ……」
「今回の参加チームは……」

“絶対王者”GGBOYZの指名に注目が集まる

日本野球機構(NPB)は3月3日、「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の参加チームを決めるドラフト会議を開催した。「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」とは、2019年5月18~19日に東京ビッグサイトで開催されるNPB主催の『スプラトゥーン2』の大会で、プロ野球の各球団を代表する12チームが参戦する。

今回のドラフト会議で指名対象となったのは、同タイトルの全国大会「第4回スプラトゥーン2甲子園」に出場した1000を超えるチームの中から、書類選考とオフライン選考会を通過した18チーム。ドラフト会議で各球団がそれぞれチームを指名し、重複指名があった場合、抽選を実施する。そして、獲得権を手に入れた球団に所属することが決まるのだ。

ドラフト会議の様子。いくつかの球団からはマスコットキャラクターも参加した

指名対象に選ばれたのは、四神乱舞、ばぼにゃんず†、5年☆組~あしんとらず学級~(以下、5年☆組)、愛と勇気のH3、GGBOYZ、ボールド半端ないって、私を闘会議に連れてってネオ、えふわんけーき、花鳥風月 月組、Anti Pop、-閃華裂光-、やのっち監修【メロンの海苔塩風味 Mild 仕立て】、ぽぽじろう学園高等部3年A組、SpRush!!、ウルトラリベンジャーズ、ハイパービーム、Libalent Calamari、Cool&Cool。18チームのなかには、甲子園優勝チームはもちろん、地区大会で敗退したチームも指名対象に含まれていた。実績だけではなく、さまざまな面から球団の顔となるに値するチームが選ばれたのではないだろうか。

そのなかで注目が集まったのは、GGBOYZの行方だ。GGBOYZは、第3回、第4回とスプラトゥーン甲子園を連覇しているだけでなく、アメリカのゲーム関連の見本市「E3 2018」で開催された『スプラトゥーン2』世界大会でも優勝している、いわば“絶対王者”のような存在。読売ジャイアンツが、ドラフト会議前日に公式TwitterでGGBOYZを指名することを発表するなど、開始前からGGBOYZ獲得に向けた駆け引きが行われていた。

重複指名を受けた2つのチーム

実際にドラフトが始まると、GGBOYZは3球団からの指名を受ける。指名したのは東北楽天ゴールデンイーグルス、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークスだ。ただ正直なところ、5球団くらいから指名を受けるのではないかと予想していので、思いのほか指名チームはバラけた印象を受けた。

また、重複指名を受けたチームがもう1つあった。5年☆組だ。11歳の女性プレイヤー、ほのか選手とハル選手が在籍する、非常に若いチームである。しかし、若いとはいえ、ほのか選手は小学生ながらにして、忍ismの女性ゲーミングチーム「花鳥風月 星組」に所属するプロゲーマーだ。今回5年☆組は、千葉ロッテマリーンズと横浜DeNAベイスターズの2球団から指名を受けた。

GGBOYZと5年☆組の指名球団が重複したことで、それぞれのチームの獲得権を手に入れるための抽選が行われた。その結果、GGBOYZは福岡ソフトバンクホークス、5年☆組は千葉ロッテマリーンズの所属に決定。その後、抽選を外した球団によって2巡目の指名が行われたが、重複はなく、各球団の所属チームが決まり、ドラフト会議は終了した。

GGBOYZ指名球団による抽選の様子。ジャイアンツでくじを引いたのは、マスコットのジャビット
5年☆組の抽選結果を見て、ガッツポーズするマリーンズ選手OBの里崎智也氏(左)と、崩れ落ちるベイスターズのバート(右)

なお、ドラフトで決定したチームの所属球団は以下の通り。 

<セ・リーグ>各球団の指名確定チーム
広島東洋カープ:やのっち監修【メロンの海苔塩風味Mild仕立て】
東京ヤクルトスワローズ:ウルトラリベンジャーズ
読売ジャイアンツ:SpRush!!
横浜DeNAベイスターズ:ハイパービーム
中日ドラゴンズ:私を闘会議に連れてってネオ
阪神タイガース:ぽぽじろう学園高等部3年A組

<パ・リーグ>各球団の指名確定チーム
埼玉西武ライオンズ:Cool&Cool
福岡ソフトバンクホークス:GGBOYZ
北海道日本ハムファイターズ:ばぼにゃんず†
オリックス・バファローズ:Libalent Calamari
千葉ロッテマリーンズ:5年☆組~あしんとらず学級~
東北楽天ゴールデンイーグルス:-閃華裂光-

GBOYZのメンバー。右からダイナモン選手、えとな選手、やまみっちー選手、たいじ選手
5年☆組のメンバー。右からあしん選手、ほのか選手、ハル選手、raz選手

昨年NPBとKONAMIが共催した野球ゲーム『実況パワフルプロ野球(パワプロ)』のeスポーツプロリーグ「eBASEBALL」とは異なり、若い世代や女性の入団が目立った今回のドラフト会議。「11歳の女性がプロ野球球団と契約する」ことは業界的にも前例のない出来事なのではないだろうか。つまり、それほどまでに、eスポーツは老若男女問わず活躍できる可能性のある競技なのだ。

特にスプラトゥーンは、年齢や性別を問わず同じ土俵で真剣勝負を楽しめるeスポーツの魅力を凝縮したタイトルの1つなのかもしれない。

また、「eBASEBALL」では、試合の解説などで、プロ野球選手OBや球団マスコットが出演することも多く、「ゲームのファン」だけでなく、「野球のファン」や「球団のファン」、さらには「球団マスコットのファン」と、さまざまな層の人が会場に足を運んでいたが、『パワプロ』以上にユーザー層の広い『スプラトゥーン2』では、いったいどんなファンが訪れるのか。本選開始までに行われる「キャンプ」や「オープン戦」などにも注目したいところだ。

NPBとKONAMIがeBASEBALLに期待する“多層なファンの相乗効果”

NPBとKONAMIがeBASEBALLに期待する“多層なファンの相乗効果”

2019.02.25

NPBとKONAMIが開催した「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」

関連資料が野球殿堂博物館へ寄贈されるほど、高い評価を得た

主催者であるNPBとKONAMIがeBASEBALLで目指すものとは

日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催した「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」は、野球ゲーム『実況パワフルプロ野球 2018』(パワプロ)を使用するeスポーツのプロリーグ。2018年11月にスタートし、今年1月の「SMBC e日本シリーズ2018-19」の決着をもって閉幕した。

NPBが手がけるプロ野球初のeスポーツリーグとして、野球界の歴史にも大きな足跡を残したと言えるだろう。その偉業を称え、eBASEBALL関連資料の「SMBC e日本シリーズに出場した埼玉西武ライオンズと横浜DeNAベイスターズのサイン入りユニフォーム」「サイン色紙」「最優秀選手 なたでここ選手使用のPlayStation 4用コントローラー」「PlayStation 4用ソフト『実況パワフルプロ野球2018』」が野球殿堂博物館へ寄贈された。これらの資料は約1年間展示される予定だ。

寄贈されたeBASEBALLの関連資料。選手の使用したコントローラーが野球のウイニングボールのように飾られている

これまで、ゲームソフトの『パワプロ』が野球殿堂博物館で展示されたことはあったが、eスポーツ関連の資料として展示されることは、画期的な事象だと言える。

そこで今回、日本の野球シーンに新たな1ページを刻んだeBASEBALLについて、大会運営を担ったNPB 総合企画室 室長 髙田浩一郎氏と、コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部 副本部長 車田貴之氏から、リーグを終えた感想などを伺った。

さまざまなファンが訪れたeBASEBALLの会場

――まずは、NPBとKONAMIが組んで「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」を開催するに至った経緯をお教えください。

髙田浩一郎氏(以下、髙田):KONAMIさんの開催した大会「パワプロチャンピオンシップス 2017」を、NPBが公認したことがきっかけです。以前より懇意にさせていただいておりましたが、eスポーツリーグの共催という文脈では、これがきっかけになりました。また、ほぼ同時期にNPB内部でも「eスポーツについて何か取り組むべきではないのか」という話が出てきていたんですね。たしか、2017年の暮れくらいだと思います。そして12球団と真剣にeスポーツについて事業研究を始めた矢先、2018年の3月くらいにKONAMIさんから今回のお話がありました。

KONAMIさんからいただいたお話では、扱うタイトルが野球ゲーム『パワプロ』だったのですが、NPB内部では「NPBだからといって、野球にこだわる必要はないのではないか」という意見も出ました。議論を重ねていった結果、最終的には「両方やってみよう(※)」という答えになり、eBASEBALLを含む2つの競技タイトルで大会を開催することにしました。

大会の形態についても、さまざまなものを検討しましたが、アメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」が開催しているバスケットボールゲームのeスポーツ大会などを参考にして、やはり“リーグでやること”に意味があるのではないかと結論付け、今回のeBASEBALLを開催することに決めました。

※ NPBでは今回の『パワプロ』を用いた「eBASEBALL」だけでなく、2019年5月18~19日に『スプラトゥーン2』の大会を開催する予定。「第4回スプラトゥーン甲子園」に出場し、かつ応募のあったチームのなかから選考を行い、最終的に12球団によるドラフト会議で選ばれたチームが参戦する。

NPB 総合企画室 室長 髙田浩一郎氏

車田貴之氏(以下、車田):開催が決まったあとは、NPBさんと何度も議論を重ねて、概要を決めていきました。eBASEBALLでは出場者を“プロ野球eスポーツ選手”と位置づけることにしましたが、プロになるにはプロ野球と同じようにプロテストから始めて、ドラフト指名を勝ち取ってもらうことにしました。「もう一つのプロ野球」をテーマに設定していたので、流れはできるだけプロ野球と同じにしたかったんですよね。

具体的には、2018年7月30日からオンライン予選を開始し、その成績上位者のみが参加できるオフライン選考会を西日本と東日本で実施しました。そこで合格した36人が「eドラフト会議」に参加します。そして、各球団の指名によって、12球団を代表するプロ野球eスポーツ選手が決定するわけです。

コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部 副本部長 車田貴之氏

――そうしてプロ野球eスポーツ選手の所属チームが決まり、「もう一つのプロ野球」としてスタートしたeBASEBALLですが、シーズンを通しての感想を教えてください。

髙田:eドラフト会議では、前大会の「パワプロチャンピオンシップス 2017」や選考会の成績をもとに、ドラフト指名が行われていったのですが、実際にeBASEBALLのシーズンが始まると、ドラフト下位指名選手の活躍が目立ちましたね。

プロ野球でもドラフト上位選手が必ず活躍するわけではないですし、そこにドラマが生まれることもあるわけです。今回のeBASEBALLでもそのようなドラマがあり、人の感情を揺り動かすような結果を得られたのではないでしょうか。このような視点からも、2019年はもっと多くの人に観てもらえるはずだと手ごたえを感じましたね。

車田:回を追うごとにファンが増えていくのがわかりました。KONAMIではeスポーツ大会をいくつも開催していますが、eBASEBALLは雰囲気が違いましたね。『パワプロ』のファンだけでなく、プロ野球のファンや各球団のファン、eスポーツ自体のファンなど、さまざまな人に来ていただけました。そこに相乗効果が生まれ、プロ野球ファンがeスポーツやゲームに、eスポーツファンがプロ野球に関心をもってくださればと思います。

今シーズンでも、ファンの熱量が多くの人に伝わったことで、e日本シリーズで三井住友銀行(SMBC)さまがスポンサーとして参加してくださったのではないでしょうか。

髙田:大会を開催するにあたって、プロ野球の各球団からはマスコットを呼びました。試合の解説にはプロ野球のOBに来ていただきましたし、実況もプロ野球実況を現役で行っているアナウンサーにお願いしました。ゲームをほとんど遊んだことがないプロ野球ファンにも、そのあたりが刺さったのではないでしょうか。いろいろなタイプのファンがいて、会場で一緒に声を出して応援する。ほかではなかなか見られない光景ですよね。

e日本シリーズでは、12球団のマスコットとスポンサーSMBCのキャラクター「ミドすけ」が集結。全チームのマスコットがそろうのは、プロ野球ではオールスターゲームくらいだとか

――開幕戦は明らかにプロ野球チームのファンが多い印象でしたが、SMBC e日本シリーズではeBASEBALL選手の名前とチーム名が入った旗を振っている人を多く見かけました。eBASEBALL選手がプロ野球選手と同様に応援される存在になったのだと、確信した瞬間でした。それについてはどう感じられてますか?

車田:そうですね。いろいろな層の人がいるのは本当におもしろいですし、それぞれの層の人がeBASEBALLに興味を持ちだしているのはうれしいことです。あとは、ゲームのプレイヤー解説とプロ野球OBの解説の掛け合いもおもしろかったですね。eBASEBALLの解説をオファーするときに、内容の説明をするのが難しかったのですが、今回お願いしたプロ野球OBの方々はゲームシステムにも興味を持ってくださいました。特に、元ヤクルトスワローズ監督の真中満さんは、選手とのコミュニケーションを積極的に図ってくださって、eBASEBALLのいい雰囲気を作っていただけたと思います。

――シリーズ後半では、真中さんも選手固有の特殊能力である「チャンス○」や「調子の良し悪し」などを完全に理解していましたね。

髙田:真中さんは本当に吸収力がすごかったですね。演出については、こちらが本気度を出さなければ、観客に本気になってもらえないと思ったので、「プロ野球とはこういうものだ」というものをできる限り加えました。今後も、プロ野球と同じくらいに作り込んでいきたいですね。

eBASEBALL開幕戦の様子。左からフリーアナウンサーの田中大貴氏と元ヤクルトスワローズ監督の真中満氏、プレイヤーゲストのめし原氏

eBASEBALLをプロ野球と同じような興行スタイルへ

――SMBC e日本シリーズで、eBASEBALLの来季の開催が発表されました。来季はどのような形での運営を考えてますか? やはり野球観戦というと、ビールを飲みながら応援する楽しみもあるでしょう。ビールの売り子さんが居てくれると、さらに盛り上がると思います。あとは、選手のグッズが販売されていると、観に来る人もうれしいのではないでしょうか。

車田:いまはeBASEBALLというはじめての取り組みを終えたばかりなので、まだ来期の詳細までは決定していません。現在話し合いを進めている最中です。いかにしてファンや視聴者を増やしていくか、チーム編成や選手数、メディア対応など、しっかりまとめていく必要があると思います。

髙田:個人的には物販や会場での飲食など、みなさんが想像するような取り組みをしていきたいですね。やりたいことをすべて盛り込むことは難しいですが、それでも期待に応えていきたいと思っています。

開幕戦の様子。試合前にオンライン投票での勝敗予想が行われた

――来期のスポンサーについてはいかがでしょう。e日本シリーズではSMBCがスポンサーについたこともあり、さまざまな企業がスポンサーに名乗り出てきそうですが。

髙田:特にBtoC向け企業の方が注目してくださっているようです。実際、会場にはさまざまな企業の方が視察にいらっしゃっていたようですね。eBASEBALLは、プロ野球ファンとeスポーツファンの両方をカバーできる希有な存在でもあります。そういう部分が企業にとって興味の対象になるのかもしれません。

――では、最後に来期に向けてひと言お願いします。

車田:「百聞は一見にしかず」という言葉は、まさにeスポーツ、eBASEBALLのための言葉だと思います。単語だけ知っている状態と、実際に会場や動画で観たあとでは、eスポーツやeBASEBALLの印象は大きく変わるはずです。

eBASEBALLや『パワプロ』が好きな人は、これからプロ野球が始まるので、キャンプやオープン戦も観てほしいですね。実際にキャンプ地まで行くのは大変なので、スポーツニュースやネットニュースでチェックするのもいいと思います。そうすれば、2019年シーズンのeBASEBALLをより楽しめるようになるのではないでしょうか。

髙田:来季もさまざまな施策を実施する予定ですが、その前に一度、KONAMI公式チャンネルのアーカイブに残っているeBASEBALLの配信動画を観てほしいですね。そして、いざシーズンが始まったら、ぜひ会場に足を運んでみてください。そこには野球場と同じようなドラマがあり、感動があるので、それを実際に感じていただきたいと思います。

またNPBとしては、プロ野球eスポーツ選手がしっかりと職業になるような形を目指さないといけないと思っています。そのためにも、eBASEBALLを事業としてきちんと定着させなければなりません。ゲームではありますが、プロ野球と同じような興行スタイルへと作りこんでいきたいですね。

――ありがとうございました!

プロ野球初のeスポーツリーグとしてeBASEBALLは、成功を収めることができたと言えよう。ただし、eペナントレースは各チーム1節3試合ずつ、全5節でリーグ戦が終了し、eリーグ代表決定戦やSMBC e日本シリーズが1試合のみ、3イニング交代制という形式が正解かどうかは、検討してみる余地がありそうだ。

また、動画配信に関しては視聴者数も期待以上のものだったが、実際に会場に足を運ぶとなると、観戦環境としては設備が足りないという印象も持った。プロ選手としての報酬額についても、物足りなさを感じた人もいるのではないだろうか。

具体的な運営は検討中とのことだったが、ファンとしては、プロテストやドラフトから再スタートするのではなく、選手がある程度チームに固定されると応援しやすいように思う。プロ野球の試合前にファンと『パワプロ』で対戦するようなサービスがあれば、両者がさらに一体化していけるかもしれない。

長年「プロ野球」というリーグを手がけてきたNPB。eBASEBALLの課題はあるだろうが、その手腕に期待したいところだ。

「SMBC e日本シリーズ2018-19」のアーカイブ動画
PlayStation Vitaが近日中に出荷完了、ソニー携帯ゲーム機に幕

PlayStation Vitaが近日中に出荷完了、ソニー携帯ゲーム機に幕

2019.02.20

PlayStation Vitaの製品出荷が近日中に終了する

もともと国内生産は2019年中に終了とされていた

後継機の情報が無い現状、ソニー携帯ゲーム機の歴史途切れる?

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の携帯ゲーム機「PlayStation Vita(PS Vita)」が、近日中に国内出荷を完了することがわかった。現在のところ後継機の計画などは発表されておらず、「PlayStation Portable(PSP)」から続いたソニーの携帯ゲーム機の歴史が途切れることになる。

PS Vita

PS Vitaは、2004年に登場したPSPの後を継ぐ形で、2011年12月17日に発売された携帯ゲーム機だ。幾度かのマイナーモデルチェンジをしながら現在まで販売を続け、途中には「PlayStation Vita TV」といった派生製品も製品化された。現行モデルのPCH-2000シリーズは2013年から販売されていたが、2019年中に国内出荷を完了することになった。ちなみに、従来機のPSPが国内出荷を完了したのは2014年で、その2年後にネットワークサービスを打ち切っている。

発売当時には、無線LANに加え3Gにも対応したオンライン機能、高画質な有機ELタッチパネル、据え置きゲーム機「Playstation 3」相当のゲームタイトルが遊べるなど、性能志向の携帯ゲーム機として話題を呼んだ。同じ年には任天堂から裸眼立体視による3D体験を特徴とした「ニンテンドー3DS」が登場しており、携帯ゲーム機市場の覇権を争うライバル関係であった。

携帯ゲームの主流がスマートフォンに移り変わって久しいが、当時のスマートフォンはアップルで言えば「iPhone 4S」で、Xperiaは「Acro」、GALAXYは「S II」といったあたりが最新機種であった。ゲームタイトルも「アングリーバード」などが流行っていた時代だ。ゲームタイトルの購入方法も、メモリーメディアや光学メディアに収録されたパッケージ製品を店頭で買う時代から、オンラインでデータを購入することが一般的な時代へと移り変わった。

プレイステーションのゲームが遊べるスマートフォン「Xperia PLAY」なども

PS Vitaが終了する一方、周辺では、PS5などとしてPlayStation 4の後継機の開発が進んでいるという観測が頻繁に流れはじめた。また、今年3月のゲーム開発者会議「GDC」ではGoogleがゲーム関連の発表を予定しており、その中身が家庭用ゲーム機のハードウェアではないかという噂も聞こえてきている。