『パワプロ』eドラフト会議開催! 各球団のハートを射止めたのは?

『パワプロ』eドラフト会議開催! 各球団のハートを射止めたのは?

2018.10.03

「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ2018」のeドラフト会議が開催

プロテストを合格した36人はどの球団から指名されたのか?

注目選手の行方とともにeドラフト会議の様子をレポートする

野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』を使用し、プロ野球12球団がペナントレースを競う「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ2018」のドラフト会議「eドラフト会議」が9月29日、品川プリンスホテルにて開催された。

ドラフト会議の会場は本家よりもこぢんまりとしたものだが、佇まいは堂々たるものだった

eドラフト会議は、東日本、西日本予選を勝ち抜き、面接を経て選ばれた36人のプロゲーマーを、各球団が3名ずつ指名するというもの。会場には36人の選手も来場しており、プロ野球のドラフト会議とは違う緊張感があった。また、12球団の関係者や球団マスコットキャラクター、球団OB選手なども参加した。

開会の挨拶で登場した真中満氏と岩村明憲氏

通常のドラフト会議と違うのは、すでに指名される選手が決まっている点と、選手に入団の拒否権がない点。つまり、指名された瞬間に、選手はその球団への入団が確定するわけだ。指名は3巡目まで行われ、1、2巡目までは入札抽選によって行われる。全球団が一斉に選手を指名し、重複した場合のみ抽選。3巡目は2017年のプロ野球ペナントレースの順位の逆順に指名が行われる。

球団が選手を指名したときに表示されるディスプレイも、プロ野球のドラフト会議に沿ったもの

1巡目の指名で注目されたのは、マエピー選手の行方だ。1月に行われた「パワプロチャンピオンシップ」をはじめとする数々の大会で優勝経験があり、安定した好成績を残す選手として注目を集めていた。予想通り、1巡目で、ヤクルト、日本ハム、楽天、DeNAの4球団から指名が重なり、抽選の結果、ヤクルトへの入団が確定した。

他に実績のある注目選手では、イッキー選手がロッテ、じゃむ~選手がDeNA、ねお選手が楽天、さんらいく選手がソフトバンク、てぃーの選手が読売、みっすん選手がオリックスへ入団。その他の1巡目の指名は、パワプロチャンピオンシップ 2017時に球団代表だった選手や、地元選手を中心に行われていた。

また、別の意味で話題となったのが、オリックスが指名した選手。2巡目はいちろー選手、3巡目はN-岡田選手と、オリックスが取らなければ、どこが取るのだというプレイヤーネームの選手を指名し、会場が一気に沸き立った。

1巡目では、マエピー選手を4球団が指名。他の球団は指名選手をそのまま獲得できた
入団が確定した選手には、即座にユニフォームが手渡される。ここはeドラフト会議ならでは
球団出席者の中にはマスコットも。マエピー選手の抽選では、フレップ・ザ・フォックスとスイッチが登場し、抽選を引くという前代未聞の光景も
ヤクルトに入団が決まったマエピー選手

2巡目は中日とDeNAが、ふが選手を重複指名。抽選の結果、中日が指名権を獲得した。DeNAは1巡目、2巡目ともに指名が重複し、どちらも指名権を獲得するには至らなかったが、3巡目は2017年ペナントレースの成績の逆順指名となったので、滞りなく指名が確定し、36人の選手の入団する球団が確定した。

抽選でふが選手を引き当てた和田一浩氏
入団チームが決まった選手の面々(セ・リーグ)
入団チームが決まった選手の面々(パ・リーグ)

「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ2018」は11月10日より、セ・リーグ、パ・リーグに分かれてペナントレースがスタート。12月にはeリーグ代表決定戦、1月にはe日本シリーズが開催予定だ。eリーグ代表決定戦は、プロ野球のクライマックスシリーズと同様に上位3チームによるトーナメント戦で、ファーストステージは2勝先取(2位チームはアドバンテージ1勝)、ファイナルステージも2勝先取(1位チームはアドバンテージ1勝)で行われる。

いよいよ準備が整った「eBASEBALL」。初戦の対戦カードも決まり、あとは開幕を待つだけといったところだろう。プロの舞台に立った36人の選手がどのようなドラマを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

広島東洋カープの入団選手。左からカイ選手、ゴジラ選手、坂本選手
福岡ソフトバンクホークスの入団選手。左からケーバック選手、さんらいく選手、tell選手
阪神タイガースの入団選手。左からびび選手、ベルガモット選手、ショーラ選手
埼玉西武ライオンズの入団選手。左からミリオン選手、BOW川選手、なたでここ選手
横浜DeNAベイスターズの入団選手。左からヒデナガトモ選手、じゃむ~選手、AO選手
東北楽天イーグルスの入団選手。左からokd選手、ねお選手、MASA選手
読売ジャイアンツの入団選手。左からたいじ選手、てぃーの選手、ころころ選手
オリックス・バファローズの入団選手。左からいちろー選手、みっすん選手、N-岡田選手
中日ドラゴンズの入団選手。左からふが選手、でらナゴ!選手、m.o.m.o選手
北海道日本ハムファイターズの入団選手。左からTOKING選手、ビッシュ選手、JOY戦士選手
ヤクルトスワローズの入団選手。TKD選手、マエピー選手、えぞひぐま選手
千葉ロッテマリーンズの入団選手。スンスケ選手、イッキー選手、マツ選手
メディア露出多数、高まる「N高出身」への期待値

メディア露出多数、高まる「N高出身」への期待値

2019.03.22

ネットの学校「N高」の卒業式に潜入

開校時に入学したN高1期生が卒業した

世間の注目を浴び続けた生徒は、何を想う?

3月、角川ドワンゴ学園「N高等学校」の卒業式が東京・お台場にて開催された。

「ネットの高校」として、3年前に設立したN高。この日、2016年の開校時に入学した第1期生と、途中転入・編入した生徒をあわせ、計1593名が卒業した。3年前、『VR入学式』で世間を賑わせたこの学校を巣立つ卒業生たちは、N高での日々をどう捉え、今後はどのようなキャリアを描いていくのだろうか。

卒業式は2019年3月20日、お台場にて行われた

卒業式を彩る最新テクノロジー

N高は、ドワンゴとKADOKAWAの経営統合で誕生したカドカワが設立母体となり、2016年4月に開校された通信制高校だ。同校は開校後、2年次編入なども受け入れてきたため、これまでも卒業生を排出してきてはいたが、「1年生~3年生をN高で過ごした生徒」が卒業するのは、初めてのことだ。

卒業式には多くの報道陣も参加した。生徒にとって、「卒業式に記者がいる」「自分たちが卒業する様子がテレビやWebで取り上げられる」というのは不思議な感覚だろう。とはいえ、もう「VR入学式」に「ニコニコ超会議」へのブース出展(N高ではそれを「文化祭」と表現)などの経験を経て、メディアへの露出には慣れてしまっているのかもしれない。

そして、今回の卒業式も例によって独特だった。

卒業式は任意参加で、会場には袴や制服に身を包んだ生徒が集まる一方、その様子をライブ配信することで、会場に来られない生徒生徒も参加できる仕組みになっていた。会場のスクリーン上にはニコニコ生放送さながら、リアルタイムでコメントが表示されており、こうした演出は「N高らしい」といった印象を受けた。

卒業式の様子。オンライン参加者のコメントがスクリーンを流れる

中でも印象深かったのは、当日来られなかった生徒を代表して、米シリコンバレーに留学中の佐々木雅斗さんが「ロボット」に自分の顔を映して卒業証書を受け取ったシーンだ。

使用したのは、ANAが“未来の移動手段”として開発する、視覚・聴覚・触覚などを備えた、ユーザーの分身となるロボット「ANA AVATAR」。同校ではこのロボットを試験的に授業にも導入しているそうで、こういった最新のテクノロジーを使うあたりもN高らしい。

遠隔操作ロボット「ANA AVATAR(Beam Pro)」を用いて卒業証書を受け取った佐々木さん

と、テクノロジーにばかり目が行きがちではあるが、そもそも「高校生がシリコンバレーに留学している」という事実も驚くべき点だ。高校に通いながらも、シリコンバレーでビジネスを学ぶ――、というキャリアを選べるのは、学校という場所の制約を受けない、ネットの高校のメリットと言えるだろう。

卒業式にはほかにも「異色のキャリア」を持つ生徒たちが集まり、特に活躍した卒業生に対する特別表彰も行われた。

表彰を受けたのは、東京から鹿児島県に移住し、農業や水産業を手伝い地域活性化に貢献する白鳥優季さん、第18回アジア競技大会ジャカルタ・パレンバン「ウイニングイレブン 2018」eスポーツ 金メダリストの相原翼さん、N高のプログラムを最大限に活用し、スタンフォード大学やオックスフォード大学のサマープログラムに参加した冨樫真凜さんなど。その活躍の幅は広い。

さまざまな分野で活躍したN高生に対しては、特別表彰が行われ、記念品としてクリスタルトロフィーが贈呈された

メディア露出が多いがゆえに高まる期待値

N高を卒業した個性豊かな面々は、今後は大学進学、就職とさまざまなキャリアを歩む。

日本初で唯一N高にのみ実在するという「起業部」に所属し、かつ起業第一号として「Easy Go」という会社を創業している、鈴木颯人さんと山田陽大さんから「N高で過ごした時間」についてコメントをもらった。

「元々は地元の進学校に通っていたのですが、『自分が好きなことをしたい』『起業したい』という想いがあり、N高に入学しました。年齢や場所に縛られず、多くの人とコミュニケーションを取れ、充実した3年を過ごせました」(鈴木さん)

「以前通っていた学校が自分と合わず、ネットで見つけたN高で『ここだったら新しいことができるかも』と入学を決意しました。今振り返ってみて、やはり『この学校に来てよかった』と思います」(山田さん)

Easy Go代表取締役の鈴木颯人さん(左)と取締役の山田陽大さん(右)

2人に限らず、卒業生のコメントを聞いていくと「この場所で挑戦してみたい」という想いの元、N高を選んでいる生徒が多い印象だ。

普通の高校とは違い、メディアに露出する機会の多いN高での生活は、良くも悪くも、世間からの注目を浴びる。まだ高校生の彼らにとっては、その視線が時に辛く感じることもあっただろう。ただ、その一方で鈴木さんは「初めて会う方とお話しする際、『N高出身です』と言うだけで、会話が広がることがよくあります」とその知名度を好意的に捉えている。

若くして、覚悟を持ってN高という環境に飛び込んだ生徒たちは、周囲の視線を浴びつつ、たくましく成長してきたことだろう。「N高出身」というキャリアは、彼らにとって1つの大きな武器になりそうだ。

カドカワは新たに2019年4月から、「N中等部」も開校する予定だ。「ネットの学校」という、世間の注目が集まる新しいコンセプトの学校だからこそ、在校生・卒業生の動向は、今後もしばらくは注目され続けそうだ。

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スマホは「望遠」でデジカメに追い打ち? OPPOの10倍ズーム技術が面白い

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2019.03.22

中国スマホメーカーのOPPOが独自のカメラ技術を説明

開発競争が続くスマホカメラ、トレンドは「望遠」へ

高倍率ズームスマホの登場で、デジカメの優位性に危機?

中国のスマホメーカーとしてシェアを急拡大するOPPOが独自に新開発したカメラ技術、「10倍ハイブリッドズーム」が面白い。実際に2019年の新機種からスマホへの搭載を進め、日本市場へも製品を投入するという。

OPPOが「10倍ハイブリッドズーム」技術を紹介

メーカー間の開発競争が続くスマホカメラだが、「望遠」が次のトレンドになりつつある。デジタルカメラに匹敵する10倍もの高倍率ズームを、OPPOはどのように実現したのだろうか。

1年で7機種を投入、気付いた「日本市場の難しさ」

OPPOは世界のスマホ市場で熾烈な4位争いを繰り広げている。サムスン、アップル、ファーウェイのトップ3社に続く集団の中で、2018年は中国Xiaomiに僅差で迫る5位になった(IDC調べ)。

OPPOは2018年、日本市場で7機種のスマホを発売した。OPPO日本法人の鄧宇辰社長は、これまでに国内販売チャネルを12に拡大し、あわせて認定修理店を全国に展開したことを挙げ、「日本のSIMフリー市場でいち早く成長するブランドになった」と振り返る。

オッポジャパン 代表取締役社長の鄧宇辰氏
2018年の1年間にスマホを7機種投入

2019年は国内展開をさらに加速する。日本の消費者に向けたコミットメントとして、件の「10倍ハイブリッドズーム」機能を備えたスマホや、FeliCa・防水対応のスマホ、新たに立ち上げたブランド「Reno」シリーズの市場投入を約束する。

また、話題の「5Gスマホ」の市場投入も急ぐ。日本では5Gの周波数がまだキャリアに割り当てられていないものの、ドコモ、KDDI、ソフトバンクを含む世界の事業者と標準化に向けて連携しており、準備を整えていることを強調する。

MWC19のQualcommブースではOPPOが5Gスマホを実演

一方で鄧社長は、日本市場の難しさについて、「1年の経験を通して、日本市場は他の国と違うことに気付いた。消費の習慣や求めるレベルも高い。グローバルのやり方を日本に持ってきても通用しない」とも述べている。日本市場における品質やサービスの要求水準の高さは、多くのメーカーが直面してきた課題だが、OPPOも同じ壁にぶつかったといえそうだ。

スマホカメラ、次のトレンドは「望遠」に

そのOPPOが市場攻略にあたり、特に注力をしはじめたのが「カメラ」だ。その中でも、業界では次の進化ポイントとして「望遠」技術に注目が集まっている。

そもそもスマホはデジカメと違い本体が薄いため、搭載できるレンズに物理的な制約がある。このレンズの制約から、スマホのカメラはどうしても焦点距離の狭さが弱点になってしまっていた。そこで最近はスマホに複数のカメラを内蔵し、それぞれで広角や望遠を使い分けることで、この弱点を克服しようと進化している。

OPPOの「10倍ハイブリッドズーム」技術は、この弱点に対し異なるアプローチで挑む。プリズムを使って光を屈曲させるペリスコープ(屈曲光学)構造をカメラモジュールに採用することで、レンズを従来の垂直方向ではなく水平に配置できるようにした。これにより、薄型のスマホであっても、光学レンズでは従来不可能だった高倍率ズームが搭載できる。

光を曲げるペリスコープ構造を採用

ただ、35mm換算での焦点距離は16~160mmの10倍となっており、一般的なコンデジの感覚では5倍ズーム程度の性能だ。8.1倍以上はデジタル処理を組み合わせた「ハイブリッドズーム」としているなど、いくつか注意点はある。とは言え、これまでにない望遠レンズをスマホで扱えるのは面白い。

10倍ハイブリッドズームによる画角の違い

OPPOは既に報道陣に向けて、この10倍ハイブリッドズーム技術を搭載するスマホの開発デモ機を公開している。2019年の第2四半期には製品化する計画で、日本市場へも2019年中に投入する見込みだ。

10倍ハイブリッドズームのデモ機。5Gにも対応できるという

特にカジュアルなカメラ需要の受け皿としてスマホに押されがちなデジタルカメラだが、高倍率ズームはスマホには無い、デジカメに残された得意分野のひとつだった。だが望遠もスマホで十分撮れるとなれば、いよいよその優位性も危うくなる。今回のズーム技術は、デジカメ市場をもう一段縮小させてしまう可能性を秘めているのだ。

最大のライバルであるファーウェイも「HUAWEI P30」シリーズで望遠カメラを搭載するとみられており、今後は各メーカーが高倍率ズームで競い合うことは間違いなさそうだ。

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