販売不振が影響? ソフトバンクもiPhone XRを値下げ

販売不振が影響? ソフトバンクもiPhone XRを値下げ

2019.01.25

2019年に入り「新型iPhone」販売不振のうわさが世間をにぎわせた

ソフトバンクが1月30日からiPhone XRを約1万円値下げ

各社が取り組む値下げキャンペーンから見える需給の不一致

ソフトバンクは1月30日から「iPhone XR ハッピープライスキャンペーン」と銘打った、機種代金の割引キャンペーンを実施する。2019年に入り「米AppleのiPhone売上減少」の観測が相次いでおり、今回のキャンペーンもその話題と無関係ではなさそうだ。

内容は、iPhone XRを購入し、通話基本プランの2年契約、2年契約(フリープラン)、またはハートフレンド割引(通話基本プラン)に加入したユーザーを対象に、iPhone XRの機種代金から1万800円を割引するというもの。昨年、実質的に8000円程度の値下げを行うと発表したNTTドコモに続いて、ソフトバンクもiPhone XRの値下げキャンペーンを実施する形だ。

実はこのような値下げの流れは、日本だけに限った話ではない。北米市場では、Appleからのバックリベートを原資にしたとみられる「iPhone XRの割引販売」などの施策が続いている。新型iPhoneが高価格化したことで、販売が伸び悩む姿が鮮明になってきた。

そんな、売れ行き不振の影響が、日本でも表面化してきたのだろうか。ソフトバンクの広報担当者は、今回のキャンペーンを実施するに至った背景を、「販売戦略上、さまざまな検討をした結果実施することにしました」と説明している。

もちろん仮に、販売不振が原因で値下げをせざるを得ない状況があるとしても、それを表立って言うことは難しいだろうが、「売れすぎて品薄状態が続いている」のであれば、あえて値下げに踏み切る必要がないことも事実だ。

しかし、1万円の値下げされると言っても、iPhone XRはユーザーにとって「それでも決して安くはない買い物」であることは間違いない。64GBモデルの本体価格がやっと10万円以下になるという水準だ。

また、純粋な価格面だけでなく、新型iPhoneの販売不振の背景には、「中国製品の台頭による、iPhoneの相対的な影響力低下」や「現行iPhoneユーザーが抱く新機種への期待値を超えられなかったこと」なども挙げられるだろう。ともすると、値下げだけでこの現状を打破するのは、少し難しいかもしれない。

NewsInsight 更新終了のお知らせ

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2019.06.17

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最後になりますが、改めて皆様に感謝いたしますとともに、引き続き、マイナビニュースにてご愛顧いただけましたら幸いです。

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

カレー沢薫の時流漂流 第47回

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

2019.06.17

最近女性の間で「#MeToo」ならぬ「#KuToo」運動がにわかに盛り上がっている。

「#KuToo」とは「靴」と「苦痛」をかけており、職場や就職活動で、足を痛めるパンプスやヒール靴の強要をやめようという運動である。

そもそもそんなの誰も強要してねえよ、と思われるかもしれない。確かに規定として靴の形状やかかとの高さまで定めている会社はレアだろう。しかし、私の元いた会社でも、規則があるわけでも、誰に言われたでもなく、みな一様に黒のパンプスを履いていた。それが「暗黙のルール」であり、それ以外は「非常識」と見られる風潮は確かにあるのである。

これが就職活動になると、パンプスを履いていないだけで「こいつは常識がない」と見なされ不採用になってしまうかもしれない、ということだ。そうなると女子学生は足を負傷してでもパンプスを履かざるを得なくなってしまう。

正直、パンプスは苦痛

パンプスがそんなに苦痛か、というと、靴の中では殺傷能力が高い方である。これは他人への、という意味ではなく自分へのだ。他人を殺傷したいならカウボーイが履いている、かかとにピザカッターがついている奴を履いた方が良い。

狭いつま先に足の指が密集されるため、私もよく爪で隣の指を切って足を血だらけにしていたし、伸縮性にかける素材のため、あわないパンプスだと試着の時点で靴擦れが出来るレベルなのだ。

世の中には素肌に荒縄で亀甲縛りを施し、その上に上等なスーツを羽織って出社している人も多いと思う。とても痛いだろうが、それは強制されたわけではなく、その人が好きで楽しいからやっているのだ。

つまり、好きでもない上にとても痛いパンプスを強制で履かなければいけないというのは、上等なスーツの下が亀甲縛りなことよりも「異常」なことというわけだ。

この運動はすぐに広まり、いきなり国会でも議論されたという。これにより「厚労相がハイヒール強要を容認」という見出しのニュースまで踊り出ることになった。

完全に自由と言われても困るのでは?

「厚生省に、女がハイヒールを履かないと死ぬ病の人が!?」と驚いたが、記事をよく見ると見出しほどのことはなく、厚労相の発言は「これは社会通念に照らして業務上、必要かつ相等な範囲かと、この辺なんだろうと思います」というかなりボンヤリしたものであり、どっちでも良い事を聞かれた私のリアクションに似ている。

しかし「ハイヒールが履けない女は何やってもダメ」などと強い事を言っているわけではないが、「業務上必要ならパンプス履くべきだろ」という「容認」に聞こえなくもない。すぐさま「業務上ハイヒールが必要な仕事って何だよ」という疑問が挙がり、「SMの女王様」「(ハイヒールでキレッキレに踊る)perfume以外ありえない」などの声が相次いだ。

この社会問題がすぐ大喜利になってしまうのは良くも悪くも「ザ・ツイッター」という感じだ。

確かに「業務上必要」となると、まだかかとにピザカッターがついている靴の方が「ピザを食う時」必要な気がする。

ただ、靴や服装を完全に自由化し、何でもOKにすれば良いかというと、それはそれで問題が起きると思う。ファッションに疎くコーディネートが苦手な人間からすれば、職場に何を着ていいのか全く「指針」がないというのは迷子になるし、接する側としても、車を買いにいってディーラーが、イモ―タンジョ―の完コスで出てきたら「キャデラックしか買うことを許されないのか」と委縮してしまう。就活マナー本に「俺の考えた最強の就活ファッションで挑みましょう」とだけ書かれていても逆に困るだろう

着る側としても、それに接する側としても、社会において服装にある程度規定や模範があるというのはメリットでもあるのだ。

そもそも規定や常識というのは、秩序を作ることにより問題を減らすためにあるものなのだ。しかしそれが元で「足を負傷する」という「問題」が起こっているなら本末転倒なので、やはり解消はすべきなのだろう。

極論に流れない寛容さが足りない

おそらく「#KuToo」を提唱している人も「ドラゴン柄のコンバースで就活したい」と言っているわけではないのだ。最近は「パンプスに見えるスニーカー」なども存在するし、パンプスでなくても地味な靴はいくらでもある。そのような靴を履いていても「パンプスじゃないから非常識」と見るのをやめてほしいという話だろう。

ちなみに私が会社員時代履いていたパンプスだが、黒の革靴ではあったが、つま先は限りなく丸く、ヒールはなきに等しい、今思えばあれはパンプスだったのか、70過ぎのババアが旅行に行くときに履くヤツなんじゃないか、という代物であったが、特に何も言われなかった。

「#KuToo」が求めるのも、そのぐらいの「寛容さ」なのではないだろうか。

【お知らせ】
連載「カレー沢薫の時流漂流」の掲載場所を変更します。
→ 新しい掲載場所はこちら https://news.mynavi.jp/series/jiryu_hyoryu