身近に潜む絶体絶命と「PTA業務代行業者」

カレー沢薫の時流漂流 第6回

身近に潜む絶体絶命と「PTA業務代行業者」

2018.09.10

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第6回は、「PTA」とその「代行業者」について

今回のテーマはPTAに関連することだ。

PTAって何の略?

その前に、PTAと聞いて何を思い浮かべるだろう。私などはいわゆる「既婚子なし家庭」なので無関係と言えば無関係なのだが、それでも「PTA」と聞くと親指を隠したり、「ポマード」と叫んで逃げ出したくなる。

PTAのPTは、おそらく「パーフェクト トラブル」の略だ。Aは思い浮かばなかったので、ア●ルでも何でも良いと思う。とにかく面倒ごとが起りやすく、疲弊する活動であるというイメージである。

正確に言えば、「PTA」は「Parent-Teacher Association」の略であり、親と教師が連携して子どもの学校生活を良いものにしようという組織だ。

具体的に何をやるかというと、登下校の見守りの取り決め、それに関する警察との連携、イベント時の写真撮影、懇談会の司会などがあるようだが、正直なところ「PTAの仕事は地域によって大きな差がある」ようだ。

町内会が強い地域のPTAだと、町内会行事への参加も余儀なくされ、仕事量も倍プッシュだが、逆に町内会の影が薄いところだと仕事は楽になるという。

つまり、PTAにもブラックとホワイトがあり、入ってみなければどっちかわからないのだ。つまりPTAガチャであり、町内会が☆5レベルの強さのカードを引くと地獄を見ることになりかねない。

あまりにも身近な「GAME OVER」

PTAではないが、私も去年「町内会長になるかもしれない」というピンチがあった。

今でこそ私は無職だが、当時は作家業に加えフルタイムで会社員もしており、そこに町内会長の仕事までログインしてきたら、正直「完」だな、と思った。幸いにも、そのときは厳正なあみだくじにより窮地を逃れることができた。

だが、今は子どもの親業をやりながらフルタイムで働くも人も珍しくなく、それはある意味兼業作家なんかよりもハードだろう。そこにブラック気味のPTA業務まで加わったら、普通に「完」なのではないだろうか。

そんな「GAME OVER(ガメオベラ)」を回避すべく、最近「PTA業務代行業者」が人気を集めているという。これを聞いた時、「いざとなったら頼んで良いんだ」と「ホッとした」というのが私の一番の感想である。

しかし、定期的にツイッターなどを賑わす「料理にクックドゥを使うのは手抜き勢」からすれば、これは聞いただけで狂を発する話だろう。また、子どもに関わることだけに、「子どもへの愛がない」という文言が今年の台風ぐらい猛威を振るうことが容易に想像できる。

だがこの「PTA業務代行業者」を使う人というのは決して「面倒だから」というわけではないのだ。代行業者の利用者は「PTAなど下々のすること」と言うようなセレブではなく、多くが共働き家庭だと言う。

最近は共働き家庭が多いため、「仕事がある」はPTA不参加の理由にはならない場合が多く、有給などを使ってPTAに参加している親も少なくない。しかしどうしても仕事を休めなかったり、有給は子どもが病気などの時の切り札として取っておきたいという人が使うのだという。

つまり「楽をしたいから」ではなく「どうにもならないから」使っているのである。しかし、それでも、子どもに関わることを他人に任せるなんて愛がない論はなくならないだろう。

PTAの有無にかかわらず悩むコト

だが、仕事と家事で忙しい上、さらにハードなPTAの仕事までやることになったら、おそらく親(主に母親だろう)はずっと疲れてイライラしていると思う。

そんな、気の立ったメスゴリラに育てられる方が子供にとって悪影響である。子どものためだと言うなら、親の心身が健康な方がよほど子どものためだ。身体を壊したり、メンをヘラせる無茶な愛より、「金で解決する」方が最善なことが、この世にはいくらでもある。

それ以前に、業者に依頼するほど親の負担になっているなら、PTAなどなくなってしまえばよいのではとも思う。とはいえ、PTAは子どもの安全な登下校や、子どもが楽しみにしているイベントの運営などの面で、子どものためにはやはり必要な組織らしい。

しかし、子どものためのPTAなのに、その業務には親同士の親睦会など「それ子ども関係なくね」ということも多分に含まれていることもあり、業務内容に関しては、忙しい現代の親に合わせて合理化が求められるところだという。

そしてPTAも悪いことだけでない。PTAをやることにより同じ境遇の親たちと交流ができるという面もある。確かに、私の家には子どもがいないため、近隣住民との交流の機会など皆無である。最近、たまたま私の家の近所の人と知り合った友人より、「お前の家は、生活感がなく、住民を見かけない謎の家ということになっているぞ」と聞かされたところだ。

もちろん私が社交的でないのも原因だが、何せ子どもがいないので、近所と交流する機会がない。逆に、子なしの中年女がPTAや子ども会にしゃしゃり出てきたら、「恐怖」以外の何物でもないだろう。

PTAと言ったら人間関係に悩むイメージがあるかもしれないが、関わらなかったところでやはり悩むことになるのである。

■本連載は毎週月曜更新です。

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LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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