クイーンの称号は誰の手に!? シャドバの女性限定大会「Queen Cup」開催

クイーンの称号は誰の手に!? シャドバの女性限定大会「Queen Cup」開催

2018.12.04

『シャドウバース』の女性限定大会「Shadowverse Queen Cup 2018」

256名の参加のなかで最もシャドバの強い初代クイーンが決定

限定大会には普段の大会に出ない選手も参加しやすい傾向がある?

Shadowverse(シャドウバース)』の女性限定大会「Shadowverse Queen Cup 2018」が、11月23日、25日の2日間にわたり、幕張メッセで開催された。

シャドウバースは、1000種類以上のカードからデッキを構築して、フォロワーと呼ばれるキャラクターを召喚して攻撃したり、スペルやアミュレットと呼ばれるカードでフォロワーを支援したりしながら、1対1で戦うオンラインカードゲームだ。

ゲーム画面イメージ。対戦相手のリーダーと呼ばれるキャラクター(画面最上部のキャラクター)の体力を0にすれば勝利

今大会の参加者は256名。そのうち、予選を勝ち抜いた8名が決勝ラウンドへ進出する。予選ラウンドではスイスドロー(それまでの試合成績が近い選手同士が次の試合で対戦するトーナメント方式)、決勝ラウンドはシングルエリミネーション(1回負けると敗退するトーナメント方式)が採用された。

今回、参加者は応募の中から抽選によって選ばれたため、大会に参加できなかったプレイヤーも少なくない。もともとプレイヤー数の男女差が少ない同作だが、女性のみの大会で、これだけの人数が参加したのは前人未到の快挙と言えるのではないだろうか。

決勝ラウンドは都内のスタジオで行われた。準決勝と決勝の様子はテレビ番組「シャド場」でも放映される予定だ

準決勝にコマを進めたのは、なしこ。選手、みゃこ選手、りぃ選手、こばと選手の4名。こばと選手はマスター、なしこ。選手、みゃこ選手、りぃ選手はグランドマスターというランクで、実力十分の選手が激戦を勝ち上がってきたといえよう。

月間ランキング5位を記録し、決勝ラウンド準決勝まで負けなしで勝ち上がったなしこ。選手
彼氏もグランドマスターだというグラマスカップルのりぃ選手
唯一のマスタークラスでのベスト4に残ったこばと選手
公式コスプレイヤーとしても活躍しているみゃこ選手

準決勝は、「なしこ。選手 対 りぃ選手」「こばと選手 対 みゃこ選手」の組み合わせ。予選を全勝で勝ち抜いたなしこ。選手は、りぃ選手に1セット取られるものの、セットカウント2対1で順当に決勝へ。もう1つの準決勝もフルセットの末、みゃこ選手が勝ち上がった。

そして迎えた決勝戦。「なしこ。選手 対 みゃこ選手」の試合が行われることになったわけだが、実はこの組み合わせは予選で一度実現していた。そのときは、なしこ。選手が勝利を収めていたこともあり、みゃこ選手としてはリベンジといきたかったが、決勝でも再びなしこ。選手へ軍配が上がる結果に。見事優勝を飾ったなしこ。選手が初代クイーンの称号を手に入れた。

スタジオでは、スマホではなく大画面モニターを使用。スマホと同様にタッチパネルで操作するが、慣れない大きさに何度かタッチミスをする場面も

限定大会以外でも多くの女性に参加してほしい

女性限定大会ではあったが、実力的に男女の差はほとんど感じられず、白熱した戦いが繰り広げられた。特に、優勝したなしこ。選手は『シャドウバース』の月間ランキングで5位の成績を残しており、RAGEなどの大会でも好成績を記録している“無冠の女王”と呼ばれていた実力の持ち主だ。

今回の大会で初の称号を得ることができたわけだが、そんななしこ。選手に、喜びのコメントをいただいたので、紹介しよう。

――優勝の喜びを誰に伝えたいですか?

なしこ。:家族に伝えたいですね。ゲームやゲームをやっている私を見る目が変わってくるかもしれません。

――予選は全勝で、月間ランキングも5位と、前評判では4人の中で頭一つ抜けているようでしたが、プレッシャーはありませんでしたか?

なしこ。:勝って当たり前と思われていたところはありましたので、かなりプレッシャーになっていましたね。自分としては、そんなに余裕がなく、毎試合ギリギリの勝利でした。

――今回の大会を振り返ってみての感想は?

なしこ。:いろいろな反省点がみつかりました。もっとやりこんで、今後はさまざまな面で努力を重ねていきたいですね。月間ランキングも1位を狙っていきたいです。

――『シャドウバース』の魅力について教えてください

なしこ。:『シャドウバース』はプレイしていてすごく楽しいので、多くの人にやってほしいと思います。今回は、女性限定の大会で250人以上出場していましたが、女性限定の大会でなくても、もっと多くの女性に参加してほしいですね。大会があると『シャドウバース』を毎日プレイし、腕を上達させようというモチベーションになるので、私にはありがたい存在です。ずっと称号がほしかったので、今回クイーンの称号を得ることができて、本当に嬉しいです。今度は、RAGEでもファイナリストになりたいです!

見事、初代クイーンの座を獲得したなしこ。選手

老若男女を問わず大会に参加できるのが、ほかのスポーツにはないeスポーツの魅力の1つ。あえて男女で分けたり、年齢制限を設けたりする必要はないが、限定大会にすると、普段の大会には出場しにくいというプレイヤーでも、参加しやすい雰囲気があるのかもしれない。そういう点では今回、限定大会の可能性を示すことができたのではないだろうか。

さらに、女性のみの大会という、普段ない華やかさと決勝ラウンドに残った4人のオシャレな装いは、eスポーツのあり方に新風を巻き起こしたはず。eスポーツ選手が必ずしもサイクルジャージを着る必要がないと示してくれたのではないだろうか。次回のShadowverse Queen Cupにも期待したいところだ。

NewsInsight 更新終了のお知らせ

NewsInsight 更新終了のお知らせ

2019.06.17

NewsInsightは、諸般の事情により記事更新を終了いたします。

ご愛顧いただいた読者の皆様、また関係者の皆様に、編集部一同、誠に感謝いたします。

なお、NewsInsightに掲載中の記事につきましては、引き続きマイナビニュース(https://news.mynavi.jp)へと掲載場所を移管いたします。

掲載中の連載記事につきましても同様に、マイナビニュースへ移管いたします。各連載記事の新しい掲載URLにつきましては、以下となります。

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○森口将之のカーデザイン解体新書
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○ゲームとともに振り返る“平成”という時代
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○企業戦士に贈る「こむぎのことば」
https://news.mynavi.jp/series/komuginokotoba

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https://news.mynavi.jp/series/food_science

○阿久津良和のITビジネス超前線
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○知って納得、ケータイ業界の"なぜ"
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○文具ソムリエール・菅未里の「新しいコンパス」
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○活字・写植・フォントのデザインの歴史 - 書体設計士・橋本和夫に聞く
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○カレー沢薫の時流漂流
https://news.mynavi.jp/series/jiryu_hyoryu

最後になりますが、改めて皆様に感謝いたしますとともに、引き続き、マイナビニュースにてご愛顧いただけましたら幸いです。

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

カレー沢薫の時流漂流 第47回

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

2019.06.17

最近女性の間で「#MeToo」ならぬ「#KuToo」運動がにわかに盛り上がっている。

「#KuToo」とは「靴」と「苦痛」をかけており、職場や就職活動で、足を痛めるパンプスやヒール靴の強要をやめようという運動である。

そもそもそんなの誰も強要してねえよ、と思われるかもしれない。確かに規定として靴の形状やかかとの高さまで定めている会社はレアだろう。しかし、私の元いた会社でも、規則があるわけでも、誰に言われたでもなく、みな一様に黒のパンプスを履いていた。それが「暗黙のルール」であり、それ以外は「非常識」と見られる風潮は確かにあるのである。

これが就職活動になると、パンプスを履いていないだけで「こいつは常識がない」と見なされ不採用になってしまうかもしれない、ということだ。そうなると女子学生は足を負傷してでもパンプスを履かざるを得なくなってしまう。

正直、パンプスは苦痛

パンプスがそんなに苦痛か、というと、靴の中では殺傷能力が高い方である。これは他人への、という意味ではなく自分へのだ。他人を殺傷したいならカウボーイが履いている、かかとにピザカッターがついている奴を履いた方が良い。

狭いつま先に足の指が密集されるため、私もよく爪で隣の指を切って足を血だらけにしていたし、伸縮性にかける素材のため、あわないパンプスだと試着の時点で靴擦れが出来るレベルなのだ。

世の中には素肌に荒縄で亀甲縛りを施し、その上に上等なスーツを羽織って出社している人も多いと思う。とても痛いだろうが、それは強制されたわけではなく、その人が好きで楽しいからやっているのだ。

つまり、好きでもない上にとても痛いパンプスを強制で履かなければいけないというのは、上等なスーツの下が亀甲縛りなことよりも「異常」なことというわけだ。

この運動はすぐに広まり、いきなり国会でも議論されたという。これにより「厚労相がハイヒール強要を容認」という見出しのニュースまで踊り出ることになった。

完全に自由と言われても困るのでは?

「厚生省に、女がハイヒールを履かないと死ぬ病の人が!?」と驚いたが、記事をよく見ると見出しほどのことはなく、厚労相の発言は「これは社会通念に照らして業務上、必要かつ相等な範囲かと、この辺なんだろうと思います」というかなりボンヤリしたものであり、どっちでも良い事を聞かれた私のリアクションに似ている。

しかし「ハイヒールが履けない女は何やってもダメ」などと強い事を言っているわけではないが、「業務上必要ならパンプス履くべきだろ」という「容認」に聞こえなくもない。すぐさま「業務上ハイヒールが必要な仕事って何だよ」という疑問が挙がり、「SMの女王様」「(ハイヒールでキレッキレに踊る)perfume以外ありえない」などの声が相次いだ。

この社会問題がすぐ大喜利になってしまうのは良くも悪くも「ザ・ツイッター」という感じだ。

確かに「業務上必要」となると、まだかかとにピザカッターがついている靴の方が「ピザを食う時」必要な気がする。

ただ、靴や服装を完全に自由化し、何でもOKにすれば良いかというと、それはそれで問題が起きると思う。ファッションに疎くコーディネートが苦手な人間からすれば、職場に何を着ていいのか全く「指針」がないというのは迷子になるし、接する側としても、車を買いにいってディーラーが、イモ―タンジョ―の完コスで出てきたら「キャデラックしか買うことを許されないのか」と委縮してしまう。就活マナー本に「俺の考えた最強の就活ファッションで挑みましょう」とだけ書かれていても逆に困るだろう

着る側としても、それに接する側としても、社会において服装にある程度規定や模範があるというのはメリットでもあるのだ。

そもそも規定や常識というのは、秩序を作ることにより問題を減らすためにあるものなのだ。しかしそれが元で「足を負傷する」という「問題」が起こっているなら本末転倒なので、やはり解消はすべきなのだろう。

極論に流れない寛容さが足りない

おそらく「#KuToo」を提唱している人も「ドラゴン柄のコンバースで就活したい」と言っているわけではないのだ。最近は「パンプスに見えるスニーカー」なども存在するし、パンプスでなくても地味な靴はいくらでもある。そのような靴を履いていても「パンプスじゃないから非常識」と見るのをやめてほしいという話だろう。

ちなみに私が会社員時代履いていたパンプスだが、黒の革靴ではあったが、つま先は限りなく丸く、ヒールはなきに等しい、今思えばあれはパンプスだったのか、70過ぎのババアが旅行に行くときに履くヤツなんじゃないか、という代物であったが、特に何も言われなかった。

「#KuToo」が求めるのも、そのぐらいの「寛容さ」なのではないだろうか。

【お知らせ】
連載「カレー沢薫の時流漂流」の掲載場所を変更します。
→ 新しい掲載場所はこちら https://news.mynavi.jp/series/jiryu_hyoryu