ハロウィーンの“次”を狙うイースター関連市場

ハロウィーンの“次”を狙うイースター関連市場

2016.03.30

仮装した人の群れが渋谷駅前のスクランブル交差点を埋め尽くす。この光景がもはや日本の秋の風物詩になった「ハロウィーン」。その後もクリスマス、正月、節分、バレンタインとイベントが続く。そして先日はサクラの開花宣言があり、いよいよ花見シーズンとなった。そんな花見とかぶるタイミングで、じわじわと広がりつつあるのが、「イースター」。秋の「ハロウィーン」に並ぶ、春の「イースター」となるのか、近年拡大する「イースター」市場はどんな広がりをみせるか。

今年の「イースター」は3月27日(日)

春の訪れを祝う「イースター」は、キリスト教でイエス・キリストが亡くなってから3日後に復活したと信じられていることなどから祝うようになった。春分の日が過ぎてから最初に訪れる満月の次の日曜日と、覚えにくい法則があり、毎年日付が変わる。今年だと3月27日(日)だ。キリスト教の信者が多い欧米などでは以前から一般的な行事だったが、日本ではクリスマスのように浸透した行事ではなく、ここ数年知られ始めた。

イースターの象徴「タマゴ」(写真:PIXTA)

「イースター」といえば「タマゴ」と「ウサギ」

「ハロウィーン」といえば、カボチャをモチーフにした飾りやお菓子、仮装して楽しむイベントとして、今や若者を始め幅広い世代に人気のあるお祭りとなっている。「イースター」だと、このカボチャにあたるのが、「タマゴ」と「ウサギ」だ。「タマゴ」は復活を意味しており、「ウサギ」は多産・豊かさの象徴だという。

「イースター」の認知度は86%にまで上昇

クックパッドが行ったアンケートによると、イースターの認知度は86%で昨年の77%から9%も上昇している。認知度上昇には「テーマパークなどでイースターにちなんだイベントが開催されている」ことなどが貢献しており、「イースター」に行いたいことでは、「イースターにちなんだ料理を食べたい」という回答が大きく上昇している。とはいえ、何をするイベントなのか、いまいちよくわからないという声は多い。すでに定着している欧米ではさまざまなイベントがあるが、日本では、タマゴを探す「エッグハント」というゲームや、タマゴをカラフルに装飾する「エッグペイント」、タマゴ料理を作って味わうというすごし方が見えつつある。ではこのイースター消費を取り込みたい企業側はどんなことを企画しているのだろうか。

スイーツ市場では8億6000万円の市場予測

ブルボンの「イースター」期間限定商品

イベントでの消費といえば、まず食品だろう。富士経済の調査によると、「イースター」でのスイーツ市場の規模は8億6000万円と予測されていて、昨年から10%も上昇している。定番となっているバレンタインの616億円、クリスマスの547億5000万円、「ハロウィーン」の113億円にはまだまだおよばないものの、伸びしろのある魅力的な市場といえるだろう。ロッテやブルボンといったお菓子メーカーは、チョコレートなどの定番商品を「イースター」向けにパッケージングし、ホワイトデーよりも前から期間限定で販売している。

入り口付近に陳列された「イースター」お菓子。東京・「渋谷ロフト」3月24日

流通業では、ダイソーが今年初めて期間限定でグッズを店頭に並べるようになったほか、ファミリーマートでは、「春到来、ファミマでイースター」と銘打ったキャンペーンを展開。タマゴを使ったデザートやパンなどを販売している。一方、「ハロウィーン」の関連商品をブームになる前から出しているロフトでは、大々的なキャンペーンは行っていないものの、「渋谷ロフト」では1階の入り口近くの食品雑貨コーナーの一部に、「イースター」関連のお菓子などを集めている。広報担当者によると「今年から試しに行っている」という。まだまだ手探り感が否めない「イースター」市場だが、「タマゴ」をきっかけとした商品で、模索しているというところだろう。

「今年は機運が違う」

「例年とは機運が異なる」。こう話すのは、「自由が丘スイーツフォレスト」(東京・目黒区)の齋藤未来プロデューサー。スイーツフォレストでは、昨年のリニューアルオーオープンの際に「イースター」のイベントを開催。今年で2年連続となる(5月末まで)。実は、スイーツフォレストで「イースター」イベントを開催するのは初めてのことではない。9年前に一度開催したが、「その時はまだ早いと感じた」と齋藤氏。昨年再び「イースター」を始めた背景には、「ハロウィーン」の盛り上がりによって、機運が高まっているのではと思ったためだという。さらに「街を歩いていると1月くらいからイースター関連商品を出している店が、今年はあった」と昨年と今年でも環境の違いを感じたという。

「自由が丘スイーツフォレスト」の「イースター」限定スイーツ。左2つが今年の新作

期間中は「タマゴ」や「ウサギ」にちなんだ限定スイーツが4種登場。うち新作は2つで、カスタード入りのブランマンジェをタマゴに見立て、まわりにはイチゴやキウイなどと、オレンジのソースで目でも楽しめるクレープなどだ。昨年から出しているマンゴースープの中に抹茶やラズベリー風味の白玉などがはいったスイーツは、「イースター」の定番イベント「エッグハント」をイメージしている。

“食べ物”イベントからの広がり

さらには期間中、施設内に隠れた「イースターエッグ」を探す「エッグハント」ゲームや「イースター」にちなんだウサ耳、「ボンネット」という帽子など、「イースター」記念の写真が撮れるようにグッズを用意している。スイーツを食べに来たついでに、施設内でちょっとした体験ができるようにしている。さらに、25日には、地元のインターナショナルスクールの学生と一緒に、「イースターパレード」も開催。自由が丘の周辺の住民を巻き込んで、盛り上げようとしている。

写真撮影用のグッズ

齋藤氏によると「“ちょこっと体験”が昨年意外とうけた」という。昨年開催したとき子供向けに始めた「エッグハント」に、大人だけのグループが参加している姿がみられるなど、スイーツを食べたり、おしゃべりをしたりするついでに“ちょこっと”体験できることに人が反応するのではと感じたという。また今年から始めたフォトグッズも、イースターの記念になどと写真を撮る需要が高いと踏んで用意。SNSへの投稿でイベントが拡散することを期待している。

「イースター」全体での市場規模は300億円か

「イースター」全体での市場規模は昨年推計240億円(日本記念日協会調べ)で、おととしから50億円伸びている。今年はさらに拡大することが見込まれている。日本記念日協会の加瀬清志代表理事によると、イースター市場が伸びそうな理由は大きく3つあり、1:メディア露出の増加、2:参入企業の増加、3:今年の「イースター」が3月中に来ることだという。2については、食品だけでなく仮装などといった体験までさまざまな消費につながったハロウィーンの影響があるという。そのため、「自分たちも参入できるのでは」との期待をかける企業が増えているという。3については先に述べたように「イースター」は日付が変動するイベントだ。4月になることもあり、新学期ということに話題が取られてしまうそうだ。今年の市場規模について加瀬代表理事は「300億円くらいまで伸びるのでは」との見通しを示している。

日本の「イースター」の過ごし方は2つの定番化のきざし

企業の「イースター」市場へのアプローチの仕方をみると2つの傾向がわかる。1つが、先にも述べたように食べるイースターの浸透。2つ目が、グッズを伴ったイベントとしての体験。2つ目に関しては、イースターの認知度を押し上げたであろうディズニーの「イースター」や、星野リゾートの「イースター」宿泊プランといった大型の体験イベントから、小さいものまである。とはいえ「クリスマス」や「バレンタイン」そして「ハロウィーン」のように、こう過ごすといったスタンダードはまだまだ確立していない「イースター」。新しい試みもまだまだできる余地があるとみえた。

渦中のファーウェイ、スマホ新製品も発売延期が相次ぐ

渦中のファーウェイ、スマホ新製品も発売延期が相次ぐ

2019.05.24

米国政府がファーウェイを輸出規制リストに追加した

ファーウェイ製品の発売延期を決定する事業者が続出

輸出規制は世界経済の混乱を招く事態に……

米国政府がファーウェイを輸出規制リストに追加したことで、米中の貿易摩擦が加速している。5月21日には国内向けにスマホ新製品の発表会を開催したものの、発売を延期する事業者が相次ぐ事態となっている。

ファーウェイはスマホ新製品を発表したが、販路の多くで発売延期に

スマホ世界シェア2位に躍り出るなど、破竹の勢いで成長してきたファーウェイだが、果たして打開策はあるのだろうか。

世界シェアは再び2位に、国内でも攻勢に

ファーウェイはスマホ世界シェアでアップルと2位争いを繰り広げている。年末商戦シーズンにはアップルが2位に返り咲いたものの、2019年第1四半期にはファーウェイが前年比50%増となる5900万台を出荷したことで、再び2位に戻る形になった。

新製品発表会に登壇したファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波氏

スマホ市場が伸び悩む中で、なぜファーウェイは劇的な成長を遂げたのだろうか。2018年後半から米中貿易摩擦が報じられる中、買い控える動きもある一方で、世界的な露出の増加によって、製品を手に取ってみる人が増えたことが背景にあるとファーウェイは見ている。

国内でも順調に伸びてきた。依然としてiPhoneはシェアの半数近くを占めるものの、直近1年間で最も売れたAndroidスマホはファーウェイの「P20 lite」だという(BCN調べ)。コスパの良さが高く評価されているのが特徴だ。

2019年夏モデルでは、NTTドコモがフラグシップ「P30 Pro」を、KDDIは「P30 lite PREMIUM」の取り扱いを発表。MVNOやオープン市場には「P30」と「P30 lite」を投入するなど、あらゆるセグメントに向けて最新ラインアップを一挙投入する予定だった。

ベストセラーの後継モデルとして期待される「HUAWEI P30 lite」

だが、こうしたファーウェイの快進撃に待ったをかけたのが、米商務省が発表した輸出規制リストへの追加だ。

複数の企業が取引を停止、国内で発売延期も相次ぐ

米商務省が5月15日にファーウェイを輸出規制リストに追加したことで、米国の製品やサービスをファーウェイに対して輸出することが同日より規制された。米国製の半導体やソフトウェアなどを利用できないのは大きな痛手だ。

その後、重要なサービスにファーウェイ製品を用いる企業向けに90日の猶予期間が設けられたものの、これからどうなるかは不透明な状況だ。グーグルやクアルコムなど米国企業をはじめ、米国技術に大きく依存している英Armもファーウェイとの取引を停止すると報じられている。

国内では早いものでは5月24日からP30シリーズのスマホが販売される予定だったが、大手キャリアやMVNO、量販店などが相次いで発売延期や予約停止を発表。既存のファーウェイ製品については販売が続いている状況だ。

NTTドコモが今夏発売予定の「HUAWEI P30 Pro」は予約受付を停止
KDDIの「HUAWEI P30 lite PREMIUM」の発売を延期した

ファーウェイは米国に頼らず必要な部品を調達する構えも見せているが、ファーウェイ包囲網は世界的に広がりつつある。OSであるAndroidはオープンソース版を自由に利用できるものの、グーグルのサービスがなければ海外展開は困難だ。

独自のKirinプロセッサーを有しているとはいえ、Armのライセンスがなければ開発継続は不可能とみられる。スマホ以外にも基地局などの通信インフラでファーウェイのシェアは高く、輸出規制が長引けば世界的に混乱を招きそうだ。

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2019.05.24

「MAZDA3」はハッチバックとセダンの2タイプ

まるで歩いているような運転感覚を目指したと開発主査

狙うは中~高価格帯? プレミアムブランド化の試金石

マツダは「アクセラ」の後継モデルとなる新型車「MAZDA3」(マツダ・スリー)を発売した。ボディタイプはハッチバック(マツダは「ファストバック」と呼称)とセダンの2種類、価格は218万8,100円~362万1,400円。マツダにとっては新世代商品群の先陣を切るクルマであり、マツダブランドがプレミアム化路線に舵を切っていけるかどうかの試金石となる商品でもある。

マツダが発売した「MAZDA3」。左がセダン、右がファストバック

新世代商品群の口火を切る「MAZDA3」

マツダは2012年に発売したSUV「CX-5」を皮切りに、「新世代商品群」(マツダにとって“第6世代”にあたる商品群)のラインアップを拡充してきた。今回のMAZDA3は、同社にとって“第7世代”にあたる商品群の幕開けとなるクルマだ。このクルマから、次の「新世代商品群」が始まる。

開発主査を務めたマツダ 商品本部の別府耕太氏によれば、MAZDA3で目指したのは「マツダブランドを飛躍させる」こと。そのために、クルマとしての基本性能を「人の心が動くレベル」まで磨き上げ、「誰もが羨望するクルマ」に仕上げたとのことだ。MAZDA3は「徹底的な人間研究」に基づいて作ったクルマであり、乗れば「まるで自分の足で歩いているような」運転感覚を味わえるという。その人馬一体の感覚は、助手席と後部座席でも体感できるそうだ。

コックピットの設計では、誰もが適切なドライビングポジションを取ることができることにこだわったという

マツダの新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHETECTURE」(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)が相当に進化している様子だが、その違いは素人でも分かるくらい、劇的なものなのだろうか。この問いに別府氏は、「走り出して交差点を曲がる10mくらい、低速域のシンプルな動作でも動きの違いが分かってもらえると思う。動きを滑らかにした。その一言に尽きる」と自信ありげな様子。進化の度合いは「テレビがアナログからデジタルに変わったくらい」とのことだった。

「MAZDA3」の滑らかな運転感覚は少し走るだけで分かると別府開発主査は話す

MAZDA3が搭載するエンジンは4種類。ガソリンは直列4気筒直噴エンジンの1.5Lと2.0L、ディーゼルは直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンの1.8L、そして、マツダが独自技術で開発した新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の2.0Lだ。このうち、1.5リッターガソリンエンジンはハッチバックのみの設定となる。

1.5Lガソリンエンジンと1.8Lディーゼルエンジンは5月24日販売開始。2.0Lガソリンエンジンは5月24日予約受注開始、7月下旬販売開始予定だ。「SKYACTIV-X」は7月に予約受注を開始し、10月に売り出す計画(画像はファストバック)

どのエンジンを選ぶかで当然、価格帯も違ってくる。1.5Lは218万8,100円~250万6,080円、2.0Lは247万円~271万9,200円、1.8Lディーゼルは274万円~315万1,200円、SKYACTIV-Xは314万円~362万1,400円だ。ちなみに、同じグレードだとセダンとハッチバックの間に価格差はないが、バーガンディー(赤)の内装が備わるハッチバックのみの特別なグレード「Burgundy Selection」は、同一グレード内で最も高い価格設定となる。上に記した価格帯は同グレードを含めたものだ。

1.5Lガソリンは最高出力111ps(6,000rpm)、最大トルク146Nm(3,500rpm)、2.0Lガソリンは同156ps(6,000rpm)/199Nm(4,000rpm)、1.8Lディーゼルは116ps(4,000rpm)/270Nm(2,600rpm)。「SKYACTIV-X」の数値はまだ判明していない(画像はセダン)

182万5,200円~331万200円だったアクセラと比べると、MAZDA3の価格設定からは高価格化の印象を受ける。この点について、MAZDA3のマーケティングを担当するマツダ 国内営業本部の齊藤圭介主幹は、「アクセラでは低~中価格帯の市場にアプローチしていたが、MAZDA3では中~高価格帯へとステップアップしたい」との考えを示した。

セダンは「凛」、ハッチバックは「艶」

デザイン面では、マツダが第6世代商品群で取り入れた「魂動」というコンセプトをさらに深化させた。チーフデザイナーを務めたマツダ デザイン本部の土田康剛氏は、「引き算の美学」で「日本の美意識を表現したい」と考えたという。

セダンでは「凛とした伸びやかさ」で「大人に似合う成熟した」クルマを志向。ハッチバックでは「色気のあるカタマリ」をコンセプトに据えた。「セダンはあえて枠にはめて、ファストバックでは枠を外した」というのが土田氏の表現だ。周囲の景色や光を映し出すMAZDA3のエクステリアは、マツダが2017年の東京モーターショーで発表したコンセプトカー「VISION COUPE」(ビジョンクーペ)で印象的だった「リフレクション」(反映)を体現しているようだ。

「MAZDA3」では全8色のエクステリアカラーが選べる。「ポリメタルグレーメタリック」(画像、2019年1月の東京オートサロンにて撮影)はファストバック専用の新色だ

MAZDA3のエクステリアはスタイリッシュだし、ハッチバックの方はクルマの“肩”の部分が張り出していないので、アクセラに比べ室内が狭くなっていそうに見える。そのあたりについて別府氏に聞いてみると、「人にとっての空間は、部位によって多少の加減はあるが、現行(アクセラ)に対してほぼ同等。視覚的に、室内空間が狭そうに感じたとすれば、それはマツダのデザイン手法により、スタイリッシュさ、前後の伸びやかさ、力強さといったようなものを実現できているためとご理解いただきたい」との回答だった。

荷室については、ファストバックは基本的に「アクセラ スポーツ」(アクセラのハッチバック)と同等で、セダンは容量が拡大している。セダンの方は、アクセラよりも80mm延びた全長の大部分をトランクルームの容量拡大に充てたそうだ。

2輪駆動(FF)のハッチバックで比べると、ボディサイズは「アクセラ」が全長4,470mm/全幅1,795mm/全高1,470mm/ホイールベース2,700mm、「MAZDA3」が同4,460mm/1,795mm/1,440mm/2,725mm。フロントヘッドルームなどの数値を見比べると、数ミリ単位でMAZDA3の方が狭くなっているようだが、開発主査によれば「ほぼ同等」だという

MAZDA3には他にも多くのトピックスがあるものの、全ては書ききれないので、あと2点ほど挙げておくと、まず、このクルマは同社で初めてのコネクティッドカーとなる。車両自体の通信機能でマツダのサーバーと交信することで、24時間体制のサポートが受けられるのだ。例えば「アドバイスコール」という機能では、車両トラブルの際の初期対応から修理まで、幅広いサポートを受けることが可能。コネクティッド機能には使用料がかかるが、最初の3年間は無料だ。

もうひとつ、マツダが強調していたのが「静粛性」と「サウンドシステム」、つまり、MAZDA3車内の「音」に関する部分だ。このクルマはアクセラに比べ、静粛性と「音の伝わる時間と方向のリニアさ」が大幅に向上している。スピーカーは低音域、中音域、高音域それぞれに用意し、最適な場所に配置した。

高音域スピーカーは人の耳に近いドア上部、中音域スピーカーは乗員の体の横、低音域スピーカーは車室外のカウルサイドというところに配置。マツダ社内には「MAZDA3」を「走るオーディオルーム」と呼ぶ人もいるとのこと

MAZDA3の販売目標は、全世界で年間35万台。日本では月間2,000台を目指す。ボディタイプの内訳はファストバックが7割、エンジン構成は1.5Lガソリンが10%、2.0Lガソリンが40%、1.8Lディーゼルが20%、SKYACTIV-Xが30%を想定する。ちなみに、アクセラは2018年(暦年)で約38万7,000台が売れていて、その内訳は最も多い中国が11万7,000台、その次が北米で9万1,000台だった。

グレードにもよるが、MAZDA3は同クラスの輸入車であるフォルクスワーゲン「ゴルフ」やメルセデス・ベンツ「Aクラス」などと肩を並べるか、あるいはそれらを凌駕しかねない価格となる。直列6気筒エンジンの復活を宣言するなど、プレミアム化路線に舵を切ろうとしているマツダとすれば、ゴルフやAクラスなどの市場にMAZDA3で乗り込みたいところだろう。一方、1.5Lのガソリンエンジンでは、若年層に訴求できるかどうかもポイントとなりそうだ。

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