1店舗の売上高がもっとも高い外食チェーンはスシ!? スシローGHDが描く事業戦略

1店舗の売上高がもっとも高い外食チェーンはスシ!? スシローGHDが描く事業戦略

2016.06.01

ハンバーガーに牛丼、ドーナツ、ピザ、そば・うどん、カフェなどなど……日本に無数に存在する外食チェーン店。では、こういったチェーンの1店舗ではどれだけ売上高があるのだろうか。もちろん、商品ジャンルによって単価は違うし、業態によって店舗の規模や回転率も異なるので、まじめに比較するのはナンセンスだが、ちょっと計算してみた。ザックリとした数字だが、マクドナルドの場合、1店舗で年間平均6~7,000万円の売上高、吉野家の場合、約1億5,000万円だった。そしてスシローが3億2,000万円と、1店舗の単純な売上高としては群を抜いている。

日本のスシ市場の1/10を占める

スシローGHD 代表取締役社長CEO 水留浩一氏

5月31日、スシローなどを展開するスシローグローバルホールディングス(スシローGHD)が、事業戦略発表会を行った。登壇した代表取締役社長CEO 水留浩一氏は、「スシローの1店舗あたりの年間売上高は約3億2,000万円。おそらく日本のチェーン店では最高水準」と語った。「本当にそうなのか」と疑問を抱いたため、急遽、調べてみたというわけだ。

スシローのライバルとなるくら寿司で1店舗あたり約2億8,000万円だった。430店舗のスシローと店舗数でデッドヒートを繰り広げるはま寿司は、売上高が公開されていないので調べられなかった。前述のマクドナルドや吉野家を含め、決算時期も異なるし急いでチェックした数字なので、あくまで参照程度にしてほしい。とはいえ、スシ店舗の売上高はほかの外食ジャンルに比べ、高くなる傾向にあるのは確かだ。

そんなスシ市場で業界ナンバーワンの売上高を誇るスシローGHDの事業戦略発表会に参加してみて感じたのは、“イケイケドンドン”だった。同社は10月が期初となるが、3月までの上半期で700億円超の売上高となった。前期は過去最高の約1,361億円だったが、この下半期も上半期と同じ水準で推移すれば、1,400億円を超えることになる。

ちなみに一般社団法人 日本フードサービス協会によると、2014年のスシ市場は約1兆3,700億円。スシローは国内スシ市場の1/10を占めている計算になる。

そんなスシローGHDが力を入れるのが、バリューチェーンの強化だ。特に材料の調達に注力している。たとえば主力商品であるマグロ。1月に地中海産マグロを仕入れるようになり、それが好評を得て、想定の数倍の売り上げにつながったという。マグロの場合、おいしい部位はスシ用に切り出し、スジがある部位は立田揚げや「コク旨まぐろ醤油ラーメン」に利用される。4月から提供されたラーメンは評判のサイドメニューだが、マグロの無駄を省きコストを抑制する役割も担ったメニューというわけだ。

また、ハマチやタイといった鮮魚も“上流”から手がけている。朝仕入れた鮮魚は皮付きのまま各店に搬送。皮むきを各店で行うことによって鮮度を保っている。水留氏は、「豊富なサイドメニューや低価格を売りにしているスシチェーンもあるが、スシローは鮮度や品質にこだわって戦っていきたい」と強調する。また、「原価率は上がったが、それ以上に売り上げも上がった」と、手応えを感じているようだ。

左:スシローの一番人気マグロ。トロの厚みが2倍となる「倍とろ」が期間限定ながら100円で提供される。右:びん長大とろ・中とろ・赤身の3貫セットも180円(期間限定)で販売される

地域ごとのメニューでオリジナリティを演出

一方、水留氏は「エリア戦略」にも触れた。均一な商品、均一な品質というのがナショナルチェーンの前提だが、地域によって独自のメニューづくりに注力していくという。たとえば九州地区であれば、ネタを各県から集め“オール九州”ともいえるセットスシを販売したり、レモンの産地、瀬戸内海が隣接する中国地方ではレモンをふんだんに使ったメニューを用意したりといった具合だ。水留氏は、静岡県・常葉大学の学生がメニューを考え、その周辺地域でオリジナルとして販売する“産学”の取り組みを進めていることも明かした。

外食チェーンには2種類の方向性がある。ナショナルチェーンとして普遍的な価値を重視し、全国一律のメニュー・品質を維持する方向。地域やお店ごとに独自性を打ち出し、オリジナリティを前面に出す方向だ。独自の店舗オリジナルメニューといえば、カレーチェーンのCoCo壱が有名。たとえば北海道・森町の名物であるホタテのフライをトッピングした「森町ホタテフライカレー」や、海軍カレーの街にちなみオリジナルのチキンカレーとして提供される「よこすか海軍カレー」など、多彩な店舗オリジナルメニューを展開している。

以前、モスフードサービス会長兼社長の櫻田厚氏がCoCo壱を引き合いに出し、「モスバーガーでもショップオリジナルのメニューが提供できるようなフランチャイザーを目指したい」と語ったことを思い出した。水留氏もスシローにそうした方向性を求めているようだ。

マグロのトリビアなどのコンテンツを掲載するウェブページ「スシゴト」を公開開始した。写真はそこで紹介されているレシピによる料理

こうしたエリア戦略を語る一方、都心進出についての計画も明かした。意外なことだがスシローは都内・山手線内に1店もない。郊外型店舗にこだわり、ロードサイドを主戦場に出店してきた。唯一、東京・新橋に「スシロー つまみぐい新橋店」をかまえるが、同店はスシローを運営するあきんどスシローの店舗ではなく、スシローGHD傘下のスシロークリエイティブダイニングの出店によるものだ。

水留氏は「山手線内へのスシローの出店は9月」と明かしたが、詳しいロケーションや店舗の特徴などについては「後日に報告します」と話すにとどめた。ただ、クリエイティブダイニングが展開する「七海の幸」「つまみぐい」での成果を反映させるとだけした。水留氏によるとクリエイティブダイニングは単に店舗を運営するのではなく、R&D(研究開発)の役割を担わせているという。このR&Dで得た成果が山手線内のスシローに反映され、ファミリーを意識した郊外型店舗とは異なる路線の店舗が誕生することになるだろう。

一大消費地である都内の、それも昼間人口がもっとも多い山手線内に店舗がない状態でスシ市場ナンバーワンとなったスシロー。山手線内は江戸前寿司の個人店が多く、一筋縄ではいかないだろうが、どのように戦っていくのか気になるところだ。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

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2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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