洗練のエンジンを堪能…安東弘樹、ジャガー「XF スポーツブレイク」に乗る!

安東弘樹のクルマ向上委員会! 第14回

洗練のエンジンを堪能…安東弘樹、ジャガー「XF スポーツブレイク」に乗る!

2019.02.27

輸入車一気乗り企画、最初はジャガーのステーションワゴン

ジャガーのSUV「F-PACE」を所有する安東さんが2台を比較

タイヤは4つなんだから…安東弘樹、四駆へのこだわりを語る!

日本自動車輸入組合(JAIA)の試乗会を訪れた安東弘樹さん。計8台の輸入車一気乗りは、ジャガーのステーションワゴン「XF スポーツブレイク」から始まった。同社のSUV「F-PACE」を所有する安東さんだが、愛車と比べ、「XF スポーツブレイク」には洗練された部分があると感じたそうだ。

※文と写真はNewsInsight編集部の藤田が担当しました

「XF スポーツブレイク」と安東さん。このクルマのエクステリアで気に入った部分を指差してもらった。愛車「F-PACE」と比べるとリア全体の面積が狭いので、ひとつひとつのパーツが大きく見えるとのこと

購入を検討していたジャガーのステーションワゴン

JAIA試乗会は、参加するクルマ(今回は計69台)から乗ってみたいものを選んで事前に申込み、抽選で当たったクルマに乗るというシステムになっている。つまり、今回の試乗会で乗った8台は、何らかの理由で安東さんが乗ってみたいと考えていたクルマなのだ。

それでは、「XF スポーツブレイク」に乗ってみたいと考えた理由とは何か。ご本人に聞いてみると、「個人的に興味があったのと、これの四輪駆動が出ると聞いたので、それが出たら購入を考えてみようかなと思っていたので」とのことだった。

確かに、「XF スポーツブレイク」には先頃、四輪駆動のモデルが追加となっている。すでにメルセデス・ベンツ「E220d 4MATIC オールテレイン」の購入を決めた安東さんだが、この「XF スポーツブレイク」も、購入検討リストに入る寸前だった模様だ。

ここからは、「XF スポーツブレイク」に同乗して聞いた、安東さんのインプレッションをお伝えしたい。

「全長はこちらの方が少し長いと思うんですけど、ほんと、F-PACEを低くした感じのクルマですね。私のクルマと色も同じだし」(安東さん)

安東さん(以下、安):(走り出してすぐ)軽っ! 「F-PACE」に乗りなれているので、だいぶ軽く感じますね。

自分のクルマよりも重心が低いので、走りが安定してますね。その代わり、やっぱり、道が悪いところとかだと、SUVには絶大な安定感がありますよね。縁石とか、「普通のワゴンだとこすってた」って思うことがありますし。一長一短というか。

編集部(以下、編):室内の感じはいかがですか?

:乗ってみると、すごく開放的というか、明るいですね! パノラマルーフもF-PACEより広く感じます。パノラマルーフの真ん中に開閉用の線がないことも、見た感じに影響しているんでしょうね。ただ、グラス部分が開かないところは、ちょっと残念かなー。解放感と利便性と、どちらを求めるかで評価は変わってきますけど。

:F-PACEと比べて乗り心地はどうです?

:こっちの方が安定してはいるんですけど、ただ、サスペンションストロークが、おそらくF-PACEの方が長いので、路面からのコツコツ感というか、凸凹が直接伝わってくるような感じはありますね。“硬い”とまではいいませんけど、その分“スポーティー”ではあります。

単純に乗り心地でいうと、F-PACEの方が“ゆったり”していていいのかもしれませんけど、走りとしての軽さは、断然こっちですね。同じエンジンですけど。こういうところ(※)を走ると、やっぱり重心が低いので、圧倒的に走りやすいですね。

※編集部注:「XF スポーツブレイク」では、試乗会の拠点となった大磯プリンスホテルから箱根ターンパイクに向かった。「こういうところ」とは、ターンパイクの曲がりくねった山道のこと。

:あー、トルクがあるなー! ここ(ターンパイク)は何回もF-PACEで走ってますけど、いい比較になります。重量の差もあるし、XF スポーツブレイクはFR(後輪駆動)っていうのも影響していると思いますけど、はるかに軽快ですね。

しかし、こんなに良いエンジンだったかな……。やっぱりこれ、気のせいではなく、エンジンが(愛車のF-PACEと比べて)洗練されてますね。音も静かになっているし、スペックこそ全く変わっていませんけど、全然違いますね。回り方も滑らかだし、振動も少なくなってます。

試乗した「XF スポーツブレイク」(画像)は、安東さんが所有する「F-PACE」よりも後に発売となったモデルだった。新しい分、エンジンを含む各所に改良が加えられているのだろう

:ジャガーって、サルーンかスポーツカーのイメージが強くて、最近はSUVに力を入れている感じですけど、あえてステーションワゴンを選ぶ方の気持ちとは?

:オシャレなんでしょうね、セダンよりも。ちょっとアクティブな生活を送っているイメージというか。ただ、クロスオーバーワゴン(※)みたいなクルマがあるといいなと思いますね。「レガシィ」(スバル)のアウトバックとか、ボルボのクロスカントリーみたいな。

※編集部注:セダンとSUVの“いいとこどり”のようなクルマ。この車種の特徴や歴史については以前、自動車ライターの大音安弘さんに解説して頂いたことがあるので、こちらの記事でご確認いただきたい。

:日本車にはクロスオーバーワゴンの選択肢が少ないと思いますが、増えて欲しいですか?

:そうですね、今はレガシィくらいしかないですもんね。昔は日産の「ステージア」にすらあったのに……。ステージア、よかったけどなー! クロスカントリーみたいなクルマで、私も欲しかったですもん。ボルボのクロスカントリーには乗ってたことがあるんですけど、すごく便利でした。

ジャガーに乗りながら、日産「ステージア」を懐かしむ安東さん

:先ほど、FRの走りについてお話になっていましたが、やはり「クルマといえばFR」みたいな感覚って、あるんですか?

:私には、それはないですね。このクルマも、四輪駆動だったら購入を考えたんですけど。

最近は、東京でもドカ雪が降ったりするじゃないですか。カチカチになった路面で、スタッドレスを履いたFRのクルマが全く動けなくなっている状況を見たりもするので、いざという時のことを考えると、四駆がいいですね。あと、タイヤが4つ付いているので、折角なら(?)4つのタイヤが駆動して欲しいという気持ちが、どこかにあって。サーキットを攻めるような走り方というか、ドライ路面で振り回すんだったらFRの方が楽しいんでしょうけど、僕はやっぱり……。ポルシェも四駆ですしね(※)。

※編集部注:安東さんの愛車「911 カレラ 4S」は四輪駆動、マニュアルトランスミッション(MT)、右ハンドルという仕様だ。

:FR至上主義みたいな考え方って、なぜ生まれたかというと、昔はFF(前輪駆動)のクルマがよくなかったからですよね。サーキットをFFで走っていると、アンダーステア(カーブの時、外側にふくらんでしまうこと)が出て、まともに曲がらない、みたいな。

以前、「トップ・ギア」という番組で、当時は出たばっかりだったオペルの、確か「アストラ」のスポーツモデルだったと思うんですけど、そのクルマに乗っていつもの飛行場サーキット(?)で攻めようとしたら、面白いほど曲がってなかったですもん。ジェレミー(※)が「アンダーステアー!!」とか、「このステアリングは何のために付いているんだ!!」とか叫んでて。昔のFFって、そういうところが確かにありましたからね。そのクセを知っている人が、FR至上主義みたいになったんだと思うんですが、今はFFや四輪駆動のクルマもよくできているし、ネガティブな要素は限りなく減ってきていますから。

※編集部注:「トップ・ギア」は英国のBBCが放送している自動車番組。ジェレミーとは、以前司会者を務めていたジェレミー・クラークソンのこと。クルマ好きの人に話を聞いていると、しばしば話題にのぼる番組だ。

試乗した「XF スポーツブレイク」はFRだったが、四輪駆動モデルも購入できる

XF スポーツブレイクの試乗では、愛車のF-PACEと比べ、洗練の度合いを増しているエンジンに何度も感嘆の声を上げていた安東さん。次に乗るクルマは、FCAジャパンのアバルト「695C Rivale」とジープ「ラングラー」だ。ひょんなことからマクラーレン「570S Coupe」にも乗ることができたので、その時の様子もあわせてお伝えしたい。

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20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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Googleが新しいゲームプラットフォームを発表

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2019年内にローンチ、性能はプレステやXbox以上か

3月19日、米国で開催中のゲーム開発者会議「GDC 2019」の会場で、Googleがクラウドベースのゲーミングプラットフォーム「STADIA」を発表した。特定のゲーム機に縛られず、ネットに接続したスマホやパソコン、テレビを通してストリーミング(配信)形式でゲームをプレイできる。

この事業を担当するバイスプレジデントとして、STADIAを発表するフィル・ハリソン(Phil Harrison)氏。そもそも彼からして、元はソニーのプレイステーション立ち上げの主要メンバーで、その後Microsoftに移りXboxを担当したという経歴の持ち主

かねてより、MicrosoftのXbox事業のトップマネージャーを引き抜いた、ソニーでPlayStationのハード開発にかかわったエンジニアが転職したといった噂が頻繁に流れており、「Googleがゲーム市場に本格参入する」という憶測は強まっていた。実際に2018年には、Googleは「Project Stream」と呼ばれるストリーミング形式のゲーム基盤の計画を発表し、米国内でベータテスターを募って技術テストを行っていた。

STADIAは、Project Streamの延長線上にあるサービスと見られる。ユーザーは特定のゲーム機を持っている必要がなく、従来のゲーム機の役割をするのはGoogleの設置するデータセンターだ。簡単に言えばクラウドサービスのように、実際にゲームタイトルが動作しているのはデータセンター側で、ユーザーはインターネットを介してゲームを遠隔でプレイする。

STADIAのデータセンターから配信されたゲームをパソコンでプレイしている様子
パソコンで遊んでいたのと同じゲームを、タブレットやテレビでも同じように遊ぶことができる

このプラットフォームの特徴によって、例えばYouTubeで新作ゲームのトレーラー動画を見ていて気に入ったときには、そのページ内の「プレイする」ボタンを押すだけで、インストールすら不要で、動画を再生するかのようにそのゲームをプレイできるようになる。

そして、STADIAのデータセンターが持つゲーム機としてスペックは、サービス開始時のものとして、GPUの演算性能は10.7テラFlopsに達するといい、これはPlayStation 4 Proの4.2テラFlopsや、Xbox One Xの6.0テラFlopsを大きく上回る。映像品質も4K/60fpsのストリーミングに対応し、将来は8K/120fps対応も予定しているという。

STADIA用の「STADIAコントローラー」も販売する。SNSアップ用のボタンや、Googleアシスタントボタンが備わっている

Googleは2019年中にSTADIAをローンチする予定で、まずは米国、カナダ、欧州でサービスを開始すると説明している。発表を受けた翌20日の東京株式市場では、任天堂とソニーの株価が揃って大きく下落した。投資家たちが、GoogleのSTADIAによって、Nintendo SwitchやPlayStationのビジネスが脅かされると考えたからだ。

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