フジテレビが動画投稿サイトに「AI」実装! スター誕生には役立つか

フジテレビが動画投稿サイトに「AI」実装! スター誕生には役立つか

2017.03.30

フジテレビと日本マイクロソフト(MS)が「新しい視聴者体験を提供するクラウド/AI技術」で連携する。具体的には、フジテレビが新たな才能の発掘を目指して運営する動画投稿サイトにMSの「Azure」を採用するということなのだが、果たしてAIは、ネット発のスター誕生に役立つのだろうか。

共同記者発表会に登壇したフジテレビ常務取締役の大多亮氏(左)と日本マイクロソフト代表取締役社長の平野拓也氏

動画投稿サイト「ドリファク」にMSの技術を採用

フジテレビは2017年1月に立ち上げた動画投稿サイト「Dream Factory」(ドリームファクトリー、以下:ドリファク)にMSのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用する。ドリファクはフジテレビが新たな才能を発掘すべく始めたもの。誰でも動画が投稿できる、いわばYouTubeのようなサイトだ。目標は、2020年までに世界で活躍するアーティスト、クリエイター、パフォーマーを生み出すことだという。

「スターを作りたい」。発表会に登壇したフジテレビの大多氏は、ドリファクを立ち上げた目的をこのように語った。もともとは別の放送局の番組だが、ドリファクはネットを使ったフジテレビ版「スター誕生」というような位置づけだ。

AIが可能にする新しい視聴体験

AzureのAI機能により、ドリファクの視聴者は今後、さまざまな動画の見方ができるようになる。例えば顔認証技術を使い、ある人物の登場シーンだけをハイライトして、そのシーンにジャンプするような機能や、動画に出てくる言葉(セリフなど)を検索して、その言葉が出てくる場面を探すといった機能が実現の見込みとなっている。

最初に使えるようになるのは自動字幕生成機能だ。実装は2017年7月1日の予定。まずは英語、中国語、スペイン語、フランス語、日本語の5カ国語で始まるが、対応言語は増えていく予定だ。

自動字幕生成機能のデモ画面。動画のセリフが右側にリアルタイムで表示された。日本語の動画だったが、他言語へと翻訳した字幕を表示する様子も確認できた

AIとの連携により、ドリファクのコンテンツ発信能力は高まる。まずは自動字幕生成機能が備わるわけだが、これの有無で、海外に対するコンテンツの伝わりやすさは格段に変わるだろう。フジテレビはドリファクを使った海外マーケットへのコンテンツ輸出にも乗り気だ。

では、スターになりたいと思った人が、YouTubeではなく、ドリファクに動画を投稿するようになる可能性については、どのように考えたらよいのだろうか。

甘くない動画投稿サイト運営、スター誕生なるか

YouTubeなどの先行者がいるなかで、動画投稿サイトに挑戦することについて問われた大多氏は、「そんなに甘くない」と同事業の難しさを率直に認めた。当面の目標としては、1万人の投稿者を抱える月間再生回数1,000万回規模のサイトを目指すという。

地上波で放送している番組とドリファクの連動や、テレビ局の情報発信力をいかしたプロモーションなど、フジテレビならではの強みもいくつかはある。しかし、すでに「YouTuber」という概念まで確立させてしまった先行者に迫るのは、はっきり言って相当むずかしそうだ。

「まずはサクセスストーリーを」と大多氏も語っていたが、ドリファク出身のスターが1人でも誕生すれば、このサイトの知名度も徐々に上がっていくかもしれない。例えば、ものまね動画で人気を得た投稿者がフジテレビの「ものまね紅白歌合戦」に出演し、ゆくゆくはスターになる、というような実例が生まれるかどうかが焦点だ。

今回の発表は、あくまでフジテレビとMSがドリファクで協力するという内容だったのだが、テレビ局がAIを利用することで、できることは増えそうな印象を受けた。AIはコンテンツをより多くの人に、より便利に伝える手段として活用できる。コンテンツの製作にかけてはテレビ局がプロフェッショナルだ。例えばドリファクに、フジテレビのコンテンツ製作能力を活用したオリジナルコンテンツを載せるような手法も、テレビ×AIの可能性を試す上で有効な手立てなのではと感じた。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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