高橋一生の期間限定公式インスタはこうやって生まれた! 仕掛け人の狙いとは

高橋一生の期間限定公式インスタはこうやって生まれた! 仕掛け人の狙いとは

2017.04.14

「カルテット」(TBS系)、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」への出演など、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優、高橋一生。そんな彼が3月7日に公式Instagramを始めた! というニュースが流れた。その瞬間からフォロワーが急増。約1ヵ月経った4月10日現在のフォロワー数は57万人を突破している。

CMのメイキング動画にて

実はこれ、彼がCMのイメージキャラクターを務めるキリンの新商品「旅する氷結」のプロモーションにちなんだ期間限定のInstagram(@issey_tabisuru)。CMの撮影風景をおさめたオフショットや貴重な“自撮り”を公開するなど、ファンにはたまらない内容になっている。なぜこのような手法をとったのか? 今回のPRの仕掛人となった、キリンビールマーケティング本部マーケティング部の小嶋梨沙さんとデジタルマーケティング部の高柳裕行さんに話を聞いた。

若年層の開拓が狙い

キリンビールの調べによると、缶チューハイなど、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料を、自宅で飲む頻度が各年代で上昇している。特に20代の飲料人口は多く、ビール類に次ぐ2番目に好きなお酒として定着しつつある。さらに興味深いのは、低価格で気軽に飲める“家飲み”需要が年々増加傾向にあるという。

チューハイなどが人気!

そんな中、キリンの缶チューハイ「氷結」の新シリーズとして発売されたのが「旅する氷結」。第1弾はバルセロナスタイルの「アップルオレンジサングリア」、シチリアスタイルの「マンマレモンチーノ」、ハバナスタイルの「カリビアンモヒート」の3種類。お酒を通して、旅をしているかのような開放感や高揚感を感じてもらうのが「旅する氷結」のコンセプトであり、各地の美しい景色が描かれたパッケージデザインも特徴のひとつだ。

美しいパッケージデザインにも注目!

元々「氷結」シリーズは、ほかのチューハイブランドよりも若年層に支持されていたが、それをさらに強化する狙いがある。

「若年層をターゲットにしているので、従来の氷結の果汁感を担保しながらも飲み口を甘くしました。若年層は新しいものにチャレンジすることにやや抵抗があり、消費に関しても新商品よりも“慣れ親しんだ商品”を選択する人が多い傾向にあります。ただし新しいものに興味がないわけではない。ですので、なじみのあるダイヤ柄の氷結ロゴはそのままに、その土地の空気感も入れたパッケージに大胆アレンジしました」(小嶋さん)

(左から)キリンビールマーケティング本部マーケティング部の小嶋梨沙さんとデジタルマーケティング部の高柳裕行さん

若年層を開拓すること———そんなねらいにみごと合致したのが、高橋一生さんの公式Instagramだったのだ。3月21日のTVCM放送開始前に公式アカウントが開設されると、533ものWEBメディアでニュースとして取り上げられたという。当時はCM放送前ということもあり、高橋さんのInstagramが何の商品のPRなのか? と様々な憶測が飛び交い話題になっていたが、商品名を隠して話題化させることは、プロモーションチームの戦略だったのだ。

「今の若い人たちはテレビ視聴時間よりもケータイやスマートフォンへの接触時間が長いので、CMとデジタルを連動させるコミュニケーションを考えました。533という数は、私たちの経験からしても異例の数。また、(アルコール飲料のため)フォロワーは“20歳以上限定”。その意味深な文言にさまざまな想像力をかきたてられたお客様もいらっしゃったようですね(笑)」(小嶋さん)

TVCMにて。高橋さんの顔のアップが!

「過去に飲料品の公式アカウントを作り、プロモーションしたことはあるのですが、CMタレントのアカウントを作ったのは今回が初めて。本来Instagramというのは、Twitterに比べ拡散しないツールですが、たくさんのメディアが取り上げてくださったことで、CM放送前から注目が集まりました」(高柳さん)

メディアやユーザーを巻き込んだデジタル施策

その後、高橋さんのアカウントが「旅する氷結」のプロモーション用と判明してからもフォロワー数はうなぎのぼり。13万もの“いいね”がついたり、「自撮りをあげた!」「ついにメガネ姿を公開!」などコメントも1000件超えの連続。

この反響に対し「最初のショットを自撮りでお願いしたのですが、なかなか見られない高橋さんの自撮りショットがファンの方に刺さったのかも知れません。」と小嶋さん。どんな写真を撮って載せるかは、プロモーションチームと代理店、そして高橋さんご本人の意見も取り入れながら決めているのだそう。

インスタに初投稿(3月7日)

そんな高橋一生効果もあり、「旅する氷結」そのものに対する注目度もあがってきた。

「TwitterやInstagramを見ていても、従来の氷結シリーズへの“いいね!”は数百件程度でした。ただ今回『#旅する氷結』で検索すると、ご自宅やお花見で『旅する氷結』の写真が1000件以上アップされています。フォトジェニックな商品だと思っていただけているのは嬉しいですね」(高柳さん)

そして高橋さんが地元メシを調理するWEBムービー「高橋一生のTaste the World! by 旅する氷結」も公開中。料理が得意という高橋さんが、パスタを使ったスペインのパエリア「フィデウア」や同じくスペインの伝統料理である「プルポ・ア・ラ・ガジェガ」などを手際よく調理。……かと思えば、玉ねぎを切って涙を流したり、腕にタコを乗せたりと、コミカルな一面ものぞかせる高橋さん。

3月9日のインスタ。この時の写真がWEBムービーの撮影時のものだったとは

“自分で情報を取りに行きたい”常にざわつかせる!

「『氷結』シリーズは、いかにたくさんの口コミを生めるかを意識しています。特にデジタルは情報がどんどん流れていきますから、まずは見てもらうことが大事」(高柳さん)

「15秒のTVCMを見せるだけでは訴求力として弱い。情報が氾濫する今の時代、お客様に『自分から情報を取りにいかなければ』と思ってもらわないと意味がありません。短い間で様々な仕掛けをうち、常にタイムラインをざわつかせるよう心がけています」(小嶋さん)

こういった戦略が効を奏して「旅する氷結」シリーズは、発売開始した3月21日から2週間余りで年間目標の半分となる35万ケースを超えた。4、5月の行楽シーズンに向けては当初予定の5割を増産する予定だという。さらには、5月9日には、シリーズの新商品「ロコロコパイン」を発売する。

シリーズの新商品「ロコロコパイン」ですよ。南国気分が味わえるかも?

これ以外にも、2016年には、『氷結』CMキャラクターの東京スカパラダイスオーケストラとさかなクンがコラボした期間限定動画を公開し、YouTubeの閲覧数が数日間で100万回を超えるなど、デジタル施策が話題性に大きく貢献。このように、広告を見せるだけのPRではなく、SNSや料理動画といったデジタル施策との連動プロモーションに大きく舵を切ったキリン。メディアやユーザーを巻き込んだ認知拡大への取組みに今後も注目していきたい。

いつかは買いたい? 安東弘樹、アストンマーティン「DB11」に乗る!

安東弘樹のクルマ向上委員会! 第17回

いつかは買いたい? 安東弘樹、アストンマーティン「DB11」に乗る!

2019.03.20

アストンマーティンのV8エンジン搭載車「DB11」に試乗

懐古趣味とは無縁、「DB」のデザインは現代の方がカッコいい

車中で「なぜ運転は楽しいか」を自問自答

日本自動車輸入組合(JAIA)の試乗会を訪れている安東弘樹さん。次に乗るのはアストンマーティンの「DB11」だ。憧れる人も多いであろう歴史ある英国製スポーツカーに、安東さんは何を思うのか。

※文と写真はNewsInsight編集部の藤田が担当しました

安東さんと「DB11」

エンジン信者ではなくとも感じる音のよさ

DB11はアストンマーティンのグランドツアラーで、安東さんが乗ったのは4リッターV型8気筒DOHCツインターボエンジン搭載モデル。最大出力は503hp、最大トルクは675Nmで、停止状態から時速100キロへの加速はわずか4秒という速いクルマだ。トランスミッションは8速オートマチック(AT)。オプションを含まないメーカー希望小売価格は2,278万1,177円となっている。

試乗した「DB11」のボディサイズは全長4,705mm、全幅2,060mm、全高1,290mm。車両重量は1,705キロだ

編集部(以下、編):なぜDB11に乗ってみたいと思ったんですか?

安東さん(以下、安):新しいアストンマーティンに乗っておかないと、という気持ちがありました。他のブランドのように試乗会というものが開催されないので、なかなか機会がありませんし。

先ほど、テスラの「モデルX」に乗りましたけど、その後にDB11に乗ると、電気自動車(EV)とは違う加速を味わうことができますね。どちらが好ましいというのはないですけど。

:EVとは違って、エンジン音に迫力がありますね!

:確かに、いい音だとは思います。ただ、エンジン音の信者ではないので、そんなにうるさくなくってもいいというタイプです。大きさより質、という感じでしょうか。

:クルマのキャラクターに合った音がしてほしい?

:そうですね。

室内の作りは、ドイツ車と比べると違いを感じます。ドイツ車だと、例えば革張りのダッシュボードなどは“パンッ!”て張っている感じですけど、こちらは、良くも悪くも作りが緩いというか、革の表面にうねりのようなものが見てとれますね。

:生命感を表現している、とかですかね?

:どうなんでしょうねー。

:乗り心地はいかがですか?

:ダイレクト感が伝わってくるような作りになっているのは分かります。ただ、ダイレクト感を作り手の側で、どのくらい味付けするのがいいのか……クルマって、難しいですね! メーカーが味付けの部分で競い合うのはいいことだと思います。

:2,278万円という価格については?

:……なぜか今、一瞬、安いって思いました(笑)。

多分、これが理由だと思います。先日、ポルシェジャパンのサイトでコンフイギュレーターを使って、最新のポルシェ「911 カレラ 4S」に、必要だと思うオプションを選んでトータルの価格を見積もったら、2,000万円を軽く超えました……。

DB11もオプションを加えたら、金額は跳ね上がるとは思いますが、ポルシェは3Lターボで最大出力450ps、最大トルク530Nmだったのに対して、DB11は4Lターボで503ps、675Nmだったので、それらを比較して、そう思えたのかもしれません。

「DB11」の価格を聞いて、一瞬だけ「安い」と思ったという安東さん

昔のクルマと今のクルマ、カッコいいのはどっち?

:アストンマーティンといえば、ボンドカー(映画「007」シリーズに登場するジェームズ・ボンドが乗るクルマ)のイメージはありますか?

:ありますねー! 一時はBMWになったりしてましたけど、アストンマーティンを復活させましたもんね。最近は、物語にとって必然性がないのに、ボンドカーを無理やり出している感じがあったんですけど、新しい作品ではアストンマーティンが大活躍してました。まあ、本来は目立ってはいけないスパイが乗るクルマではないですけどね(笑)

:「007 ゴールドフィンガー」に登場した初代ボンドカー「DB5」もカッコよかったですもんね!

:「ゴールドフィンガー」も見たんですけど、私に懐古趣味がないので、今のDB11の方がカッコいいと思います。DB5って、今のクルマに比べると、少し“ずんぐりむっくり”しているというか。

:純粋に、カッコよさで比べた場合、現行モデルの方に軍配が上がると?

:そうですね。ただ、日本車は残念ながら昔のクルマ、特に60年代~70年代の方が圧倒的にカッコいいですけどね。

純粋にカッコよさで比べた場合、初代ボンドカー「DB5」よりも試乗中の「DB11」に軍配が上がるというのが安東さんの感想

:アストンマーティンのイメージは?

:好きでした。歴代のクルマには、必ずマニュアルトランスミッション(MT)の設定があったので、乗りこなせたら格好いいだろうなとは思ってました。

:いつかはアストンマーティンを買いたいと思いますか?

:以前は思ってました。でも今は、乗って満足してしまったというか、「これが欲しい!」という感じではないです。スポーツカーの場合、どうしても、MT車にしか食指が動かないんです。DB11って確か、本国にもMTの設定はないですもんね。

:そうすると、現在の愛車であるポルシェ「911 カレラ 4S」を乗り換えるとしたら、どんな選択肢がありますか?

:“992型”の「911 カレラ 4S」()で、右ハンドルのMTって感じですかねー。

【編集部注】次に発売となる新しい「911 カレラ 4S」。つまり、同じクルマの新型をリピート購入したいということ。

:他のメーカーに候補はないですか?

「メガーヌ R.S.」(ルノー)のMTなんかいいですね!

もし、DB11がMTだったとしても、うまくスポーツ走行をする自信はないんですけど、日常でスポーツカーを楽しむという意味では、MTしか選択肢に入らないんです。

なぜステアリングを切っているだけで楽しいのか

:(箱根ターンパイクを走行しつつ)加速って、どうしても慣れてしまいますね。

:結局のところ、速いか遅いかということですしね。

:だとすると、もうテスラなどの電気自動車にはかなわないですもんね。そうすると、操作を楽しむとか、気持ちはそっちにシフトするわけで。

DB11は、トルコン8速ATもよくできていて、十分にいいクルマなんですけど、なんでしょう、どうしてかは分からないんですけど、ひょっとすると、そのうち飽きがくるかもしれないと思ってしまうんです。MTの運転だけは飽きないですからね(笑)

それにしても、こうやって右に左にステアリングを切っているだけなのに、「何が楽しいのかなー?」って、たまに思うこともあるんですけど、なぜだか楽しいんですよね。クルマに興味のない人には、「何が楽しいの? 危ないだけでしょ?」と思われるかもしれないんですけど。

クルマの運転って、興味のない人からすれば、場合によっては悪意がなくても法律的に罰せられるし、命の危険すらあるのに、何が楽しいのか理解できないでしょうね。ただ、なんなんでしょう、とにかく楽しいんですよねー! こういうワインディングロードを走らなくても、普通に、高速道路で制限速度内で走っていても、車窓の景色が変わっていく様子とか、大きな物体を自分で操る感覚が、たまらないです。

ステアリングを右に左に切っているだけで楽しいという安東さん

DB11に乗りながら、なぜクルマの運転は楽しいのかと自問自答を始めた安東さん。助手席から見ていると、その問答自体がすでに、楽しげに見えた。次に乗るクルマは、ポルシェを買い替える場合の選択肢として名前の挙がった「メガーヌ R.S.」だ。

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アウディが新型「A6」を発売、大攻勢の2019年は注目モデルが続々

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2019.03.20

8世代目に突入したアッパーミドルセダン「A6」

「アウディ クワトロ」のDNAを受け継ぐエクステリア

最新テクノロジーよりも大切なユーザー目線

アウディ ジャパンは新型「A6セダン」およびワゴンタイプの新型「A6アバント」を3月20日より発売する。車両本体価格は「A6セダン」が920万円~1,006万円、「A6アバント」が955万円~1,041万円。フルモデルチェンジを経たアウディ伝統のアッパーミドルセダン(おおよそ全長4,800mm以上のクラスの高級セダンで、いわゆるEセグメント)は、同社3シリーズ目となる電動車として登場した。

新型「A6」の発表会に登壇したアウディ ジャパン代表取締役社長のフィリップ・ノアック氏。A6は2019年3月20日から全国のアウディ正規ディーラーで販売する

アウディにとって3作目となる電動車

「A6」は1968年にデビューしたアウディのアッパーミドル(中大型クラス)セダンの流れをくむモデル。今作は初代モデル「アウディ100」から数えて8世代目にあたる。「アウディ100」と「A6」の両シリーズを合わせた累計販売台数は820万台。新型のグレードは、「A6セダン」「A6アバント」ともに「55 TFSI quarto S line」と「55 TFSI quarto debut package」の2種類だ。

「A6セダン」は「55 TFSI quarto S line」が1,006万円、「55 TFSI quarto debut package」が920万円
画像3:「A6アバント」は「55 TFSI quarto S line」が1,041万円、「55 TFSI quarto debut package」が955万円

アウディは「A8」「A7」に続き、新型「A6」に電動化技術を組み込んだ。同社は2019年に6車種のプラグインハイブリッド車(PHV)を導入し、2020年末までに合計12車種の電動パワートレイン車をラインアップする電動化戦略を掲げているが、A6の電化はその一環だ。

A6のパワーユニットは、いずれも3.0リッターV6ターボエンジンにマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)を組み合わせる。この3.0リッターTFSIユニットは、最高出力340ps/5,200-6,400rpm、最大トルク500Nm/1,370-4,500rpmを発揮する。「A6セダン」が停止状態から時速100キロまでの加速に要する時間は5.1秒(欧州仕様参考値)だ。

「アウディ クワトロ」の遺伝子を受け継ぐエクステリア

発表会でノアック社長が「アウディ車にとって重要なメッセージ」と語ったのがデザインだ。2018年にフルモデルチェンジして登場した「A8」「A7」と同じく、新型「A6」も新たなアウディのデザイン言語を体現しており、「ピンと張った面、キリッと尖ったエッジ、目を引くラインなどが特徴」(ノアック社長)だという。

「A6セダン」のフロントマスク
ボディサイズは全長4,950mm、全幅1,885mm、全高1450mm、ホイールベース2,925mm。長いボンネット、ロングホイールベースなど、造形美が光るプロポーションとなっている

従来モデルよりワイドかつ低く配されたシングルフレームグリルに、フラットなヘッドライト。フロントマスクではエアスポイラーを備えた大型のサイドエアインテークも目を引く。サイドビューは先代モデルと比べて引き締まった印象。力強く張り出したホイールアーチ上の輪郭、長く伸びたルーフラインなど、「アウディ クワトロ」のDNAを受け継いでいることを確認できるポイントは随所で発見できる。

この新たなデザイン言語を読み解くのであれば、バランスのとれたエクステリアプロポーションでエレガンスさを、フロントマスクの造形でスポーティーさを演出している、といったところだろうか。

アウディが考えるユーザー中心の開発とは

「A6を日本市場に導入できることをとても嬉しく思うとともに、誇りに思います」と述べたノアック社長は、日本におけるアウディの戦略にも言及した。

アウディ ジャパンの戦略を語るノアック社長

最初に言及したのが商品攻勢だ。今回の新型「A6」に加えて、新型「RS4アバント」、アウディ ジャパン初のクリーンディーゼルエンジン搭載車となった新型「Q5 40 TDI クワトロ」を発表するなど、積極的な姿勢が目立つアウディ。2019年は今後も、ほぼ毎月、新モデルを投入する予定だという。アウディ初の電気自動車(EV)「e-tron」や新たなセグメントへの参入となる「Q8」など、注目度の高い車種も発表の時を待っている。

そして、ノアック氏が強調したのが、ユーザーを中心に据える「カスタマー・セントリシティ」という考え方だ。

「A6セダン」のコックピット。ドライバー正面とセンターコンソール上部、さらにセンターコンソール下部の3カ所に大型ディスプレイが設置してある

この言葉、ノアック社長は単なる顧客満足度の向上という意味では使っていない。その真意として同氏は、「アウディブランドは新しい技術を駆使し、新たな価値あるものを作り出していきます。ただ、アウディにとってテクノロジーは重要ですが、それ以上に大事なのは、お客様の視点です」と説明した。

どれだけ優れた技術であっても、ユーザーに必要とされなければ、それは不要な技術といえる。新型「A6」は最新のテクノロジーを搭載するが、快適性の向上やドライバーサポートアシスタントシステムの充実、安全性の高さなどは、いずれもユーザーに望まれる技術である。新型車が登場すると新たな機能に注目が集まりがちだが、重要なのは、その機能がユーザーの求めるものであるかどうかだ。

最後にノアック氏は、「今年は本当にエキサイティングな年になると思います。この1年をぜひ、アウディとともにお楽しみください」と語り、記者発表を締めくくった。

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