東京駅を挟んだ饗宴! プレミアムフライデー初日のイベントをレポート

東京駅を挟んだ饗宴! プレミアムフライデー初日のイベントをレポート

2017.02.28

2017年2月24日、初の「プレミアムフライデー」が実施された。プレミアムフライデーとは、その月の最後の金曜日、午後3時に退社して消費を促そうというもの。

「金・土・日曜日での旅行がしやすくなる」といった評価の声がある一方、「月末の金曜日に休めるわけがない」「そもそも使えるお金がない」といった意見もある。始まったばかりの制度なので、どのくらい浸透するのかは、今後を見通したい。

とはいえ、当日は各地でイベントが行われた。東京でもさまざまなイベントが開催され、プレミアムフライデーの周知に多くの企業・団体が動いた。なかでも東京駅周辺で行われたイベントは盛大だったのではないか。

東京駅周辺のデベロッパーが盛り上げ役

東京駅周辺は、さまざまなデベロッパーなどが開発を行い、街の賑わいを促進しているが、巨頭といえば以下の3社ではないだろうか。まず、東京駅を擁するJR東日本、日本橋を発祥の地にする三井不動産、そして丸の内・大手町に根を張る三菱地所だ。もちろん、このほかにもあまたの企業が東京駅周辺の賑わいを支えている。

さて、前述のとおり初のプレミアムフライデーが実施されたが、これを周知するイベントで以下の3社が手を組んだ。JR東日本、三井不動産、三菱地所だ。つまり、丸の内・大手町に基盤を持つ三菱地所、古くから商人の街として栄え、東海道の起点ともなっている日本橋を地盤にする三井不動産、そしてその両地区のあいだにある東京駅を擁するJR東日本だ。東京駅を中心に、東西を代表するデベロッパーがプレミアムフライデーを盛り上げたことになる。

まず午前中には、東京駅行幸地下通路で「プレミアムマルシェ」という市場が立った。市場自体は毎週金曜日に開かれるが、この日はプレミアムフライデーとのコラボというイメージで開催された。行幸地下通路は、丸の内ビル、新丸の内ビル、東京駅をつなぐ歩行者用の大動脈。プレミアムフライデーの周知に有用だったにちがいない。

東京駅行幸地下通路で行われたプレミアムマルシェの様子
マンダリン オリエンタル 東京のオリジナルチーズバーガー

午後には、日本橋エリアのランドマーク「マンダリン オリエンタル 東京」最上階の「マンダリンバー」で、「オリジナルチーズバーガーと常陸野クラフトビールセット」(6,224円)の披露が行われた。高価だが期間限定なので、試したい人はチャレンジしてみるべきだろう。

東京駅周辺をリムジンが走る

続いて「大丸有地区」(大手町・丸の内・有楽町)を巡回するリムジンの公開も行われた。こちらは日本橋の象徴的場所「福徳神社」や、丸の内仲通りといった場所で披露された。このほかにもイベントは各所であり、多くの方がプレミアムフライデーの名を耳にしたのではないか。

披露されたリムジン

実はこのJR東日本・三井不動産・三菱地所の3社にはプレミアムフライデーが定着することでのメリットが考えられる。まずは、それぞれが管理するビル棟などに入居する、ショップや飲食店への経済効果だ。仮に、夜20~22時まで働いたとして、その後、勤めている企業の側での飲食は時間的に制限される。だが、午後3時に終業するとなれば、ショッピングや飲食に時間を充てられる。

と、経済効果に何かしら期待が持てそうな感じがする。だが、実際に「定着しないのではないか」とみる意見もチラホラと聞こえる。

これは、東京駅周辺に勤める、あるビジネスパーソンの話だが「業務量を考えれば、そもそも午後3時に帰宅できるとは、到底考えられない」ということだった。これは、多くのビジネスパーソンが共感する意見ではないだろうか。

そして、これはある飲食店のオーナーの話。「仮に午後3時にみなさんのお仕事が終わっても、弊店ではその時間から営業するリソースがありません」とのことだ。たとえば“仕込み”。ここはランチタイムが終わったあと、夕方からの営業のため仕込みを開始する。とてもではないが、午後3時に店を開ける余裕がないそうだ。その時間から働けるホールスタッフを確保することもほぼ不可能だという。

さらに、午後3時で終業したビジネスパーソンが、すぐに帰宅してしまうのではないかという声もある。経済にどれほどの効果があるのか……、このように疑う声は各所から聞こえてくる。

イベントに参加した小池百合子都知事

とはいえ、まったく効果がないわけではないだろう。事実、プレミアムフライデーに関連したイベントに参加した小池百合子都知事は、「働くことの意識改革のきっかけになれば」と語った。プレミアムフライデーをすぐさま実践できるビジネスパーソンは少ないかもしれない。だが、これをきっかけに徐々に意識改革につながっていけば、それはそれでよいかもしれない。

さて、東京駅周辺で行われたプレミアムフライデーのイベントだが、強力なものだったといえよう。それは、前述したとおりJR東日本、三井不動産、三菱地所の3社が旗振り役になったからだ。どの企業も存在感の強いデベロッパーだ。これらの企業が管理するビル棟には、数多くの有名企業が入居する。これら3社が入居企業に対し、プレミアムフライデーの有り様を示せれば、ひょっとしたら意外と早く定着するかもしれない。

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

カレー沢薫の時流漂流 第33回

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

2019.03.25

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第33回は、リアルガチでやばい「日本年金機構のツイート炎上」について

日本年金機構のツイッター広告が炎上し、即ツイ消しおよび謝罪する事態になったという。その炎上したツイートというのがこちらの文言だ。

「ガチヤバイ!? リアルガチでやばいかも!? 新社会人のみなさまへ 受け取る年金少なくなってない!? ねんきんネットで確認だ!」

これは非常によくある「ウケると思ってスベッた上に大炎上」パターンであり、「炎上ガチャ」でこれが出て来たら確実に低レアなので「即売却」といった感じだ。

問題のツイートでは何かを差別、あるいは蔑視しているワケでもなく、火力としてはチャッカマン程度であり、そんなに怒らなくてもとさえ思えるが、やはり怒る方にも理由はある。

日本年金機構はこれまでに大きな不祥事を起こしてきている。2007年にはオンライン化した年金データに不備や誤りが多いことが発覚した「消えた年金問題」というのがあった。

ちゃんと年金を納めていてもそれが記録されていないため、将来の年金額が減ってしまうかもしれない、という非常に重大な事件である。国民から取るだけ取っておいて、その管理がずさん、という、メロスでなくても激怒して走り出す案件であった。また、2015年には215万人の個人情報を流出させるという情報漏えい事件も起こしている。

こんな信用残機ゼロの状態では「ちょっとしたおふざけ」でも「ガチでやばいのはお前らのせいだろ」「何故こっちを煽る? まずそっちがちゃんとしろ」「こんなことに俺たちの年金を使いやがって」という鬼のマジレスが来てしまうのは当然である。

広告にユーモアは大事だが、「年金」クラスの笑いごとじゃないテーマになると「真面目かよ!」と言われるぐらい真面目にしておいたほうが良い、という好例だ。

炎上広告が出ると必ず「おかしいと思う奴はいなかったのか」「誰か止めろよ」という声が出るが、「SNSでバズること」を目的にすると、人間の視野は2度ぐらいになってしまう。そのため、過度な悪ふざけになっているとか、弩級の差別表現が入っているということにマジで気づかなかったりするのだ。

また、社内に「これはおかしい」と思う人間が5億人いたとしても、トップが「これはウケる」と思ってしまっていたら、下っ端にそれを止めることはできない。個人がやるとどうしても考えが偏るので、企業はさまざまな性別年代の人間に意見を聞いた上で、広告を打った方が良いと思う。

だが意見を幅広く聞いた上で、一番上がそれを「考えすぎだって」と一蹴して断行したりするので、組織の炎上というのは根深い問題である。

今回の炎上を「明日は我が身」と思う理由

だが今回の年金機構の炎上は、個人的感情として「一概に責められぬ」感がある。

今回の広告はその表現を「他人事かよ」と大いに責められたわけだが、年金機構的にはそんなつもりはなく、どうやったら若者に年金に関心を持ってもらえるか、真面目に考えた結果「ああなってしまった」のではないだろうか。

二十代前半ばかりの職場でただ1人アラフォーの自分が、無理して若者言葉を使い盛大にスベッた挙句、給湯室でメチャクチャ悪口言われてた、みたいな図を想像すると、「身に覚えがある」もしくは「明日は我が身」なので、あまり責められないのだ。

実際、年金機構は年金に対し捨て鉢になっているわけではなく、何とか国民に年金に関心を持ってもらい、適切に払ってもらいたいと思っていることだけは確かなのである。

ところで、私は去年無職になったことにより、厚生年金から国民年金になってしまった。当然国民年金だと厚生年金より将来もらえる額は少ない。将来の不安を感じた私は、「国民年金基金」の資料を取り寄せた。

国民年金基金とは、自営業や私のような無職が国民年金とは別途で年金料を収め、将来もらえる年金額を増やせるという制度である。支払った金額は確定申告の控除対象にもなるので節税にもなるのだ。

年金は当てにならないから他で老後資金を作ろうという声も大きいが、それでも年金ほど確実でリスクが少ないものは今のところない、という意見も多く見られる。

だが、資料を申し込んだ時は熱かった気持ちが、届いた時冷めているというのはよくあることで、取り寄せるだけ取り寄せてしばらく放置していた。

すると国民年金基金から電話がかかってきたのである。私は電話が苦手で、取ると青紫色の粉瘤が出来るので取らなかったのだが、こんなテーマで書くことになるなら粉瘤の一つや二つ覚悟で取れば良かった。おそらくだが「国民年金基金どうでしょう?」という内容だったのではないだろうか。端的に言えば「営業電話」である。

その後、電話は数回かかってきて、驚くべきことに、日曜日でもかかってきた。国の機関が日曜に動くとは思っていなかったので驚愕である。

「必死かよ」と思ったが、事実必死なのだろう。それぐらい年金はひっ迫しているのだ。もしかしたらノルマ的なものすらあるのかもしれない。

年金をもらうのは我々である。企業の炎上なら「不買運動」ができるが、年金の場合「不払運動」になり、後々受取額が減って困るのは国民の方である。

今回の炎上で国民が年金に対しますます拒否感を持ってしまったのは、年金機構というより我々にとっての悲劇なのだ。広告自体には反感を持ったかもしれないが、年金に関心を持ち、自身の年金状態を確認するのは大事なことである。

私も次に電話がかかってきたら、粉瘤上等で取ってみようと思う。

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LINEをやめるには? アカウント削除の方法

LINEをやめるには? アカウント削除の方法

2019.03.25

LINEの利用をやめる時はアカウントの削除が必要

機種変更などで使う「引き継ぎ」とは違うので注意

LINEアカウントの削除には、注意が必要だ。機種変更やスマートフォンの故障、アプリの不調といった理由で削除を考えているとしたら、それは間違っている。その場合に必要なのは「引き継ぎ」という処理だ。

アカウント削除はLINE利用そのものをやめる時に行う作業だ。新しく別のアカウントを作り直してもいいが、これまで繋がりのあった人々との縁は切れてしまう。もし連絡を取り続けたいのならば、あらためて友だち登録をしてもらわなければならない。

最近はLINEの連絡先しか知らないという関係も珍しくないから、中には交流が途切れてしまう相手もいるだろう。そういったことを理解した上で、削除作業を進めてほしい。

LINEアカウントを削除する

メイン画面で右上にある歯車マークをタップし、設定画面を開いたら「アカウント」を選択しよう。次に一番下にある「アカウント削除」をタップすると、警告画面が表示されるはずだ。アカウントにログインできなくなるというのは、もう同じアカウントが利用できないことを意味する。問題なければ「次へ」をタップしよう。

設定で「アカウント」を選択
一番下にある「アカウント削除」をタップ
警告画面の中身を読んだ上で「次へ」をタップ

次の画面では、アカウントを本当に削除するのかが確認される。これまで獲得したポイントやアイテム、購入したコイン等も全てなくなるということが「保有アイテム」のところで示されているはずだ。

今回説明に利用しているアカウントは、LINEをほとんど利用していない状態なので、多くの項目が「0」になっているが、ある程度利用していればスタンプをたくさん購入してきていたり、購入のためにコインを保有していたりといったこともあるだろう。それらは新しく作ったアカウントに引き渡すようなことはできない。全て失って問題ないということであれば、下にある「すべてのアイテムが削除されることを理解しました。」という欄にチェックを入れよう。

コイン、ポイント、スタンプ、着せかえの全てが削除されることを理解したらチェックを入れる

下へスクロールすると、連携アプリについても確認される。LINEアカウントを利用してログインしていたアプリや、LINEコインで何かが購入できていた連携アプリがあれば、その連携も解除される。問題がなければ、確認項目にチェックを入れてさらに下へ進もう。

連携アプリがある場合はそちらの利用についても確認したい

最後に友だちリストやトーク履歴を含む全てが利用できなくなることが再確認される。ここにもチェックを入れると「アカウント削除」ボタンが有効になるはずだ。本当に問題がなければ「アカウント削除」ボタンを押して完了させよう。

全ての確認用チェックボタンにチェックを入れれば削除処理が有効になる。「アカウント削除」ボタンが有効になったらタップして完了だ

「LINE(ライン)基本の使い方ガイド」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/line

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