TOPANGA主催のeスポーツ チャリティーイベント開催! プロとの手合わせも

TOPANGA主催のeスポーツ チャリティーイベント開催! プロとの手合わせも

2018.12.28

TOPANGA主催で『ストV AE』のチャリティー大会が開催された

有名プロ選手含む、180以上のチームが参加

筆者もトーナメントに参加してきた

メガネショップJINSが展開する会員制ワークスペース「Think Lab」にて、『ストリートファイターVアーケードエディション』を使った5on5勝ち抜きトーナメント形式の大会「第8回TOPANGAチャリティーカップ」が開催された。本大会への参加費は、1人2000円、1チーム1万円だが、「チャリティーカップ」という名の通り、すべて日本赤十字社・東京都支部へ寄付される。

会場はメガネショップJINSが展開する会員制ワークスペース「Think Lab」。“世界一集中できる場"を目指したスペースということもあり、集中力を高める提案が数多く用意されている。eスポーツとの関わり合いも深く、プロゲーミングチーム「SunSister」を支援し、練習スペースを提供している

大会は5人で1チームのチーム対抗戦。5人集めてチームとして参加するだけでなく、1人でも、5人に満たないチームでも参加可能だ。その場合、斡旋によって急造チームが結成される。

今回参加したチーム数は180以上。優勝を目指しているチーム、チャリティーイベントへの参加が目的のチーム、ゲームイベントを楽しむチーム、有名選手に会いに来たチームなど、目的はさまざまだ。なかには、先日行われた「カプコンカップ 2018」のファイナリストなど、トッププロも参加しており、イベントとしてはファンミーティング的な意味合いもあるだろう。

特にトッププロ選手にとっては、1年間を通して世界各国で大会が行われるカプコンプロツアーと、その締めであるカプコンカップが終了した後のイベントということもあり、勝負というよりも仲間と集まって楽しむ印象が強い。喩えるなら、フィギュアスケートのグランプリファイナルが終了した後のエキシビションのような感じだ。

「カプコンカップ 2018」チャンピオンのガチくん選手(写真左)、だいこく選手(写真中)、もけ選手(写真右)
「父ノ背中」所属の女性プロゲーマー はつめ選手
eスポーツチーム「Fudoh」のハイタニ選手
「FAVゲーミング」のsako選手
「AtlasBear」のストーム久保選手
ランキング世界1位のtrashbox選手
ゴールデンボンバーの歌広場淳さんも、ケンを使用して参加。かなりの腕前で、周囲を驚かせていた
「TOPANGA」のマゴ選手

筆者参戦! プロ選手と拳を交える

筆者もPC Watch編集長が主催する「IeC(インプレスeスポーツ部)」のメンバーとして参加。初戦はいくつかのグループに分かれ、3チームによる三つ巴戦を争った。

グループで1位抜けしたチームが決勝トーナメントに進出するのだが、IeCがいるグループCは、『ストリートファイターIV』で腕を鳴らした有名プレイヤーが揃う「クソミドリディストラクション」と、主催者参加の2チームのうちの1チームであり、プロ選手ボンちゃん率いる「勝ちたがりチーム」が集まる激戦区。もはや、対戦の組み合わせを見た瞬間に、記念参加と化したが、どのみち勝ち抜けるほどの実力のあるチームではないので、プロと対戦できる機会を得ただけ、運がよかったとも言える。

初戦のクソミドリディストラクション戦は、先鋒に5タテを喰らい、為す術もなく敗退。2戦目はプロ選手のマゴ選手と有名プレイヤーミッセ選手の2人を破る快挙を見せたものの、2戦連敗で終了した。

初戦の対戦相手のクソミドリディストラクション。ミカ選手のブランカに5タテを喰らってしまった
ボンちゃん選手、マゴ選手、ネモ選手、ジョビン選手、ミッセ選手とプロがずらりと並んだ「勝ちたがりチーム」
マゴ選手と対戦する筆者。プロとの対戦は本当に良い記念になった
チームメンバーのテクニカルライターの西川善司氏。ミッセ選手を破り、ボンちゃん選手と対戦した

また、動画配信が行われていた部屋には、自由にプレイできる野試合用の対戦台が複数用意されており、これから対戦をするチームの練習や、すでに敗退した選手による野試合などが行われていた。

ここでもさまざまな選手と対戦できるチャンスがあり、かく言う筆者も、オンラインランキング1位のプロ、trashbox選手と対戦することができた。このように、有名プレイヤーと手合わせしたり、近くでプロ選手のプレイを目の当たりにできたりすることも、TOPANGAチャリティーカップの醍醐味と言えるだろう。

練習用、野試合用の対戦台が多数用意されており、試合前後の時間も有意義に過ごすことができる
別室には献血ルームも。試合を終えた選手の多くが献血に参加していた。歌広場さんも呼びかけでサポート

sako選手圧巻の5連勝でTOPANGAが優勝

トーナメントの決勝には、主催者チームの1つで、ときど選手やsako選手が参加している「TOPANGA」と、若手プロ選手のジョン竹内選手や実力者のパウエル選手率いる「GOLDEN DRAGON」の2チームが勝ち残った。

GOLDEN DRAGONは、この日絶好調のパウエル選手の活躍が光っていたが、それ以上に好調だったのがTOPANGAのsako選手。GOLDEN DRAGONの先鋒のぐち選手のガイルが、TOPANGAすなお選手のかりんに勝利するものの、TOPANGAの次鋒、sako選手が貫禄の勝利で敵を討ち、そのままジョン竹内選手(ラシード)、パウエル選手(キャミィ)、ゆずぽんず選手(ベガ)、クラッシャー選手(バーディ)を倒して、怒濤の5連勝で優勝を決めた。

優勝したTOPANGAチーム
締めの挨拶をするTOPANGA代表の豊田風佑氏
参加費以外にも数多くの募金が寄せられた

今回のイベントでは参加費だけでも200万円近い金額が集まった。同時に開催した献血も多くの人が参加し、チャリティーイベントとして大成功を収めたと言えるだろう。参加者の多くは、寄付をしたというよりは単純にチーム対抗戦を楽しんでいる趣もあり、運営も参加者も、日本赤十字社もThink Labも誰もが満足し、幸せになったチャリティーイベントだったのではないだろうか。

『シャドバ』世界一が決定! 1億円の賞金に元サッカー選手の前園さんも驚愕

『シャドバ』世界一が決定! 1億円の賞金に元サッカー選手の前園さんも驚愕

2018.12.21

カードゲームアプリ『シャドウバース』の世界大会が日本で開催された

賞金1億円を手にした世界王者ふぇぐ選手にインタビュー

特別ゲストの元サッカー日本代表・前園さんにも感想を伺った

Cygamesは12月15~16日の2日間、カードゲームアプリ『シャドウバース(シャドバ)』の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」を幕張メッセで開催した。この大会は、優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)、賞金総額131万ドル(約1億4400万円)という国内屈指の高額賞金を出す点でも注目を集めた。

優勝したのは、よしもとLibalentに所属するふぇぐ選手。並み居る強豪を抑え、世界王者に輝いた。

見事優勝を果たし、賞金100万ドルを手にしたふぇぐ選手

世界の強豪24人が幕張メッセに集結し、トップの座を争う

幕張メッセには、オンライン予選などを突破した24名の強豪が世界中から集まった。まず初日は、その24名でスイスドロー方式の対戦を8試合ずつ実施。グランドファイナルに進む8名のプレイヤーを決める。そして、翌日のグランドファイナルでは、「世界で最もシャドバの強い1人」を決定するトーナメント戦がローテーションBO5(5戦3先勝 勝ち抜け)方式で行われた。

グランドファイナルには、日本人4名、海外勢4名と国際色豊かな顔ぶれが進出した

グランドファイナル初戦を突破し、ベスト4に進んだのは、ふぇぐ選手、ソルト選手、Riowh選手、Potwasher選手の4人だ。

セミファイナル1戦目は、「ふぇぐ選手 対 Riowh選手」というカード。Riowh選手は、前日の予選を1位の成績で勝ち上がった優勝候補の大本命だったが、最終戦までもつれ込む熱戦の末、ふぇぐ選手が勝利を手にした。

続く、セミファイナル2戦目は「ソルト選手 対 Potwasher選手」という組み合わせ。唯一残っている海外勢のPotwasher選手が僅差で勝ち抜き、決勝戦へと駒を進めた。

決勝戦の前には、セミファイナルで敗退したプレイヤー同士による3位決定戦が行われ、Riowh選手がソルト選手を打ち破り、世界3位を獲得した。

大会1日目で圧倒的な強さを見せたRiowh選手
Riowh選手を打ち破り、決勝に進んだふぇぐ選手
世界4位となったソルト選手

そして、迎えた決勝戦。ふぇぐ選手とPotwasher選手は互いに譲らず、決着は最終戦までもつれ込んだ。しかし、最後の最後にふぇぐ選手が、最も引きたかったカードの「ポセイドン」を引き当てるという“神がかり的なヒキ”を見せ、見事勝利を収める。このヒキは「100万ドルのポセイドン、1億円のポセイドン」と称えられた。

ベスト4唯一の海外勢であるPotwasher選手。惜しくも決勝で敗退し、世界2位となった。最後のコメントで「今80万ドルを失った」とユーモアのあるコメントを残し、会場の笑いを誘った(2位の賞金は20万ドル)
『シャドウバース』の木村プロデューサー。大会総括で「Shadowverse World Grand Prix」の来年の開催も言及。賞金も今年と変わらず1億円と発表した

世界一に輝いたふぇぐ選手の優勝後インタビュー

大会終了後、優勝したふぇぐ選手にインタビューを行い、「Shadowverse World Grand Prix 2018」を振り替えってもらった。

優勝したふぇぐ選手

――優勝を決めたお気持ちはいかがでしょうか。

ふぇぐ選手(以下ふぇぐ):100万ドルのポセイドンが輝きました! うれしいです!

――優勝した要因はなんだったと思いますか?

ふぇぐ:決勝はミスもありましたが、準決勝まではこれまでやってきたことが実践できたので、それがよかったと思います。

――賞金の1億円の使い道は決めていますでしょうか。

ふぇぐ:金額が大きすぎてまだピンときていません。とりあえず、マンションを買いたいです。

――最近ではeスポーツが注目されていますが、どんなところに広めていきたいですか。

ふぇぐ:観ている全員で声を出して共感できることが、ゲームの良いところだと思います。なので、そういう面をもっと知ってもらいたいです。

――1日の練習時間はどれくらいなのでしょうか。

ふぇぐ:10時間から14時間くらいはやっていると思います。昨日もずっとやっていて、実は2時間くらいしか寝てないんです。

――最後にひと言お願いします。

ふぇぐ:『シャドウバース』は良いゲームなので、皆さんもっと遊んでください!

元サッカー日本代表・前園さんがeスポーツを実際に観て感じたこと

また、会場には特別ゲストとして、元サッカー日本代表の前園真聖さんも訪れており、すべての試合を観戦していた。もともとeスポーツの存在は知っていたが、実際に大会を目にするのは初めてということだったので、今大会について感想を聞いてみた。

大会の司会を務めた平岩康佑アナウンサー(写真右)。特別ゲストとして参加した前園真聖氏(写真中央)。平岩氏とともに司会を担当した枡田絵理奈さん(写真左)

――eスポーツの大会を実際に観て、感想はいかがでしょうか。

前園さん(以下、前園):テレビや映像で何度か観たことはありましたが、現場に来たのは初めてです。大会規模や会場の熱気に圧倒されました。

――サッカーと比較してみて、違いなどは感じましたか?

前園:eスポーツは、サッカーゲームや今回のカードゲームなどいろいろな種類がありますが、対戦することについては、まさにサッカーと同じですね。相手を分析し、作戦を練って、その上で、現場で対応していくのはサッカーと一緒だと感じました。

――オリンピック競技になるのでは? という意見もありますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。

前園:今回の大会は優勝賞金が1億円で、びっくりしています。賞金以上に大会の規模などを考えるとオリンピック競技になる可能性はあるでしょう。個人的な意見としては、種目になってほしいですね。

――子供の頃にハマったゲームはありますか?

前園:『ドンキーコング』や『アイスクライマー』などをやっていたのを覚えています。ゲームばかりやっていて親に怒られていました。今は、子どもたちが「eスポーツ選手になる」という夢を持てる状況になりつつあるので、私たちの時代とは違いますね。

――前園さんがプロ選手になったころ、「Jリーグ」は設立したばかりだったと思います。現在のeスポーツと、黎明期として共通する点があると思いますが、その経験からeスポーツ選手へのアドバイスなどはありますでしょうか?

前園:現在はプロスポーツチームもeスポーツに参入しており、ゲームをプレイする選手が夢見る職業になりつつあります。なので、次世代の選手となる子どもたちが憧れる選手になってほしいですし、そういった選手がもっと出てきてほしいですね。

公認大会の総賞金は1億円越え! 日本eスポーツ連合の「今年」と「未来」

公認大会の総賞金は1億円越え! 日本eスポーツ連合の「今年」と「未来」

2018.12.14

JeSUが発足初年度の活動総括と来年以降の取り組みについて発表

年間の公認大会は34大会、賞金総額は1億円を超えた

今回ビックカメラが新たなスポンサーに加わることが決定

2019年以降も国際的なeスポーツの取り組みに力を入れるという

12月13日、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は、今年1年の実績と来年に向けた活動について発表する記者説明会を開催。まずは、今年の実績について、岡村秀樹会長から説明が行われた。

JeSU会長 岡村秀樹氏

設立初年度でJeSU公認大会の賞金総額は1億円オーバー

JeSUは今年1月22日に発足し、2月1日から活動を開始。日本におけるeスポーツの振興を目的に活動を進めており、2月に開催した「闘会議2018」では、JeSU認定タイトルの制定とプロライセンスの発行を行った。

岡村氏は「ライセンスの発行によって、賞金付きeスポーツ大会の開催を実施しやすくなりました。設立初年度に行われた公認大会34大会の賞金総額が1億2977万円を記録し、JeSUの活動として、これは成功したと言えるでしょう」と胸を張った。

今年1月に発足し、2月より活動を開始したJeSU
2月に開催した闘会議では16人にプロライセンスを発行。同イベントでは賞金総額2815万円のeスポーツ大会も実施された
JeSUのライセンス認定タイトルは11タイトルまで増えた。公認大会は合計で34大会。賞金総額は1億円を超えた

6月には「アジア競技大会」の国内予選を行い、ジャカルタ パレンバンに3名の選手を派遣。『ウイニングイレブン』部門では、見事、初の金メダリストが誕生した。

9月の「東京ゲームショウ2018」では「e-Sports X」ブースを設置し、フェイエノールトと浦和レッズの『FIFA 18』国際親善マッチをはじめ、さまざまなeスポーツイベントをサポート。そして、11月に台湾で開催された「第10回 eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」では、『鉄拳7』の破壊王選手が銀メダルに輝き、デモンストレーション競技として急遽採用となった『モンスターストライク スタジアム』の日本チームは、金・銀メダルを独占する快挙を成し遂げた。

また、上記のような大会開催や国際大会への選手派遣だけでなく、JeSUは国際eスポーツ連盟(IESF)の正規会員登録という実績も残している。

これらJeSUの貢献もあってか、eスポーツという言葉自体の認知度も格段に上がり、「新語・流行語大賞のトップテン入り」や「ヒット商品番付の小結」にも選ばれた。

台湾で行われた「第10回 eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」では、『鉄拳7』で破壊王選手が銀メダルを獲得。『モンスト』もデモンストレーション競技に採用された
IESFの正会員加盟も決定。「準加盟で実績を積んでから正会員へ昇格する」というのが一般的なケースであるが、今回日本は異例のスピード加盟を実現した
話題の言葉として「eスポーツ」が認知されつつある
eスポーツは来年の国体の文化プログラムとしても採用された

なお、今回の説明会では、新たにビックカメラが公式スポンサーの仲間入りを果たしたことも発表された。

これまでのスポンサー6社にビックカメラが加わった

闘会議とJAEPOでは日本代表vsアジア代表の国際戦を実施

次に来年、「闘会議2019」と「ジャパン アミューズメント エキスポ(JAEPO)2019」と同時に開催される「eSPORTS国際チャレンジカップ~日本代表vsアジア選抜」について、JeSU副会長の浜村弘一氏から発表があった。

この選抜大会は、JeSUとアジアeスポーツ連盟(AESF)による共同開催で、2団体が承認する4タイトルで対戦する。競技タイトルに選ばれたのは、『ウイニングイレブン 2019』『Counter-Strike:Global Offensive』『ストリートファイターV アーケードエディション』『鉄拳7』。選抜選手や競技方法などは、近日中に発表する予定だ。

JeSU副会長 浜村弘一氏
闘会議2019、JAEPO2019と同時に開催される「eSPORTS国際チャレンジカップ~日本代表VSアジア選抜」。賞金総額は4タイトル合計で1500万円

最後に、地方のeスポーツプレイヤーの育成や支援、イベントの開催などを後押しするための、JeSU地方支部開設について発表された。

まずは、JeSUの前身である日本eスポーツ協会時代の地方支部として機能していた11団体を、JeSUの地方支部として認定。今後も地方支部の数は増やしていく予定だが、早急に事を進めることはせず、実績を積んだ団体に対してじっくりと審査を行い、認定していくとのことだ。

1月21日より活動が開始されるJeSUの地方支部。地方のeスポーツ活性化を後押しする。開設されるのは、北海道eスポーツ連合(金子淳)、山形県eスポーツ連合(成澤五一)、富山県eスポーツ連合(堺谷陽平)、石川県eスポーツ連合(島倉福男)、東京都eスポーツ連合(筧誠一郎)、静岡県eスポーツ連合(山崎智也)、愛知県eスポーツ連合(片桐正大)、大阪府eスポーツ連合(管野辰彦)、兵庫県eスポーツ連合(五島大亮)、岡山県eスポーツ連合(本村哲治)、大分県eスポーツ連合(西村善治)の11支部(1月21日より)。()内は会長名

課題ややるべきことが山積しているJeSUにとっては、まだまだ通過点ですらない状態ではあるが、それでも1年目として十分な成果を上げたのではないだろうか。浜村氏は説明会で「IPホルダーができないことをやっていく」と述べたが、来年以降も国と国の折衝や国への働きかけ、国際大会への進出などに期待したいところだ。