業績を伸ばすLINE、今後の成長余地は?

業績を伸ばすLINE、今後の成長余地は?

2017.04.27

LINEが26日に発表した2017年第1四半期決算は、営業収益が389億1,600万円と前年同期比16.3%増加した。主力の広告事業が堅調だった。最終損益も前年同期比2億3,400万円の赤字から16億3,200万円の黒字に転換した。

LINEのビジネスの源泉となるユーザー数も堅調だ。同社は日本、台湾、タイ、インドネシアを主要4カ国として注力しているが、この4カ国における月間アクティブユーザー数は順調に増加している。2016年第4四半期に比べ400万人増加の1億7100万人となった。業績、ユーザー数ともに足元は好調なようだが、この先、LINEに成長余地はあるのだろうか。

主要4カ国におけるMAU数は増加し続けている(出展:LINE2017年第1四半期プレゼンテーション資料より。以下図表も同)

セグメント別では広告が牽引

セグメント別では、売上収益の43%を占める主力の広告事業が堅調に推移。特に運用型広告(タイムライン/LINE NEWS広告)が大きな伸びを示しており、LINE NEWSの活用による広告枠の拡大、LINE NEWS(海外はLINE TODAY)ユーザーとインプレッション数の増大が広告事業の成長の源となっている。

広告事業の内訳。運用型広告(タイムライン/LINE NEWS広告)が大きな伸びを示している

また、今年2月23日にはLINEアプリのインタフェースを変更し、アプリ最下段にニュースタブを新設。これにより3月のインプレッション数は前月比74%増となり、第2四半期以降にその全面的な効果を享受できる見込みだ。

LINE NEWSのMAUの増加は広告価値を高める。またタブの新設によりインプレッションが増大したことも見逃せない

LINEの出澤剛社長は「打つ手が多くあり伸び代は大きい」と電話会見で述べており、今後はデータ分析などを行うとともに、広告単価のアップに向けた取り組みも進めていく。

広告以外は?

コミュニケーションサービス(LINEスタンプ、LINE Out)の売上は81億円と前年同期比5%増、その他事業(LINE FRIENDS、LINEバイト、LINE Pay、LINEモバイル)は規模は小さいものの、売上は39億円で同89.5%増と好調だった。特にLINE Pay、LINEモバイルが好調で、先日の株主総会でも、この2サービスは注力分野であると明言している。

ただし、コンテンツ事業(LINE GAME、LINEマンガ、LINE MUSICなど)にはかげりも見える。LINEマンガ、LINE MUSICは決済高が堅調に推移しているものの、LINE GAMEは今後の課題となっている。

コンテンツサービス(LINE GAME、LINEプレイ、LINEマンガ、LINE占い、LINE MUSICなど)の売上推移。ゲーム事業が振るわず漸減傾向に

同社は多数のヒットタイトルを有しているが、ゲームは時間とともいずれ飽きられてしまう難しい分野。ゲーム業界の現状として人気タイトルが固定化される傾向にあり、新規タイトルで勝負する難しさも出澤社長は指摘する。今後は自社IP、他社IPを有効活用することで収益増大に向けた取り組みを進めていくという。

なお、中長期的に期待するのはAI関連のビジネスだ。LINEは今年2月末にクラウドAIプラットフォーム「Clova」を発表、それを活用する音声認識デバイスを今夏に発売するとアナウンスした。出澤氏は「世の中のすべてのハードウェアがネットにつなり、音声で操作する時代がくると思っている」としており、大きなビジネスになると予測する。

中長期戦略として音声AIプラットフォームに参入。手始めとして今夏に音声認識デバイスの「WAVE」を発売予定

LINEは、ゲーム事業に課題を抱えつつも、広告事業、その他事業などにおいて成長の余地を残している。目下の注力エリアが日本、台湾、タイ、インドネシアを主要4カ国という限定された範囲での話にはなるものの、AIプラットフォームという中長期的なビジネスへの布石も打ち始めており、未知数な部分が多い企業だと言えるだろう。

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

カレー沢薫の時流漂流 第33回

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

2019.03.25

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第33回は、リアルガチでやばい「日本年金機構のツイート炎上」について

日本年金機構のツイッター広告が炎上し、即ツイ消しおよび謝罪する事態になったという。その炎上したツイートというのがこちらの文言だ。

「ガチヤバイ!? リアルガチでやばいかも!? 新社会人のみなさまへ 受け取る年金少なくなってない!? ねんきんネットで確認だ!」

これは非常によくある「ウケると思ってスベッた上に大炎上」パターンであり、「炎上ガチャ」でこれが出て来たら確実に低レアなので「即売却」といった感じだ。

問題のツイートでは何かを差別、あるいは蔑視しているワケでもなく、火力としてはチャッカマン程度であり、そんなに怒らなくてもとさえ思えるが、やはり怒る方にも理由はある。

日本年金機構はこれまでに大きな不祥事を起こしてきている。2007年にはオンライン化した年金データに不備や誤りが多いことが発覚した「消えた年金問題」というのがあった。

ちゃんと年金を納めていてもそれが記録されていないため、将来の年金額が減ってしまうかもしれない、という非常に重大な事件である。国民から取るだけ取っておいて、その管理がずさん、という、メロスでなくても激怒して走り出す案件であった。また、2015年には215万人の個人情報を流出させるという情報漏えい事件も起こしている。

こんな信用残機ゼロの状態では「ちょっとしたおふざけ」でも「ガチでやばいのはお前らのせいだろ」「何故こっちを煽る? まずそっちがちゃんとしろ」「こんなことに俺たちの年金を使いやがって」という鬼のマジレスが来てしまうのは当然である。

広告にユーモアは大事だが、「年金」クラスの笑いごとじゃないテーマになると「真面目かよ!」と言われるぐらい真面目にしておいたほうが良い、という好例だ。

炎上広告が出ると必ず「おかしいと思う奴はいなかったのか」「誰か止めろよ」という声が出るが、「SNSでバズること」を目的にすると、人間の視野は2度ぐらいになってしまう。そのため、過度な悪ふざけになっているとか、弩級の差別表現が入っているということにマジで気づかなかったりするのだ。

また、社内に「これはおかしい」と思う人間が5億人いたとしても、トップが「これはウケる」と思ってしまっていたら、下っ端にそれを止めることはできない。個人がやるとどうしても考えが偏るので、企業はさまざまな性別年代の人間に意見を聞いた上で、広告を打った方が良いと思う。

だが意見を幅広く聞いた上で、一番上がそれを「考えすぎだって」と一蹴して断行したりするので、組織の炎上というのは根深い問題である。

今回の炎上を「明日は我が身」と思う理由

だが今回の年金機構の炎上は、個人的感情として「一概に責められぬ」感がある。

今回の広告はその表現を「他人事かよ」と大いに責められたわけだが、年金機構的にはそんなつもりはなく、どうやったら若者に年金に関心を持ってもらえるか、真面目に考えた結果「ああなってしまった」のではないだろうか。

二十代前半ばかりの職場でただ1人アラフォーの自分が、無理して若者言葉を使い盛大にスベッた挙句、給湯室でメチャクチャ悪口言われてた、みたいな図を想像すると、「身に覚えがある」もしくは「明日は我が身」なので、あまり責められないのだ。

実際、年金機構は年金に対し捨て鉢になっているわけではなく、何とか国民に年金に関心を持ってもらい、適切に払ってもらいたいと思っていることだけは確かなのである。

ところで、私は去年無職になったことにより、厚生年金から国民年金になってしまった。当然国民年金だと厚生年金より将来もらえる額は少ない。将来の不安を感じた私は、「国民年金基金」の資料を取り寄せた。

国民年金基金とは、自営業や私のような無職が国民年金とは別途で年金料を収め、将来もらえる年金額を増やせるという制度である。支払った金額は確定申告の控除対象にもなるので節税にもなるのだ。

年金は当てにならないから他で老後資金を作ろうという声も大きいが、それでも年金ほど確実でリスクが少ないものは今のところない、という意見も多く見られる。

だが、資料を申し込んだ時は熱かった気持ちが、届いた時冷めているというのはよくあることで、取り寄せるだけ取り寄せてしばらく放置していた。

すると国民年金基金から電話がかかってきたのである。私は電話が苦手で、取ると青紫色の粉瘤が出来るので取らなかったのだが、こんなテーマで書くことになるなら粉瘤の一つや二つ覚悟で取れば良かった。おそらくだが「国民年金基金どうでしょう?」という内容だったのではないだろうか。端的に言えば「営業電話」である。

その後、電話は数回かかってきて、驚くべきことに、日曜日でもかかってきた。国の機関が日曜に動くとは思っていなかったので驚愕である。

「必死かよ」と思ったが、事実必死なのだろう。それぐらい年金はひっ迫しているのだ。もしかしたらノルマ的なものすらあるのかもしれない。

年金をもらうのは我々である。企業の炎上なら「不買運動」ができるが、年金の場合「不払運動」になり、後々受取額が減って困るのは国民の方である。

今回の炎上で国民が年金に対しますます拒否感を持ってしまったのは、年金機構というより我々にとっての悲劇なのだ。広告自体には反感を持ったかもしれないが、年金に関心を持ち、自身の年金状態を確認するのは大事なことである。

私も次に電話がかかってきたら、粉瘤上等で取ってみようと思う。

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LINEをやめるには? アカウント削除の方法

LINEをやめるには? アカウント削除の方法

2019.03.25

LINEの利用をやめる時はアカウントの削除が必要

機種変更などで使う「引き継ぎ」とは違うので注意

LINEアカウントの削除には、注意が必要だ。機種変更やスマートフォンの故障、アプリの不調といった理由で削除を考えているとしたら、それは間違っている。その場合に必要なのは「引き継ぎ」という処理だ。

アカウント削除はLINE利用そのものをやめる時に行う作業だ。新しく別のアカウントを作り直してもいいが、これまで繋がりのあった人々との縁は切れてしまう。もし連絡を取り続けたいのならば、あらためて友だち登録をしてもらわなければならない。

最近はLINEの連絡先しか知らないという関係も珍しくないから、中には交流が途切れてしまう相手もいるだろう。そういったことを理解した上で、削除作業を進めてほしい。

LINEアカウントを削除する

メイン画面で右上にある歯車マークをタップし、設定画面を開いたら「アカウント」を選択しよう。次に一番下にある「アカウント削除」をタップすると、警告画面が表示されるはずだ。アカウントにログインできなくなるというのは、もう同じアカウントが利用できないことを意味する。問題なければ「次へ」をタップしよう。

設定で「アカウント」を選択
一番下にある「アカウント削除」をタップ
警告画面の中身を読んだ上で「次へ」をタップ

次の画面では、アカウントを本当に削除するのかが確認される。これまで獲得したポイントやアイテム、購入したコイン等も全てなくなるということが「保有アイテム」のところで示されているはずだ。

今回説明に利用しているアカウントは、LINEをほとんど利用していない状態なので、多くの項目が「0」になっているが、ある程度利用していればスタンプをたくさん購入してきていたり、購入のためにコインを保有していたりといったこともあるだろう。それらは新しく作ったアカウントに引き渡すようなことはできない。全て失って問題ないということであれば、下にある「すべてのアイテムが削除されることを理解しました。」という欄にチェックを入れよう。

コイン、ポイント、スタンプ、着せかえの全てが削除されることを理解したらチェックを入れる

下へスクロールすると、連携アプリについても確認される。LINEアカウントを利用してログインしていたアプリや、LINEコインで何かが購入できていた連携アプリがあれば、その連携も解除される。問題がなければ、確認項目にチェックを入れてさらに下へ進もう。

連携アプリがある場合はそちらの利用についても確認したい

最後に友だちリストやトーク履歴を含む全てが利用できなくなることが再確認される。ここにもチェックを入れると「アカウント削除」ボタンが有効になるはずだ。本当に問題がなければ「アカウント削除」ボタンを押して完了させよう。

全ての確認用チェックボタンにチェックを入れれば削除処理が有効になる。「アカウント削除」ボタンが有効になったらタップして完了だ

「LINE(ライン)基本の使い方ガイド」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/line

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