どんな現場にも乗って行ける! 安東弘樹、「MINI」の独特な立ち位置を語る

安東弘樹のクルマ向上委員会! 第10回

どんな現場にも乗って行ける! 安東弘樹、「MINI」の独特な立ち位置を語る

2018.12.18

「どちらかといえば、ミニはブランドを売るメーカー」

課題は自動化と電動化? いかに“らしさ”を残すか

京都・太秦にも乗って行ける「すご過ぎない」ミニ

「MINI」(ミニ)についてビー・エム・ダブリュー株式会社で取材中の安東弘樹さん。クルマに詳しくない人にも「かわいい!」といわせてしまうミニは、稀有な存在だと感じているそうだ。

ブランドの統一感を大事にするミニ

安東弘樹さん(以下、安):自動車メーカーのブランドショールームが好きで、ミニにもよく行ってるんですけど。

ビー・エム・ダブリューの丹羽智彦さん(以下、丹):何か違います? 他のブランドと。

:統一感ではミニが一番ですね。行くだけでワクワクします。やっぱり、妻とか息子を連れて行くと、反応が全然ちがうので。うちの妻は普段、ディーラーに行っても全く反応しないんですけど、先日、お台場のショールーム(江東区青海にある「MINI TOKYO BAY」のこと)に行ったとき、第一声で「うわ、かわいい!」っていって、すごく喜んでたんですよ。

ミニを見に行ったときは、家族の反応が違ったと安東さん(取材風景の撮影:安藤康之)

:いるだけで楽しいというのは、やっぱりミニが一番じゃないですかね。しかも、威圧感がなくて、入りやすいし。輸入車ってやっぱり、人によっては敷居が高いという部分があるじゃないですか。有明はオシャレなんで、入る瞬間はちょっと緊張するんですけど、入って、ミニの方に曲がった瞬間(有明の施設はMINIとBMWが隣接している)、一気に「かわいい」というか、そこがすごい。高級感がありながら、親しみやすいというのは、たぶんミニくらいしかないんじゃないですかね。

有明にある「MINI TOKYO BAY」

:ミニって、商品以外の部分でブランドを確立しているところがあって。単にクルマを売っているだけではなくて、どちらかといえば、ブランドを売るというメーカーになっているんで。

:あと、地方にいっても、ミニはCI(コーポレート・アイデンティティ)が完璧じゃないですか。徹底してるのってミニくらいで、うちの近くの「千葉北」(「MINI 千葉北」のこと)も、規模は小さいですけど、お台場をそのまま小さくしただけというか。そこは感心しますね。

自宅近くの販売店も当然ながらチェックしている安東さん

ミニが大事にするブランド、プロダクト、ヒト

ビー・エム・ダブリューの前田雅彦さん(以下、前):ミニのビジネスをやっていく上で、大切にしているものが3つあって、1つはブランド、1つはプロダクト、もう1つはヒトなんですよ。ブランドに関しては、ミニの世界観を感じてもらいたいので、店舗も統一させてもらっているし、ブランド観というものもどんどん訴求していこうといってます。

ミニのブランドに関しては、今までは真っ黒で統一して、ライトはピンクだったり黄色だったり、緑だったりと派手めなものをつかってたんですけど、2~3年前からは方向性を少し変えて、お台場なんかは特にそうなんですけど、プレミアム感を高めているというか。ブランドイメージ自体をお客様に飽きられないように、変えたりもしているんです。

:そのあたりって、どのくらいディーラーさんに任せてるんですか? ある程度は徹底してやっている?

:うち(ビー・エム・ダブリュー)はドイツ本社から徹底されますし、弊社もディーラーさんに徹底していただいてます。店舗って、家具を変えたりするとお金が掛かるじゃないですか。内装もそうだし。店側としては、あまりやりたくないことでもあると思うんですけど、それよりもやっぱり、ブランドをお客様にキチンと感じて、見ていただくことが重要なので、変えてもらえるようにしていってます。

:うちの近くって、ありとあらゆる輸入車販売店が並んでて、千葉県なので、都心ほどは(店舗のイメージ統一などが)行き渡るのが早くないんですけど、ミニだけは最初から徹底されてて。変な話、BMWにもできないレベルでできているのがびっくりなんですけど、何か差はあるんですか?

:それは、同じ温度感でやってるんですけどね。ただ、ミニでは、お客様の目に付くところだけではなくって、サービス工場でも指定のタイルを敷いたりとか、細かくやってますね。

ビー・エム・ダブリュー広報部製品広報マネージャーの前田雅彦さん

:それって、ある程度は経済力がないとできないことですよね。そういうのはどっちが払うんですか?

:基本はディーラーさんですけど、うちももちろん。

:多少はサポートしてます。やっぱり、投資は高いんですけど、それによって印象が変わってくるので、そこはディーラーさんにもお願いして。

:そこまでして守るのが、ブランドなんですね。

:そういうブランドだからこそ、これだけの価格でも、お客様にワクワク感を訴求できるので、そこは負けられないポイントです。

BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティングでプロダクト・マネージャーを務める丹羽智彦さん

ミニの課題は電動化? 個性を守りつつ次世代へ

:それでは、今後の課題とか目標は?

:えーっと、いろいろあります。例えば、電動化の時代にどうするかとか。あと、日本固有の問題としては、本当に、安全性って、自動運転なんかも、日本固有ですごい次元に向かっていて、そこには対応しなければいけませんよね。

ただ、それを一方的にやってしまうと、どうしても運転する楽しさはなくなってきてしまうので、ブランドのバリューとして大切にする部分と、どう折り合いを付けるか。そのあたりが懸念でもあり、やるべきことでもありますね。

:ミニには今、レベル2のACC(※)は普通に付いてましたっけ?

※編集部注:自動運転レベル2のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)のこと。高速道路で前のクルマとの車間距離を保ちつつ、一定の速度で走ってくれる機能

:普通にではなく、オプションですね。大きいクルマだと、「クーパー」(というグレード)から標準装備にしてますけど。

:そこのところの要望とかってどうです?

:はっきり分かれていて、好きな人は好きですし、嫌いな人の中には「外してくれ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。まだ、移行期間なのかなという感じですかね。

:でも、ミニってどちらかというと……

:そうなんです、どちらかというと「運転したい」とおっしゃる方に選んでいただいているので、そこまで他社に合わせる必要があるかどうか。当然、開発コストもかかるんで、それを価格に転嫁できるかというと、そこまでビジネスとして判断できていないので、検討要素ですね。

クルマの個性によって、自動化や電動化との相性は違ってくるようだ(画像は左がハッチバック・モデルの「コンバーチブル」、右が同「3ドア」、提供:BMW Group)

:ミニを買う人の割合って、国産車から来るケースと輸入車から来るケースでいえば、どうなんしょう?

:国産車からの割合は、少し上がってきてます。まだ輸入車からの方が高いですけど。

:電気自動車(EV)はまだ、カタログ的には入れてない?

:まだないですね。将来的には入れていかなければなりませんが、まだ少し先です。

:本国では、結構前から……

:コミュニケーションしてますよね。欧州では、来年の後半にも市場投入すると聞いてます。

ミニ「クロスオーバー」のプラグインハイブリッド車(PHV)「MINI Cooper S E Crossover ALL4」は日本でも購入できる

:私自身、EVのミニにはあまり興味ないんですけど、税制も含め、いいタイミングで入れていかなければならないんでしょうね。フォルクスワーゲンは「e-Golf」(「ゴルフ」のEV)を入れてますけど、まだミニでは、早急にという感じではない?

:それが主流になるほど、まだお客様のパーセプションというか、ご興味がそこまで来ていないかなと思います。いつかは来るだろうけど、という感じですね。ただ、最近のいろんなリサーチを見ていると、「次にクルマを買うならEVも候補に入れる」というお客様も増えているようなので、検討の必要はあります。

:EVにする時に、“ミニはミニ”というか、ライド感は残るんですかね?

:それは残すと思います。それをなくしてしまうと、1つの価値をなくしてしまうことになるので。ちなみに、なぜEVのミニには興味がないんですか?

:航続距離が短いからです。私はひとっ走り1,000キロなんで。だから、私はガソリンもハイブリッドも選択肢に入らないくらいなんですよ。私みたいに、松江(島根県)までひとっ走りという人には、ディーゼル以外の選択肢はないですね。財布だけの話ではなくて、CO2の排出という意味でも、燃費がいいということは、すなわち、ハイブリッドよりもディーゼルの方がいいんです。

日本には少ないタイプだと思いますけど、毎日、最低でも100キロは走るんで。私の「F-PACE」(ジャガーのSUV)は、うまくいけば無給油で900キロ走るんですよ。タンクが60Lと少なめなので、1,000キロは無理だとしても。だから、全部がディーゼルになって欲しいくらい。低速のトルクがあるし、ドライバビリティもいいし、圧倒的に疲れないので。

:なるほど。

これがジャガー「F-PACE」(画像提供:ジャガー・ランドローバー・ジャパン)

:で、安東さんのショッピングカートに今回、「クラブマン」を入れてくれたのは、どういう理由で? 「遊びぐるま」ですか?

:それは完全に、下手したら、ポルシェの代わりくらいです。ただ、カレラ4S(ポルシェの「911 カレラ 4S」)に乗ってるんで、MTと四駆が必須なんですね。四駆で速いクルマで、MTでサイズ感も丁度いいとなると……。クラブマンに四駆のMTがあれば買ったのになー、とは思ってます。3ドアにはMTの設定があるし、本国にもあるんですけど。

:もう、本国のサイトを見るのはおよしになっては(笑)

:でも、私が少数派というのは、よく認識してますんで。私が欲しくなるような仕様が出て、ミニがガレージに入るのを楽しみにしてます。

安東さんのガレージにミニが入るかどうかは今後の仕様次第といったところか

ミニは現場に気兼ねなく乗っていける稀有なクルマ

:ミニって、どこに行っても、どんな現場に乗って行っても恥ずかしくなくて、でも威圧感を与えない、稀有なブランドだと思いますね。やっぱり、京都の太秦にポルシェで行く自信はなかった(※)ですもん。

※編集部注:テレビドラマの撮影で、京都の太秦までクルマで出掛けた安東さんだったが、出演者本人がクルマを運転して太秦入りするのは珍しいことらしく、警備の方に「安東です」と名乗ると、「ご本人は乗ってます?」と聞き返されたとのこと。ご本人によれば「オーラないんで(笑)」だそう

:なんかこう、イメージなのか、局アナ時代の名残なのか、法律があるわけではないんですけど、どういう風に見られるか分からないので。でも、ミニだったら、「おしゃれ」「分かってる!」みたいな感じになるし。

:不思議なブランドなんですよね。例えば、メカだったらフェラーリとか、電気だったらテスラとか、そういうブランドみたいに、すごい立ち位置にはいないというか。ミニって、特別なポジションに置いていただいてるんで、そこはありがたいですし、大切にしたいです。

ほかのクルマと見間違うことのないデザインも含め、ミニは独特な存在だ(画像は「クラブマン」、提供:BMW Group)

ミニは「どんな現場にでも乗って行けるクルマ」だと安東さんは話す。それはなぜかといえば、やはりミニのブランドイメージによるのだろう。この流れで、安東さんとビー・エム・ダブリューのお二方に、編集部からも質問をぶつけてみた。その模様は、また次回お伝えしたい。

何か1つが欠けている? 安東弘樹、「MINI」でクルマ選びの悩みを訴える

安東弘樹のクルマ向上委員会! 第9回

何か1つが欠けている? 安東弘樹、「MINI」でクルマ選びの悩みを訴える

2018.12.11

条件が多い安東さんのクルマ選び

日本に入る輸入車の仕様が「好みと違う」のはなぜ?

ミニが日本で好調な理由とは

「MINI」(ミニ)の上質感はどこから来るのか。その源泉を探るべく、ビー・エム・ダブリュー株式会社を訪れた安東弘樹さん。ミニの商品ラインアップについて話をするうちに、安東さんは自身のクルマ選びにまつわるクルママニアならではの悩みを語り始める。

ビー・エム・ダブリューで「MINI」について取材する安東さん(取材風景の撮影:安藤康之)

ジョンクーパーワークスにはマニュアルを!

安東さん(以下、安):今度はミニの商品ラインアップについてうかがいたいんですけど、個人的には、まず、「ジョンクーパーワークス」(JCW:John Cooper Works、ミニのハイパフォーマンスモデル)には全部、マニュアル(トランスミッション、MT)を入れて欲しいんですよ。あと、ディーゼルエンジンに四駆を組み合わせて欲しいという思いが強くて。「クロスオーバー」(というミニの車種)には(ディーゼル×四駆の組み合わせが)あるんですけど、なぜか「クラブマン」では、ガソリンと四駆が組み合わせてあって、ディーゼルはFF(前輪駆動)だけになってますよね。

ミニ「クロスオーバー」(画像提供:BMW Group)

:クラブマンのJCWにMTがないのはマニア的に少し寂しいですし、ネットでも、そういう意見の方はいるみたいですよ。これって、どういう判断なんでしょうか。JCWでMTにしたくないという意見はまだ分かるんですけど、四駆については、明らかにディーゼルエンジンとの方が親和性がありますし、需要もありそうに思えるんですけど。

ビー・エム・ダブリューの丹羽智彦さん(以下、丹):現行モデルに関しては、それ(ディーゼル×四駆)がまだなされてないんですが、将来的にどうするかはご指摘の通りで、親和性も理解しています。ディーゼルエンジンについては、マーケットの認知が全体的によくなってきていて、そういう意味でニーズがあるのは理解しているんですけど、現行世代では、そこまで舵を切れなかったのかなと。

ビー・エム・ダブリューの前田雅彦さん(以下、前):クラブマンのディーゼルに関していうと、四駆と組み合わせたものは確かにないんですけど、安東さんのおっしゃるところはまさしくそのとおりで、それを含め、クラブマンの後に売り出したモデル、例えば最近モデルチェンジしたクロスオーバーでは、ディーゼルエンジンと四駆の組み合わせをラインアップしたんですよ。

:最初から入ってましたもんね。それは嬉しかったんですけど。

:それで、JCWのMTなんですけど、今の世代の前の商品では全部、JCWにMTを用意してました。「3ドア」も「クーペ」も「ロードスター」も。ですが、ラインアップを見直す中で、あまり(販売台数が)出ないモデルに関しては、ちょっと減らしているというのが現実です。

ミニ「ロードスター」(画像提供:BMW Group)

:あとは、3ドアはキビキビ走るお客様も多いのでMTを残しているんですけど、クラブマンは3ドアに比べ、もうひとつ上の上質なモデルにあえてしているという理由もあります。今、ミニが全体的にプレミアムブランドとして底上げしていて、特にクラブマンとクロスオーバーは、もっとプレミアムに振っていく中で、(これらの車種では)ゆったりとJCWを楽しんでいただければ、ということでAT(オートマチックトランスミッション)だけにしているんです。

:確かに、そうなってくると、クラブマンとクロスオーバーだと、奥さんと旦那さんが両方、運転するケースが増えるかもしれませんしね。

:確かに現行世代のクラブマンは、前世代よりもサイズアップしていますし、客層的にも、今までは若干“2台目のクルマ”という感じだったのを、今世代は、「ファミリーに1台ということであれば、このクルマもどうぞ」という感じにしているので。

:まあ、それはすごく理解できますね。

:ただ、クラブマンとクロスオーバーのJCWには、「スポーツAT」(※)が……

※編集部注:「スポーツAT」では、ハンドルにシフトパドルという装置が付いていて、ドライバーは自身でシフトポジション(1速とか2速とか)を選んで走行できる

:それは選べますね。そこは一番大事なポイントだったんで、ディーラーで確認してあります(笑)

:それでご勘弁というか(笑)、スポーツ走行をお楽しみ頂ければと思うんですけど。

ビー・エム・ダブリュー広報部製品広報マネージャーの前田雅彦さん

ディーゼルエンジンには四駆を!

:四駆の組み合わせも不思議で、逆に、ガソリンエンジンの四駆って、需要があるのかなと思うんですよね。ディーゼルエンジンと組み合わせた方が、台数としても出る気がするんですけど。どちらのエンジンにも四駆がないというのであれば分かるんですけど、なぜガソリンだけなんでしょう。

:クラブマンの場合、今のクルマは2世代目なんですけど、これの誕生時はミニ自体にディーゼルがなくて、ガソリンのみだったんです。その時、BMWではディーゼルを入れてたんですけど、ディーゼルというのがどんな感じか、うちの中でもビジネス的に見極めていたところだったんで。

:先代(初代クラブマン)にもありましたっけ? ガソリンの四駆。

:先代の時は、四駆自体がなかったので。

:つまり、今の世代(2代目=現行型クラブマン)が生まれたときに、前例はないけど、一番高いモデルに、四駆を入れてみようということになったわけですね。

:今後のラインアップの見直しであったり、マイナーチェンジであったり、モデルチェンジのタイミングでは、(ディーゼル×四駆の組み合わせが)入る可能性は十分にありますよね。

ミニ「クラブマン」のディーゼルエンジン車にもそのうち、四輪駆動が設定されるかもしれない

全てのクルマに何か1つが欠けている

:不思議なんですけど、自分が買おうと思うクルマに、何か1つが必ず欠けてるんですよね。見事に、全メーカーの全てのクルマに何か1つが欠けてて。

例えばボルボだったら、シートベンチレーションが付くクルマにはシフトパドルが付かない。メルセデス・ベンツの「オールテレイン」(「E220d 4マチック オールテレイン」のこと。Eクラスのステーションワゴンをベースにしたクロスオーバー車)も欲しいなと思ったんですけど、これは前席と後席で別々にエアコンの温度を調節することができなくて。

うちの奥さんが極端な寒がりで、私が極端な暑がりなので、前後を別々にできるのは必須なんです。今のジャガー(安東さんが乗っているのは「F-PACE」というSUV)は4ゾーン(前後左右、4つのエリアで温度調節できる)でできるんで、快適にやってるんですけど。

:左右だけじゃなくて、前後も必須?

:ええ、前後も。Eクラスほどのクルマで、それができないのが不思議なんですけどね。もうひとつ、これは必須ではないんですけど、ステアリングホイールヒーターも付いてなくて、「え、Eクラスなのに!」って。もう、自分を困らせるために仕様を決めてるんじゃないかって思うくらいで。だから、全部そろっているのがジャガーランドローバー系だけなんですよね。ジャガーは一番下の「XE」から、全部選べるんですよ。4ゾーンも、シートヒーターも、ベンチレーションも、ステアリングヒーターも。

:うち(BMW)の「5シリーズ」でも4ゾーンが選べるんじゃないかな? プチ自慢なんですけど、BMWはエアコンの温度設定が0.5度刻みでできますよ。

:ただ、5シリーズを選べないのはなぜかというと……

:何か足りなかったのかな?

:BMWって、SUV以外では四駆とディーゼルの組み合わせが選べないんですよ。

前&丹:うーん……ないですね。

※編集部注:例えば、BMWのSUV「X5」にはディーゼルエンジンと四輪駆動(BMWでは「xDrive」という)の組み合わせがあるが、セダンとワゴンが選べる「5シリーズ」にはその組み合わせがない。安東さんは都内への通勤にも使えるサイズ感のクルマを探しているので、現在乗っているジャガー「F-PACE」と寸法がほとんど変わらないBMW「X5」は、この場合、選択肢に入らないようだ

スペック暗記王の安東さんが本領発揮!

:なぜ、ここまで俺を困らせる! というか。で、本国(BMWでいえばドイツ)には、全部あるんですよね、私の欲しい設定が。オールテレイン(メルセデス・ベンツ)の4ゾーンも、本国にはあって、選べる。なんでこんなに、日本に住んでいると、自分の選べるクルマが一挙に減るんだろうと思っていて。

:そんな安東さんのために(笑)、うち、入れたんですよ、「7シリーズ」にディーゼルの四駆を。

:あ、「740」(クリーンディーゼルエンジンを搭載する「740d xDrive」「740Ld xDrive」というクルマ)ですよね。でも、セダンなんですよね……

前&丹:ハッハッハ(笑)。

BMW「740」(画像提供:BMW Group)

:後ろのハッチバックは必須なんですよね。全部、何かが欠けてるんですけど、そろうのが今、ジャガーランドローバー系だけなんですよ。

で、今度、ジャガーランドローバーで困ることは、でかいんです、全部。幅が2m級なんですよ。「ヴェラール」(レンジローバー)は1,930mm、私のF-PACEは1,935mmなんで、ここの(ビー・エム・ダブリューが入居するビルの)駐車場に入んないですから。オールテレインは1,860mmで、5シリーズは1,870mmだから……

:(スペックがすらすら飛び出す様子を見ながら)すごいですね……

:台本等はなかなか頭に入りにくくて、「あ、VTR振り忘れた!」ってこととかあるんですけど、クルマのことはどんどん入ってくるんですよね(笑)。仕事にいきないかなーと思うんですけど。

で、クルマの仕様なんですけど、全てが“かすって”いて、私の好みのがないという、すごい状況になってて。

:マックスで95点みたいな。

:全部が95点なんですよね。「740d xDrive」もワゴンだったら買うし、クラブマンのディーゼルも四駆だったら買うし、オールテレインも4ゾーン、せめて3ゾーン(前席の左右と後席で別々に温度調節できる)であれば、とか。ここまで細かく見る人もいないんでしょうけど(笑)。オールテレインを見つけたときは、「よし、やっとか!」と思ったんですけど、よく見てみると、「まじか!」ってなって。

:(丹羽さんに確認する感じで)「3シリーズ」(BMW)のグランツーリスモだったら、ディーゼルの四駆じゃなかったけ?

BMW「3シリーズ グランツーリスモ」(画像提供:BMW Group)

:そうです。でも、4ゾーンができないし、ベンチレーションが付いてないんですよ。だから、どんなクルマも「コレだけがない」というんで買えなかったりするんです。

シートベンチレーションって、真冬でも使うんですよ。シートヒーターと両方を使うくらい。背中が“灼熱地獄”になるので、もし「アルカンターラ」(スエード調の高級なシート素材を作る会社)のシートに乗っちゃったら、暑くて途中で降りちゃうかもしれないってくらいで。運転してると発熱するのかな。

だから、これだけうるさい客もいないと思うんですけど、本当に今、八方ふさがりで、どうしようもないという状況で。ほかのクルマに付いているのであれば付けられない装備ではないと思いますし、本国では現に付いてたりするんですけどね。

運転していると発熱する? というクルママニアの安東さん

海外のサイトを見ると「うわ、全部ある…」

:なかなか、全てをかなえるっていうのが今、難しくて。各メーカーが、より効率のいい販売になってしまっているので、どこかしら、妥協点が発生しちゃうんですよね。

:だから、イギリスのサイト等を見てると、「うわ、全部ある……」みたいになっちゃって。でも、そんな細かいところまではお客さんも見ないと思いますし、効率というか、利潤のこともあるし、理解はできるんですけど。日本に入れる仕様を決めるのは、どういうプロセスなんですか?

:やっぱり、過去の実績がメインですね。トレンドも少しずつ変わりますので、それは反映しますけど、基本的な機能というか、例えばシートヒーターなんかは装着率で見たりできますし、それらを考慮して、仕様を変えたりはしてます。

:逆にいうと不思議なのは、欧州はそれでも(いろんな仕様をそろえても)、採算が合うってことですよね?

:結局、リードタイムなんですよね。日本のお客様も、国産車だと工場が日本にあるので、欲しいクルマをそのままもらえるという利点があって、リードタイムも1カ月くらいがマックスかなと思うので、「それだったら待てるよね」となるんですけど、輸入車の弱点って、ベストなクルマを作ろうとすると、まず、それをドイツ側に発注して、それが船で来るので、「数カ月も待てない」というお客様もいらっしゃいます。そういう兼ね合いがありますね。

:仕様をある程度はしぼっておかないと、ますますリードタイムが長くなるっていうことですか……。例えば、私は1年でも待てるんですけど、そういうお客さんって、あまり相手にされてないっていうと語弊がありますけど、少ないんですかね? 私は13カ月待つといわれても「そうですか」となるし、実際に待ったこともあるんですけど。ただ、「私が死んだらどうなるの?」とは聞いておきますけどね、その可能性はあるので。

暴漢に襲われた場合を考えて体を鍛えていることからも分かるように、安東さんは、いつでも最悪のケースを想定している

:例えば、今乗っているポルシェなんか、13カ月待ったんですけどね。特別な、右ハンドルのMTを選んだので、そういう意味でも、待つのは苦じゃないというか。いろいろな仕様が入れられないのは、やっぱり採算の問題ですか?

:それもありますし、あとは例えば、何かの装備が入れられないというのは、重量の問題も絡むと思いますね。

:重量?

:ええ、例えば4ゾーンって、やっぱり重いんですよね。ダクト口を通してやるので。四駆だと、やっぱりボディ自体が重くなりますし。

:そうか。上級グレードであれば、そういう重量を前提として考えてあるから、重い装備も入れられると。

:そこまで重要視しないかもしれませんけど、減税を考えると、重量もやっぱり影響しますよね。

:なるほど、そこは心中、察するに余りあるというか、本当にご苦労されているということが伝わってくるんですけど……

:すみません、ご希望に添えてなくて……

:いえいえいえいえ!

日本市場でミニが好調な理由

:で、ミニがマイナーチェンジして、数字的にはどんな感じなんですか?

:輸入車市場が最近、ちょっと厳しかったんですけど、なんとか、ミニとしては、市場の影響を受けずに成長できました。

:8月だけは数字が対前年でマイナスだったんですけど、それ以外は全部プラスでした。

:何が、お客さんに受け入れられていると思います?

:商品力が高まっていることもありますが、新しいセグメントに入っていったことで、今まで、ミニを選択していなかった方にも入ってきていただけていると思います。

:あ、新規の方も。はいはい。

マイナーチェンジした「ハッチバック・モデル」の「コンバーチブル」

:当然、クロスオーバーみたいなクルマは、大きなクルマとして競合もそれなりに厳しいんですけど、逆に今まで、どうしても「コンパクトすぎちゃう」ということで視界に入らなかったお客様もいらっしゃったと思うんですね。そこは多少、候補に入れていただいたり、お買い上げいただいたりしているところはあります。

まあ、プロ&コン(賛否がある)で、「“らしさ”が失われる」とおっしゃるお客様がいらっしゃるのも理解しているんですけど、ラインアップを増やして、新しいところを攻めていったことで、初めて購入をご検討いただいたお客様もいますので。

:そうですね、最初から「ミニは小さい」ということに縛られていない、新しいお客さんも多いということですね。

:マインドが全く違うお客様ですね。ハッチバック系のモデルというか、「3ドア」とか「5ドア」は、逆にいうと、こういったクルマが同一セグメントにあまりないので、「やっぱりミニだよね」といってお買い上げいただく方が多いんですけど、一方で、ちょっと大きなクルマになると、競合もありますよね。

:ノスタルジーで乗る方って、やっぱり減ってるんですか?

:じゃないかなと思います。

ブランド名からも「ミニは小さい」というイメージが強いが、「クラブマン」(画像)や「クロスオーバー」といった車種であれば、ファミリーカーとしても十分、運用可能だ(画像提供:BMW Group)

ミニに限らず、全ての輸入車で、自らの望む全ての条件を満たすクルマとは滅多に出会えないという安東さん。メルセデス・ベンツやレンジローバーなど、ミニ以外にもいろいろなクルマを比較検討してみてはいるが、なかなか決め手がないようだ。

さて、話題は「日本でミニが好調な理由」に移った。その要因は、丹羽さんが話すように巧みな商品戦略にもよるのだろうが、おそらく、それだけではないはず。ミニのクルマを欲しがる人は、ミニのブランドイメージにも好感を持っているものと思われるからだ。次回はミニのブランド戦略について、安東さんが迫る。

その上質感はどこから生まれるのか? 安東弘樹、「MINI」の秘密に迫る!

安東弘樹のクルマ向上委員会! 第8回

その上質感はどこから生まれるのか? 安東弘樹、「MINI」の秘密に迫る!

2018.12.04

「ドアヒンジ」から感じたMINIの安心感

価格は同クラス国産車の倍? それでもMINIに惹かれる理由

BMWのブランドになっても残る独特の雰囲気

クルママニアの安東弘樹さんと話していると、しばしば「クルマの上質感」が話題になる。例えば、安東さんが買おうかどうか悩んでいる「MINI」(ミニ)の「クラブマン」というクルマでいえば、後席ドアの閉まる音すらも上質だと感じるのだそうだ。

ミニというブランドの、何が安東さんに訴えかけるのか。同ブランドはBMW傘下なので、BMWの100%子会社であるビー・エム・ダブリュー株式会社を一緒に訪れ、安東さんに取材してもらった。対応してくれたのは、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティングでプロダクト・マネージャーを務める丹羽智彦さんと広報部製品広報マネージャーの前田雅彦さんだ。

ビー・エム・ダブリューを訪れた安東さん(取材風景の撮影:安藤康之)

クルマ選びを左右する質感の問題

ビー・エム・ダブリューの丹羽智彦さん(以下、丹):ミニの上質さって、どういうところでお感じになるんですか?

安東弘樹さん(以下:安):ドアヒンジ(※)1つとってもそうですし、ドアの質感とか、特に後席を私はよく見ていて。前席は、最近の日本車も頑張っているんですけどね。例えばヒンジの鍛造、前は鍛造だけど後ろは違うとか、マニアックな所を見るので、やっぱり、そこは質感に表れてくるじゃないですか。

※編集部注:ドアヒンジとは、ドアとクルマをくっつけている部品のこと

:装備なんかは「アテンザ」(マツダのフラッグシップ車。安東さんは先日、新型を試乗した)も頑張っていて、自分としては必須のシートベンチレーション(背もたれと座面の広範囲に小さな吸い出し口があり、空気の流れを作ってくれる機能のこと)が付いたし、値段も割安なんですけど、ステアリングの取り付け剛性だとか、後席ドアの重厚感とかって、どうしてもかなわない部分が国産車にはあって。

安東さんがジャガー「F-PACE」、ポルシェ「911 カレラ 4S」に続き、3台目に買おうと悩んでいるクルマがミニ「クラブマン」(画像)、マツダ「アテンザ」、トヨタ「カローラ スポーツ」の3台であることは以前、お伝えしたとおり。ただ、この「次のクルマ問題」については、自宅の駐車スペースに関する新たな課題が浮上したり、別のクルマが候補に上がってきたりするなど、事態は紛糾している模様。そのあたりは、この連載でゆくゆくお伝えしたい

:例えばベンチレーションなんかは、前々から「付けてください」とマツダさんにはいっていて、「安東さんのために付けたので、責任もって買ってください」と冗談でいわれたくらいなんですけど、じゃあアテンザを選ぶかというと、やっぱり、ミニの質感を捨てられないというか。

実際のところは分かりませんけど、ぶつかるとか、いざという時に、あのドアなら衝撃を避けられるんじゃないかなと思ったりもします。やっぱり、NCAP(自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメントのこと。星の数で評価する)だけでは、分からないじゃないですか。星の数とリアルワールドは違うと思うので。そういう意味でも、ミニの質感の高さが捨てられないんですよ。

価格差はあっても、クルマの上質感は捨てられないと安東さん

:一番知りたいのは、簡単にいうと、何がそう感じさせるのかということ。あの高品質感、重厚感、例えばドアを閉めた時の「ガチッ!」という音もそうだし、それはドアの自重ではないと思うんですけど。

:ドアの部分に関しては、たぶんBMWも同じで、グループとしてのポリシーだと思うんですけど、ヨーロッパで走るクルマとしては、「低速域でぶつかったから大丈夫だった、高速域ではダメだった」では許されないので、重厚感を持たせていると思います。

あと、見てもらえば分かりますが、純粋にドアが分厚いんですよ。そこも、質感としては当然、出てきます。ただ、一部のお客様には「重いよね、ドアが」といわれてしまうんですけど、その部分を分かっていただければ。

ビー・エム・ダブリューの丹羽智彦さん

:5年ほど前、会社の同期が小さいクルマを買いたいというので、一緒にいろいろとクルマを見たんですね。「ポロ」(フォルクスワーゲン)とか「マーチ」(日産自動車)、「ヴィッツ」(トヨタ自動車)なんかを見ていて、彼は「ポロはドアが重くてヤダ。日本車は軽くていい」っていってて、最初はそっちに傾いてたんですけど、彼は軟派な奴なんで、「女の子には輸入車の方がアピールできるんじゃない?」っていったら、「えっ、そうなの!?」ってことで、結局は輸入車を買ったんですけど。

で、2年くらい乗った後、次のクルマはどうしようって話になって、また見て回ったんですよ。そしたら、今度は日本車のドアに「うわ、こんな軽いの!?」となって、そこで気づくんですよね。2年乗って初めて、重い方が安心感があると気づく。こういう部分って、所有してみて初めて分かる部分なんだなと感じたんですけど、ミニではどうやってお客さんに訴求してるんですか?

フォルクスワーゲンの「ポロ」(画像は現行型)

:国産からミニへの買い替えを検討されるお客様は、どうしても国産のマインドセットでいらっしゃいますよね。安東さんの話ではないんですけど、そういうところって、国産の強さでもあると認知はしています。ただ、輸入車では別のところを見ていただけるよう、重厚感などは説明することにしています。

:どのくらい伝わるものなんですか。

:最初は、そう簡単ではないと思いますね。

:彼(ポロを買った同期の方)も「モテるよ」といわなければ、日本車を買ってたと思いますよ。だから、「ステータスシンボルは必要ない」という人に、輸入車を勧めるのって結構、難しいですよね。

:例えば、「走ってて楽しい」って分かりにくいんですよ。実際はいろんな要素が絡んでいて、最後に感触として「楽しい」と分かるんですが、では具体的に、という説明が難しいところで。そこは、メーカーとしても考えるべきポイントかなと思います。特にミニは、国産から結構、お客様が入っていらっしゃるので。そこは強化しなければいけないし、試行錯誤してやっているところです。

ミニは適正価格?

:あと、知れば知るほど、ミニの価格が適正であることは分かるんですけど、国産車にしか乗ってこなかった人にとってみれば、簡単にいうと、オプションをいろいろ付けると、同じセグメントの国産車と比べて倍くらいの値段になりますよね?

:ですね。同じ値段で2つくらい上のセグメントの国産車が買えるので、「なぜミニを買うの?」とはなってしまいますよね。

:まさに、ミニとアテンザが同じくらいというか、一方はマツダのフラッグシップなのに、むしろミニの方が高かったんですよ、私の場合。「クラブマン」で、ディーゼルエンジンの「クーパーSD」(というグレードのこと。ディーゼルエンジンを搭載。最初の価格設定は437万円)にして、好きなオプションを満載にすると、税金を含め600万円くらいになってしまって。で、アテンザは全部付けて500万円程度だったんですよ。

安東さんの見積もりだと、ミニ「クラブマン」はマツダ「アテンザ」(画像)より100万円くらい高くなったそうだ

:それでも、私は悩むし、結局、最終的にはミニにしそうな気がするんですね。アテンザもものすごくいいクルマで、マツダの開発の方も「輸入車に何とか(追いつきたい)!」って気持ちを持っているし、マツダの試乗会に行くと、ついつい話が長くなってしまうんですけど。でもやっぱり、「そっちに思い切れない(マツダが海外のプレミアムブランドのような方向性に振り切れない、という意味)のは、ミニのようなブランド力があるかないかなんです」というようなことを、マツダの方もおっしゃっていて。

BMWグループに入りミニは変わったか

:でも、ミニも最初は大衆車から始まっていますよね? 今はBMWで作っていますけど、そのことって、ブランドイメージに少なからず関係あると思います?

:やっぱり今のミニって、先代のミニというか、少し前のモデルに比べると、非常にBMWの部分が入ってますね。どちらかというと、「ゴーカートフィーリング」(ミニの走り味の代名詞となっている言葉)って、前の世代の方が、より感じられるのかなと思うんですけど、そういう意味で少し、クルマとしても、スタイルは変えてますね。

画像はMINIの基幹車種である「ハッチバック・モデル」の「3ドア」。このハッチバックには3ドアのほか、「5ドア」と「コンバーチブル」(オープンカー)というラインアップがある

:正直、ミニとBMWが頭の中で結びついてるお客さんって、どのくらいいらっしゃるんでしょう? ブラッと来たお客さんで。

:どうでしょう?

ビー・エム・ダブリューの前田さん(以下、前):半分くらいはいらっしゃるかな?

:それ(BMWがミニを作っていること)を知ると、値段とか、納得感あるんですかね?

:良し悪しですけど、BMWが作っているということで、「すごいんだ」とか、「ちゃんとしてるんだ」と思っていただけたり、サービスも安心と思っていただける一方で、ミニのブランドが薄れてしまう懸念もあります。ですから、弊社の中でもブランドは完全に分けていますし、お店も分けてます。例えば、弊社ではミニのオフィスは“ミニっぽく”したりもしています。

:そこは、しっかり分けてますね。ロジスティクスなんかは一緒ですけど、ブランドのマーケティング戦略とか、商品ポジショニングとかは完全に別々で、ディーラーさんも別々。でも、BMWの要素はミニにも入れつつやってます。

ミニ「ハッチバック・モデル」の「5ドア」
BMW「X5」。ミニはBMW傘下のブランドだが、両者のカラーは全く違う

この後、話題はミニの商品ラインアップへと移っていく。安東さんからは具体的かつマニアックな要望・質問が続出したが、その模様は次回、お伝えしたい。