台風の日、「会社に行くか、行かざるか」

カレー沢薫の時流漂流 第9回

台風の日、「会社に行くか、行かざるか」

2018.10.01

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第9回は、「自然災害時の出勤」について

今年は本当に災害が多かったし、またも台風が発生しているという。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げる。

もちろん一番大変なのは甚大な被害のあった地域だが、災害には「影響はあるが、そこまでではない地域」というのも広く存在するのだ。

そんな地域に住まう人間をいつも悩ます問題がある。「会社に行くか、行かざるか」だ。

台風の日の会社、歩いて行くか、泳いで行くか

諸外国から見れば完全に「休の構え」な天候でも、日本人からすれば「審議の余地あり」なのである。そして重要な判断基準の一つが、「電車が動いているか否か」だ。行く意志はあっても到着する術がないなら仕方がないので、安心して「休む」という決断ができる。

その段階になっても「台風の会社、歩いて行くか、泳いで行くか」と考える、通勤より通院を考えた方が良いレベルの方もいらっしゃるが、インフラ関係の仕事でもしていない限り、多くの人間は交通機関がストップした時点で出社を諦めると思う。

よって、災害時の交通機関の運休というのは、できるだけ早く決めて欲しいものなのだ。何故なら、出社時に電車が動いていたら、退社時にはもう運休しているとわかっていても、出社してしまうのが日本人だからである。何故と言われても困る、「それが俺たちだから」としか言いようがない。

そうなると、当然「帰れない」帰宅難民が大量に生まれたり、駅員が殴られたりと良いことが何もない。だからこそ、出社時刻の時点で、電車には止まっていただきたいものなのである。

そんな社蓄どもの切なる願いを受け入れたのかどうかはわからないが、JR西日本は9月4日に本格上陸すると見られた台風21号の影響を考え、9月3日昼の段階で、4日の運行見合わせの決断を下した。

この判断に対しては、「JRが先陣を切ってくれてありがたい」「私鉄も早く諦めろ」と「災害時の切りこみ隊長」として概ね「英断」と好評価である。

「行けなくはない」という状況だと、「帰れなくなるのを承知でギターケースに夢だけ詰めて、片道切符を握りしめ東京行きの電車に飛び乗ってしまう」国民性を持つ我々にとって、強制的に「行けない状況」を作ってもらえるというのは大変ありがたいことなのだ。

台風時の対応でわかる大切なこと

だが、電車の運休など待たずとも、会社が一言「台風だから来るな」と言えば済む話でもある。会社が統一指示を出さないから、社員は個々の判断で「来てしまう」のだ。

実は、この「社員各々の判断に任す」というのが一番良くない。台風でも全員出社してきたという訓練された農業施設もあるだろうが、各々の判断に任せると、どうしても出社する社員と休む社員に分かれてしまうだろう。

つまり「どうせ帰れなくなるから出社しなかったクレバーな社員」と、「出社したが停電でろくに仕事もできなかった上、当然帰れなくなって駅のホームで棒立ちしている社員」に分かれるのだが、何故か会社から評価されるのは後者だったりするのが日本なのである。

それどころか、前者は「あいつは出社してきたのにお前は休んだんだな?」とあとで嫌味を言われかねない。我々日本人が、災害時でも会社に行ってしまいがちなのは、「どうしてもやらねばならぬ仕事がある」というよりは、「みんな行ってるかもしれないのに、自分だけ休むわけにはいかない」という意識があるからだ。

つまり、台風の日に会社に行って一体何をするのか、というのは問題ではない。「出社することに意義がある」という、参加することに意味がある小学校の運動会状態なのである。よって運動会のように、主催である会社に「雨天中止」と言ってもらえれば、心やすらかに休めるのだ。

JR西日本が早々に運休を決めたことが讃えられたように、会社としても災害時に出す社員への指示で会社としての度量が知れてしまうのである

中には台風だというのに社員に出社させた上、「電車が運休した時点で帰宅指示を出します」と言って、「俺の会社はダメだ」と社員を絶望させたところもあるという。

このようなことがあるから、「停電が多いと出生率が上がる」(理由は割愛する)と同じように、「災害時の会社の対応で辞意を固める」社員は多いらしい。

もはや、災害時というのは、会社が社員の忠誠を試す場ではなく、会社がどれだけ社員の身を慮っているかを見極める場と言っても良い。

本心はどうあれ、こういう時こそJR西日本のような英断をキメて、「さすが弊社! 他社にはできないことを平然とやってのける!」と自社員をシビれさせて、さらなる社蓄に育成した方が効率的ではないだろうか。

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LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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