開通前の高速道路で大規模防災訓練! トンネル内にこだまする救助隊の声

開通前の高速道路で大規模防災訓練! トンネル内にこだまする救助隊の声

2017.03.10

訓練が行われたのは新横浜換気所付近

3月18日、横羽線と第三京浜を結ぶ高速道路「横浜北線」が開通する。この道路は全長約8.2kmだが、そのうちの約5.9kmがトンネル。そして、開通目前の3月8日、トンネル内でおおがかりな防災訓練が行われた。

この訓練の主体は神奈川県警察、横浜市消防局、首都高速道路の3者だ。そのほかにも日本道路交通情報センター、首都高パトロール、首都高協定レッカー社、東急バスなどが協力機関として参加した。まさに、高速道路に関わる機関、企業、団体が総力を挙げて実施した訓練といえる。その訓練を見学させていただいた。

当日、メディアは新横浜駅前のロータリーに集合。そこでマイクロバスに乗車し、15分ほど移動。横浜北線へと向かった。

防災訓練での想定はかなり細かく設定されていたが、かいつまむと「午前10時、複数車による事故発生。そのうちの1台から火災が生じ、脱出不能者や負傷者が多数」というものだった。トンネル内で多重事故が起きたという想定だろう。

さて、バスは横浜北線へと進んだ。当然のことながら開通前の高速道路だ。ほかに走行する車両はなく、「天気もよいし、ほかにクルマもないし、いい気分だなぁ」などと、車窓を眺めながらのんきな考えを巡らしてしまった。

クラッシュした乗用車やトラック横転も……

やがて、バスはトンネルに進入。数百メートル進んだところで停止、トンネル内で降車し連絡通路を歩いて反対側の車線へと出た。

その光景に、息をのんだ……。

そこにはクラッシュした数台の乗用車、横転したトラック、まさに凄惨な多重事故の現場が実車で再現されていた。正直、実車大の模型か何か、つまり“ハリボテ”みたいなもので訓練をするのかなと思っていたため目を見張った。それまでの“のんきな気分”も吹き飛んだ。

事故車に見立てられた乗用車と、横転したトラック

首都高道路の代表取締役社長 宮田年耕(としたか)氏によるあいさつのあと、訓練が開始された。まず、事故現場に数台の一般車が向かってくる。これは、後続車を想定したもので、事故現場の手前で停車した。事故に気づいたという設定だろう。

やがて神奈川県警高速隊のパトカー、黄色い首都高のパトロールカーが続々とトンネル内にやってくる。トンネル内の暗がりに、赤色灯を光らせた多数の車両が進入してくるのをみて、こんな表現が許されるかどうかわからないが、往年の刑事ドラマ「○武警察」を思い出してしまった。そして、事故現場に着くと迅速に避難誘導活動に移り、泡消火栓による初期消火活動を開始。さらに、スプリンクラーが作動し、道路上は降雨のあとのように水で濡れた。

一般車に見立てた車両のあいだからパトカーが登場。続いて首都高パトロールカーもやってきた。煙っているのは火災を想定した疑似煙幕のためだ
道路脇に備えられた泡消火栓で初期消火。続いてスプリンクラーが作動、疑似煙幕と水滴で視界が下がった

管制室も訓練に参加

ここで見上げると、電光掲示板は「トンネル火災 避難せよ」という“危機的”な表示になっていたのに気づいた。確か、訓練開始前は「3月18日(土) 16時 横浜北線 開通」と、きわめて“平和的”なメッセージが表示されていたはずだった。

実は、横浜北線には約100メートルおきにテレビカメラ、約25メートル間隔で自動火災検知器が設置され、道路の情報が24時間体制の管制室に伝えられる。スプリンクラーが作動したのも、電光掲示板が“平和的”なものから“危機的”なメッセージに変わったのも、おそらく管制室からの制御によるものだろう。

左が訓練開始前。訓練が始まるといつの間にか表示が変わっていた

さて、この訓練は100メートルほどの範囲で行われていたため、事故現場前方付近を見学しているうちに、いつのまにか後方に消防隊が到着していた。消火作業はもちろんのこと、車内に閉じ込められた、意識を失っているのであろう設定の運転手の救助に移る。救助隊は横浜市消防局と県警即応対策チームによるものだ。

乗用車のフロントガラス上部が切り取られ、屋根が引きはがされていく。あっという間に乗用車の屋根は開き、運転手の救助に入る。ほぼ同時に、横転したトラックの処置にあたる。エアジャッキを使い、こちらも短時間で立て直していた。やがてレッカー車が到着。事故車を次々とトンネル内から搬送していく……。

消防隊が到着。乗用車の屋根をはがし運転手を救出した
エアジャッキにより、横転したトラックを元に戻す

事故現場の処理を終えたパトカーや消防車が現場を離れ、黄色の首都高パトロールカーは、まるで隊列を組むかのように去って行った。ここで初めて気づいたのだが、首都高パトロールカーは、事故現場に来る際は赤色灯を回していたが、去るときには黄色灯を回していた。首都高の宮田社長にたずねると、「事故現場への急行時は“赤色”、事故処理が終了したのちは“黄色”に変わります」と話した。

人の力こそ重大事態には必要

首都高速道路の担当者によると、「開通前の高速道路だからこそ、これほどの大規模訓練が行えました」と話す。また、県警や消防は、「トンネル内での訓練は滅多に行えないので、今回は貴重なものとなりました」と口をそろえていう。

訓練を終始見学させていただいて、もっとも印象的だったのが、県警、消防、首都高職員たちのテキパキとした動き。迅速にミーティングし、ハキハキと指示に答え、そして自らの役割を全力で果たす。事故を想定した訓練の感想に、こんな表現を使うのは不謹慎かもしれないが、正直「カッコイイ」と思ってしまった。やはり、事故といった重大な事態でもっとも頼りになるのは“人”そのものなのだなと心に刻んだ。

迅速に状況判断し、緊急ミーティングで救助方針を確認する消防の特別高度救助部隊(左)。いつの間にか指揮本部が立てられていた。県警、消防、首都高の職員が集まり、適切な対策を協議する

そうそう、訓練の見学も貴重な体験だったが、帰り際に珍事もあった。新横浜に戻るマイクロバスが方向を間違え、なんと高速道路上でスイッチバックしてUターンしたのだ。“逆走”という、開通前の高速道路でしかできない体験もしてしまった(笑)。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

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2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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