国体のeスポーツ競技が『ウイイレ』に決定! 金メダリストも参戦の意向

国体のeスポーツ競技が『ウイイレ』に決定! 金メダリストも参戦の意向

2018.09.07

茨城県とJeSU、JFAは2019年の茨城国体でeスポーツ競技を開催

競技タイトルは『ウイニングイレブン2019』に決定

同郷のメンバーをいかに確保するかが勝負のカギになる?

茨城県とJeSU、日本サッカー協会(JFA)は9月4日、JFAハウスにて、2019年に「いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会」の文化プログラムで開催予定のeスポーツ競技の大会について、共同記者会見を行った。

本大会は、「第74回国民体育大会」および、「第19回全国障害者スポーツ大会」の開催に合わせ、国民体育大会文化プログラムとして開催される全国初の「都道府県対抗eスポーツ大会」だ。

今回の記者会見では、大会名「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」のお披露目とともに、大会種目が『ウイニングイレブン2019』であることが発表された。さらに、大会のロゴマークについて、大井川茨城県知事から「デザインは日の丸と月桂樹から。フォントはデジタルらしい角張った書体で、色は日本国旗の赤と茨城県章の青からとっています」と発表された。

茨城県の大井川和彦知事
全国都道府県対抗eスポーツ選手権ロゴ

国体の開催でeスポーツの認知と裾野の拡大に期待

大会形式は3人1組による団体戦で、プラットフォームはPS4を使用する予定。部門は、年齢制限のない「オープンの部」と、高等学校等に在籍する者を対象とした「少年の部」の2つだ。

2019年4~7月に、JeSUとJFAによるオンライン/オフライン大会形式の予選会が実施され、各都道府県代表が選出される。都道府県ごとの予選会の方法は2019年2月から随時発表する予定。本大会の開催日は2019年10月4~6日で、開催場所は茨城県内だ。

会見にはJeSUの岡村秀樹会長とJFAの田嶋幸三会長の2人も出席し、意気込みを語った。

「eスポーツの認知、裾野の拡大のため、国体での開催は喜ばしいこと。アジア競技大会では、eスポーツ6タイトル中の1タイトルに『ウイニングイレブン』が選ばれ、日本チームが優勝しました。彼らも国体への参加を希望しています。また、他のタイトルも検討中です」(岡村会長)

JeSUの岡村秀樹会長

「年齢、性別、障害の有無に関係なく参加できることに感銘を受けています。サッカーとサッカーゲームには相乗効果が見込めるでしょう。eスポーツでサッカーに興味をもっていただき、サッカーを始めてもらえれば嬉しいですね」(田嶋会長)

JFAの田嶋幸三会長

記者会見の最後には、9月15日に茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会の開催1年前を記念し、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の前哨戦となる「茨城プレ大会」の開催を発表した。会場は、つくば国際会議場。茨城県民を対象に『ウイニングイレブン2019』を使用して、オープンの部、少年の部の2部門で開催する予定だ。

なお、今回の会見では未発表だったが、参加条件や大会のレギュレーションなどの話も関係者から伺うことができた。

県代表となるには、その県に在住する者、もしくは学校や職場が所在していること、もしくはその県の出身であることが条件だという。さらに大会は3v3での対戦で、アジア競技大会で行われた1v1、2v2の対戦形式ではないそうだ。これらの詳細は、東京ゲームショウ中、もしくはその後に公式発表があるらしいので、そちらを待つのが確実だろう。

プラットフォームがPS4であることからもわかるように、基本的に戦いの場はオンライン上だ。したがって、今大会の最大のハードルは、「チームを組むこと」だと言っても良いかもしれない。同じ県の代表資格を持つ強豪プレイヤーと、どうやってコンタクトを取っていくのかが問題だ。ただし、代表選出の詳細が発表されていないので、もしかしたら個人で予選に参加し、県予選上位3名で代表チームを組む可能性もある。その場合は、そこで初めて顔を合わせるわけなので、チームワークの構築が課題となるだろう。

NewsInsight 更新終了のお知らせ

NewsInsight 更新終了のお知らせ

2019.06.17

NewsInsightは、諸般の事情により記事更新を終了いたします。

ご愛顧いただいた読者の皆様、また関係者の皆様に、編集部一同、誠に感謝いたします。

なお、NewsInsightに掲載中の記事につきましては、引き続きマイナビニュース(https://news.mynavi.jp)へと掲載場所を移管いたします。

掲載中の連載記事につきましても同様に、マイナビニュースへ移管いたします。各連載記事の新しい掲載URLにつきましては、以下となります。

○安東弘樹のクルマ向上委員会!
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○森口将之のカーデザイン解体新書
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○清水和夫の自動運転ソシオロジー
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○ゲームとともに振り返る“平成”という時代
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○岡安学の「eスポーツ観戦記」
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○企業戦士に贈る「こむぎのことば」
https://news.mynavi.jp/series/komuginokotoba

○藤田朋宏の必殺仕分け人
https://news.mynavi.jp/series/shiwakenin

○「食べる」をつくる科学と心理
https://news.mynavi.jp/series/food_science

○阿久津良和のITビジネス超前線
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○山下洋一のfilm@11
https://news.mynavi.jp/series/filmat11

○モノのデザイン
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○知って納得、ケータイ業界の"なぜ"
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○文具ソムリエール・菅未里の「新しいコンパス」
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○活字・写植・フォントのデザインの歴史 - 書体設計士・橋本和夫に聞く
https://news.mynavi.jp/series/font-history

○カレー沢薫の時流漂流
https://news.mynavi.jp/series/jiryu_hyoryu

最後になりますが、改めて皆様に感謝いたしますとともに、引き続き、マイナビニュースにてご愛顧いただけましたら幸いです。

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

カレー沢薫の時流漂流 第47回

放置されていた不寛容? 国会まで届いた「パンプス強要」騒動

2019.06.17

最近女性の間で「#MeToo」ならぬ「#KuToo」運動がにわかに盛り上がっている。

「#KuToo」とは「靴」と「苦痛」をかけており、職場や就職活動で、足を痛めるパンプスやヒール靴の強要をやめようという運動である。

そもそもそんなの誰も強要してねえよ、と思われるかもしれない。確かに規定として靴の形状やかかとの高さまで定めている会社はレアだろう。しかし、私の元いた会社でも、規則があるわけでも、誰に言われたでもなく、みな一様に黒のパンプスを履いていた。それが「暗黙のルール」であり、それ以外は「非常識」と見られる風潮は確かにあるのである。

これが就職活動になると、パンプスを履いていないだけで「こいつは常識がない」と見なされ不採用になってしまうかもしれない、ということだ。そうなると女子学生は足を負傷してでもパンプスを履かざるを得なくなってしまう。

正直、パンプスは苦痛

パンプスがそんなに苦痛か、というと、靴の中では殺傷能力が高い方である。これは他人への、という意味ではなく自分へのだ。他人を殺傷したいならカウボーイが履いている、かかとにピザカッターがついている奴を履いた方が良い。

狭いつま先に足の指が密集されるため、私もよく爪で隣の指を切って足を血だらけにしていたし、伸縮性にかける素材のため、あわないパンプスだと試着の時点で靴擦れが出来るレベルなのだ。

世の中には素肌に荒縄で亀甲縛りを施し、その上に上等なスーツを羽織って出社している人も多いと思う。とても痛いだろうが、それは強制されたわけではなく、その人が好きで楽しいからやっているのだ。

つまり、好きでもない上にとても痛いパンプスを強制で履かなければいけないというのは、上等なスーツの下が亀甲縛りなことよりも「異常」なことというわけだ。

この運動はすぐに広まり、いきなり国会でも議論されたという。これにより「厚労相がハイヒール強要を容認」という見出しのニュースまで踊り出ることになった。

完全に自由と言われても困るのでは?

「厚生省に、女がハイヒールを履かないと死ぬ病の人が!?」と驚いたが、記事をよく見ると見出しほどのことはなく、厚労相の発言は「これは社会通念に照らして業務上、必要かつ相等な範囲かと、この辺なんだろうと思います」というかなりボンヤリしたものであり、どっちでも良い事を聞かれた私のリアクションに似ている。

しかし「ハイヒールが履けない女は何やってもダメ」などと強い事を言っているわけではないが、「業務上必要ならパンプス履くべきだろ」という「容認」に聞こえなくもない。すぐさま「業務上ハイヒールが必要な仕事って何だよ」という疑問が挙がり、「SMの女王様」「(ハイヒールでキレッキレに踊る)perfume以外ありえない」などの声が相次いだ。

この社会問題がすぐ大喜利になってしまうのは良くも悪くも「ザ・ツイッター」という感じだ。

確かに「業務上必要」となると、まだかかとにピザカッターがついている靴の方が「ピザを食う時」必要な気がする。

ただ、靴や服装を完全に自由化し、何でもOKにすれば良いかというと、それはそれで問題が起きると思う。ファッションに疎くコーディネートが苦手な人間からすれば、職場に何を着ていいのか全く「指針」がないというのは迷子になるし、接する側としても、車を買いにいってディーラーが、イモ―タンジョ―の完コスで出てきたら「キャデラックしか買うことを許されないのか」と委縮してしまう。就活マナー本に「俺の考えた最強の就活ファッションで挑みましょう」とだけ書かれていても逆に困るだろう

着る側としても、それに接する側としても、社会において服装にある程度規定や模範があるというのはメリットでもあるのだ。

そもそも規定や常識というのは、秩序を作ることにより問題を減らすためにあるものなのだ。しかしそれが元で「足を負傷する」という「問題」が起こっているなら本末転倒なので、やはり解消はすべきなのだろう。

極論に流れない寛容さが足りない

おそらく「#KuToo」を提唱している人も「ドラゴン柄のコンバースで就活したい」と言っているわけではないのだ。最近は「パンプスに見えるスニーカー」なども存在するし、パンプスでなくても地味な靴はいくらでもある。そのような靴を履いていても「パンプスじゃないから非常識」と見るのをやめてほしいという話だろう。

ちなみに私が会社員時代履いていたパンプスだが、黒の革靴ではあったが、つま先は限りなく丸く、ヒールはなきに等しい、今思えばあれはパンプスだったのか、70過ぎのババアが旅行に行くときに履くヤツなんじゃないか、という代物であったが、特に何も言われなかった。

「#KuToo」が求めるのも、そのぐらいの「寛容さ」なのではないだろうか。

【お知らせ】
連載「カレー沢薫の時流漂流」の掲載場所を変更します。
→ 新しい掲載場所はこちら https://news.mynavi.jp/series/jiryu_hyoryu