YouTuber社員、根羽清ココロに教わる「心身ともに健康な働き方」

YouTuber社員、根羽清ココロに教わる「心身ともに健康な働き方」

2018.08.24

ロートでは2つの部署の仕事をする「兼務制度」で社内交流を促進

ロートネームの普及で意見の出やすい雰囲気を醸成

公式YouTuberとしての活動目標数は登録10万人!

「8000歩のウォーキングで何km移動できるか」と問われて、すぐに答えがわかる人はどの程度いるだろう。歩幅を70cmと仮定すると、距離にしておよそ5.6km。歩くには少なからず覚悟が必要な数字である。

平日は取材を除いて基本デスクワークで座りっぱなし。休日はエアコンの効いた室内で、朝から晩までテレビゲームをしたり、マンガを読んだりして過ごす。そんな筆者からすると、5km歩くというハードルは思いのほか高く、長距離の徒歩移動なんて考えただけでも疲れてしまう。

だが、世の中は広い。筆者にはできないことを平然とやってのける企業があった。ヘルスケア事業を展開するロート製薬だ。なんと同社では、全社員に活動量計を配布し、「毎日8000歩&早歩き20分」運動を実践しているのだという。さらに、毎朝9時から社員全員で「オリジナル体操」を実施したり、社内の喫煙率ゼロを目指す「卒煙推進」に取り組んだりと、健康経営に余念がない。

では、どのような考えのもとで、社員の健康づくりをサポートしているのだろうか。同社の広報室に話を聞いてみた。

兼務制度の社内交流が「自分たちは関係ない」を取り除く

「ねばーーー! こんにちは。よろしくお願いします!」

ね、えっ? ねば? え? 何?

「ロート製薬 スキンケア製品開発部 兼 広報・CSV推進部の根羽清(ねばせい)ココロです。広報部の活動もしていますが、ロートには社内兼務の制度があって、普段はスキンケアの研究をしています」

今回はロート製薬 広報の根羽清ココロさんが取材に対応してくれるという。スキンケアの研究も行っているというココロさん。なるほど、どうりで。まるでCGのように美しい肌をしているわけだ。

ロート製薬 スキンケア製品開発部 兼 広報・CSV推進部の根羽清ココロさん

よし。早速だが一度、情報を整理しよう。ロート製薬には根羽清ココロさんという社員がいて、スキンケアの研究を行いながら、広報としての業務も行っていると。……大丈夫だ。おかしな点はどこにもない。このまま取材を続行しよう。

しかし、1つだけ、どうしても気になることがあった。

それは「社内兼務」というワードだ。

「ロートでは、希望があれば2つの部門に所属し、異なる業務を担当することができるんです。『営業と人事』とか、『健康経営の推進と商品企画』とか、知識やスキルを横展開させて、相乗効果に期待できそうな組み合わせで兼務する人が多い印象ですね」

なんと、同社では2つの部署の仕事をする「兼務制度」によって、キャリアの幅を主体的に広げることができるのだという。興味のある新しい仕事にチャレンジしたり、関連する仕事を掛け持ちしたりと、理由はさまざまだが、自分のやりたい仕事に携われるチャンスが増えるという意味では、社員にとってうれしい制度なのではないだろうか。

さらに、兼務制度の狙いはキャリアの拡大だけにとどまらないのだと、ココロさんは説明を続ける。

「カッチリした縦割りの組織だと、部門間で情報が遮断されたり、『これはあの部署の仕事だから自分たちは関係ない』という考えが生まれたりする恐れがありますよね。そのためロートでは、横のつながりを深めるために、フラットな組織にしていかねばー! と思っていました。1人で2つの部署をまたぐ兼務制度には、社内交流を一層促進させるという狙いもあるんです。兼務制度をはじめてから今年で3年目。現在は60人ほどの社員が利用していますよ」

たしかに、行き過ぎたセクショナリズムは多くの弊害を生み出しかねない。同じ会社に属していても、知らない部署や面識のない社員は、完全に他人。同じフロアのよく知らない社員たちが雑談に花を咲かせた際に、「うるさくて集中できない」というストレスを感じるのは筆者だけではないはずだ。

もし、自分が兼務制度で近くの部署の人たちと仕事をしていたら、ストレスは感じなくなるのだろうか? ……その点については正直あまり自信がないが、仕事の相談は行いやすくなり、社内の連携がスムーズになることは間違いないだろう。ココロさんを見習って、横のつながりを深めていかね、ね、ねばー。

意見しやすい雰囲気づくりは、呼び名改革から始まった

「社内コミュニケーション促進の取り組みとしては、“ロートネーム”って呼ばれるあだ名制度もあるんです! 全員の社員証にも記載されていますし、けっこう浸透しているんですよ。ちなみに私のロートネームはココロ。『ココロ、ランチ行こう~』とか『ココロ、休日何してたの~?』とか、ちょっとした雑談の際に使います。オフィスの雰囲気も和やかになりますね」

取材中のココロさん

ココロさんは社内連携の話のなかで、もう1つ、ロートネームという取り組みについて紹介してくれた。

かつてロート製薬は、「いわゆる“OL風"の制服を身にまとった女性社員がお茶くみをする」ような会社だったという。しかし、そのような光景に違和感を覚えた代表取締役会長 兼 社長の山田邦雄氏は、仕事をするうえで関係のない上下関係を撤廃すべく、まずは社内でコミュニケーションをする際、名前に役職を付けることをやめて、あだ名(ロートネーム)で呼び合うようにしたのだ。

「すぐに普及したわけではありませんが、年齢関係なく自由に意見が言えるようにと、山田が社内の改革を実施していきました。今では山田も若手社員から『邦雄さん』って呼ばれていますよ」

アイデアを出すのに立場や年齢は関係ない。偉いからといって部下のアイデアを頭ごなしに否定したり、自分の感性を押し付けて意見が出にくい雰囲気をつくったりすることは、企業の成長にも悪影響を及ぼしかねないはずだ。ロート製薬では、まずはお互いを柔らかいロートネームで呼び合うことで、意見の出やすい雰囲気を醸成することに成功した。きっと、ココロさんも活発にアイデアを発信しているのだろう。

公式YouTuberとして健康を推進せねばーーー!

「社内兼業制度」や「ロートネームの定着」によって、社内コミュニケーションを活性化しているロート製薬。身体的な健康もさることながら、健全な働き方の追及にも力を注ぐ。ココロさんからも、イキイキと働くイメージが伝わってくる。

「たしかに、ロート製薬はめっちゃ働きやすい職場やと感じています。私を公式YouTuberに起用するなど、おもしろい取り組みもしていますしね」

おっと、またしても無視できないワードが登場した。「公式YouTuber」。その仕事内容が気になるので、ちょっと聞いてみよう。

「ロートのことを皆さんにもっと知ってもらえるよう、YouTubeに動画をアップしています。私はもともと副業でYouTuberの活動をしていたのですが、今回、会社公式のYouTuberとしても活動するようになりました。LIVE配信もしたんですよ! 想像以上にたくさんのコメントをもらって、盛り上がったので、ぜひまたやりたいですね!」

LIVE配信の様子

ココロさんは動画でも広報活動を行っているらしい。最近話題のYouTuberだが、企業の公式というのはまだ珍しいだろう。公式YouTuberになってからまだ日は浅いが、実際のところ反響はあるのだろうか。

「思っていた以上に反響は大きいです。公開してわずかな期間しか経っていないにもかかわらず、1万以上の方にチャンネル登録していただきました。私のイラストを投稿してくださる方や、動画をきっかけにロートの新商品を購入された方もいらっしゃって、うれしかったですね! ただ、目標は10万人なので、まだまだ頑張ります(笑)」

公式YouTuberの反響はなかなか大きく、社内でもいろいろな人に声をかけられるようになった。「ねばー」というあいさつもにわかに流行り始めているのだとか。どのようなシーンで使うのだろう。

「今後も、健康に挑戦するロートの公式YouTuberとして、みなさんに健康情報をお届けしていきたいと思っています。特に、これまでロート製薬にあまり興味なかった方にもぜひ見ていただいて、ファンになってもらいたいですね。あと、みなさんから『こんな健康情報を配信して欲しい』というリクエストがあれば、取り入れたいと思っています!」

リテラシーの向上が健康への第一歩

ココロさんのインパクトが大きくてすっかり忘れていたが、同社の健康経営に関する取り組みについて聞いてみたい。「毎日8000歩&早歩き20分」運動を実践しているとのことだが、どの程度浸透しているのだろうか。

「2017年は41.0%の社員が実践できました。私は内勤なので8000歩ってなかなか難しくて。通勤時に意識して歩かないといけないんですよ。ちなみに、今はチームに分かれて歩数ポイントを競い合うイベントを実施中です。健康は一日でできるものじゃありませんからね。継続できるきっかけづくりが大事なのです」

ココロさんはそう言って、全社員に配布されている活動量計を見せてくれた。

社員に配られる活動量計

「また、社員の健康リテラシー向上のために、『日本健康マスター検定』の積極的な受験を推奨しています。健康の知識ってなんとなく覚えていることも多いですが、しっかり理解することで、取り組みの必要性もわかりますからね。人々に健康を提案するためには、まず自分たちが健康でいないといけません!」

たしかに、「脂肪を落とす漢方薬」を提案する営業が太っていたら説得力に欠ける。自分たちが健康になってはじめて、世の中に健康を提案できるというわけだ。なんと、ココロさんも入社以来風邪をひいていないという。

「ロートが考える健康とは、単に病気でないということだけではなく、心身の健康を基盤として、情熱をもって日々の仕事に取り組める状態のことです。社員自らが前向きに健康であり続けようとする“きっかけづくり”に注力することで、これからも“健康人財”を育成していきたいですね。私も、まずは自分が健康経営を実践していかねばー! と思っています。そして、周りのみなさんも健康にしていけるような情報をたくさん発信していきたいです!」

ココロさんは力強く答えた。

ココロさんの話を聞いて、改めて「のびのびと働ける環境がいいアイデアを生み出す」ことを実感した。

おそらく、公式YouTuberを起用するというアイデアは、若手社員が思いついたものだろう。年齢関係なく自由に発言できる環境があり、その意見を受け入れてチャレンジする文化が、ココロさんの起用につながったのではないだろうか。

「否定されてもいいからどんどん意見を発信していこう」というマインドは大事だが、「こんな企画は通らないのではないか」「またアイデアを否定されるかもしれない」と若手社員が委縮してしまうような職場では、決していいものは作れない。フラットに意見を言える職場で、心身ともに健康な状態で働くことが、画期的なアイデアを生み出すのだと、楽しそうに働くココロさんに教えてもらった気がした。

プラズマ乳酸菌で労働生産性が向上!? ヤフーとキリンが共同発表

プラズマ乳酸菌で労働生産性が向上!? ヤフーとキリンが共同発表

2018.11.16

キリンとヤフーが共同で健康経営に関する研究を実施

プラズマ乳酸菌の摂取が免疫細胞の司令塔を活性化させることを確認

免疫力アップが労働生産性の向上につながることも導き出した

キリンとヤフーは11月15日に、キリングループの研究している「Lactococcus lactis strain Plasma(プラズマ乳酸菌)」について、共同で実施した研究結果を発表した。

研究結果は、「プラズマ乳酸菌を摂取すると、労働パフォーマンスの指標が向上する」というものだ。いったいどういうことなのだろう。

プラズマ乳酸菌が活性化させるのは免疫細胞の司令塔

そもそもプラズマ乳酸菌とは何か。乳酸菌はヨーグルトなどに入っているイメージだが、プラズマとは違う物質なのだろうか。キリン社によると、プラズマ乳酸菌とは免疫細胞の司令塔を活性化する唯一の乳酸菌だという。

どうやら免疫細胞には命令系統のようなものが存在し、司令塔を活性化させることに成功すれば、司令塔の命令を受けるすべての免疫細胞が活性化されるのだという。

ただし、一般的な乳酸菌が活性化できるのは、命令系統下位の細胞のみ。そのため効果も限られる。それに対して今回研究結果を発表した、プラズマ乳酸菌は免疫細胞の司令塔である「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」を活性化することができるため、免疫細胞全体を活性化することができるという。

そんなプラズマ乳酸菌が労働パフォーマンスとどう関係があるのか。次は、今回の研究で行われた試験内容を見てみよう。

一般的な乳酸菌とプラズマ乳酸菌の違い

元気な体が、低労働生産性の「プレゼンティーズム」を回避

今回の試験は、ヤフー社員226名を対象として行われた。プラズマ乳酸菌1000億個含むヨーグルトを4週間摂取し、体調、気分、労働生産性に関するアンケート評価を実施。その結果、非摂取の状態と比較すると、プラズマ乳酸菌を摂取している状態のほうが、活気があり、体調も良好だと感じている人が多かった。

また、「風邪気味で頭がボーっとする」「下痢で何度もトイレに行く」といった、出勤しているが心身の健康上の問題によって十分なパフォーマンスを発揮できていない状態を「プレゼンティーズム」と呼ぶが、今回の試験によって、このプレゼンティーズムの状態が軽減され、労働生産性が向上したことを確認できたという。

つまり、プラズマ乳酸菌を毎日摂取することで、生体内の免疫が活性化し、体調がよくなり、プレゼンティーズムを改善して労働生産性が向上することがわかったのだ。

簡単に言うと、プラズマ乳酸菌を摂取して元気な状態で仕事をすれば、高いパフォーマンスを発揮できるということである。

プラズマ乳酸菌の摂取によってプレゼンティーズムが改善するという結果が得られた

キリン 代表取締役社長の磯崎功典氏は「従業員とその家族が健康であることは、社会にとってプラスの価値を生みます。健康寿命が延びることによる労働力の確保、ひいては、経済の活性化にもつながると考えました。その結果、従業員は考える時間やチャレンジする時間を持てるようになり、仕事のパフォーマンス向上や、イノベーションの実現につながっていくでしょう」と、キリンが健康経営に力を入れる理由を説明した。

キリン 代表取締役社長の磯崎功典氏

同社が乳酸菌事業に参入してから1年。すでに、初年度の売上額は、目標の1.5倍の額にあたる55億円に達しているが、さらに拡大していき、3年後には2.7倍の150億円を目指す。

たしかに筆者自身も、プレゼンティーズム状態だと感じることはしばしばある。疲労だけでなくオフィス内の騒音なども、仕事に集中できない原因の1つだと思われるが、はたして、そのようなメンタル面のプレゼンティーズムも改善されるのだろうか。実際にプラズマ乳酸菌を飲んで、試してみたいところだ。

『パワプロ』eペナントレース開幕! 元プロ野球選手の解説も

『パワプロ』eペナントレース開幕! 元プロ野球選手の解説も

2018.11.16

『パワプロ』のeペナントレースが開幕

プロアナウンサーの実況と元プロ野球選手の解説で盛り上がりを見せた

規模の大きさにプロ選手も緊張していた様子

コナミデジタルエンタテインメントとNPB(一般社団法人日本野球機構)は、11月10日に、ベルサール渋谷ガーデンにて「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ2018」の開幕戦を開催した。

eBASEBALLは、『実況パワフルプロ野球』のeスポーツイベント。プロ野球全12球団に登録された3名ずつ、計36名のプロゲーマーによって行われる。リーグ内で各チームと3戦ずつ、全15戦行い、ペナントレースを争う。

今回、先だって行われたプロテストeドラフト会議を経て、いよいよ開幕を迎えることになった。開幕戦では、セ・パ両リーグともに試合が行われたが、基本的に土曜日にセ・リーグ、日曜日にパ・リーグの試合が開催される。

試合前にはオンライン投票での勝敗予想も行われる。チーム自体の強さもさることながら、プレイする選手の実力も加味して投票される
全チームではないが、球団マスコットも会場に駆けつけた。一緒に写真撮影したり、サインをもらったりと、ファンにとっては貴重な一日となったのではないだろうか
オープニングでは、ベリーグッドマンによるテーマソングも披露された

1節に実施される試合回数は各チーム3戦。チームの選手が1人ずつ対戦する形式だ。試合は6イニング制で、延長は9回まで。3戦連続で試合をするため、ゲーム内選手のスタミナ面などが後の試合に影響する。つまり、実際のペナントレースと同様に、投手起用などを考える必要が出てくるのだ。

また、選手の調子はランダムで決定される。主力選手の好不調に合わせて戦略を変える必要もあるだろう。エラーや悪送球なども一定確立で発生するので、eスポーツとしては珍しく運要素もある。とはいえ、実際のスポーツ、今回題材としている野球においても運要素がまったくない訳ではないので、そこは逆にリアルとも言える。

試合直前に発表される選手の調子。絶好調、好調、普通、不調、絶不調の5段階あり、絶不調の場合、選手の持つ特殊能力が発動しなくなる。選手の好不調と実力を考え、オーダーを組み直す必要もあるだろう。主力選手が絶不調だったときの絶望感は相当なものだ

開幕戦は、メインスタジアムのセンタースタジアムと、レフトスタジアム、ライトスタジアムの3カ所で実施。いずれもプロのアナウンサーによる実況と元プロ野球選手の解説が行われた。3つのスタジアムでは同時に試合が進行し、他のスタジアムの途中経過なども表示されるといった、まさにプロ野球中継さながらの臨場感を味わえるようだった。会場にいれば、好きなスタジアムでの観戦ができるのも嬉しいところだ。

左からニッポン放送アナウンサーの清水久嗣氏と元中日ドラゴンズ監督の谷繁元信氏、プレイヤーゲストのまめしば氏
左からeスポーツ専門アナウンサーの平岩康佑氏と元千葉ロッテマリーンズの黒木知宏氏、プレイヤーゲストのアールグレイ氏
左から文化放送アナウンサーの槙島範彦氏とギャオス内藤氏、プレイヤーゲストのハル氏
左から清水久嗣アナウンサーと元ソフトバンクホークスの多村仁志氏、プレイヤーゲストのまめしば氏
左からフリーアナウンサーの田中大貴氏と前ヤクルトスワローズ監督の真中満氏、プレイヤーゲストのめし原氏

開幕戦で注目カードの1つとなったのが、センタースタジアムの第2戦で行われた中日ドラゴンズ対ヤクルトスワローズの一戦。ドラゴンズ愛あふれるでらナゴ!選手とeドラフト会議で4チームから指名を受けたマエピー選手の試合だ。ある程度の打撃戦となることは予想されたが、結果は7対3ででらナゴ!選手の勝利。昨年の覇者であるマエピー選手が初戦を落とすという波乱の展開となった。

3試合通しての結果としては、唯一3連勝を飾った西武ライオンズが、頭ひとつリードと言ったところ。セ・リーグは、2勝1敗2チーム、1勝1敗1分2チーム、1勝2敗2チームと混戦状態だ。なお、試合結果と順位表は公式ページからも確認できる。

昨年までも「パワプロチャンピオンシップ」として、大会は開催されていた。しかしながら、いわゆるeスポーツのような位置づけでもなく、注目度も高くなかったこともあり、今年はプロ選手によるeBASEBALLとして大きく様変わりしている。大会出場経験のある選手たちも、規模の大きさや注目度の高さに驚いているようだった。

読売ジャイアンツ所属のティーノ選手は「人前でプレイするのは昨年もやっていましたが、規模が違いますね。打撃が得意だったので、今回の試合も10点くらい取れるかなと思っていましたが、ベルガモット選手も私も3安打とまったく打てませんでした。気がつかないうちに緊張をしていたんだと思います」と、感想を述べた。

東京ヤクルトスワローズのマエピー選手も「すごく緊張しました。キャッチャーの送球が逸れまくって、4回の盗塁のうち、本来なら2回は刺せたと思いましたし、ピッチャーの悪送球やサードのエラーなど、かなり運にも見放されていました。ただ、それを差し引いたとしても、打ち負けていたので、完敗です。来週に向けて練習してきます」と語っていた。

横浜DeNAベイスターズのAO選手は「たぶん、私は数少ない3年連続出場の選手なのですが、今年はやはり独特です。この場の雰囲気に緊張しました。ただ、勝てばヒーローになれると思っていましたし、逆転ホームランを打ったときの大歓声はすごくて、大舞台での試合を楽しめました」と、いずれにしても大会の規模と注目度には緊張をしていたということがわかった。

阪神タイガースの実力者ベルガモット選手と対戦し、1対0で勝利を収めた読売ジャイアンツ所属のティーノ選手
珍しく大敗を喫した東京ヤクルトスワローズ所属のマエピー選手
少ないチャンスをものにし勝利した横浜DeNAベイスターズ所属のAO選手

そのほか、大会の見どころとしては、元プロ野球選手の解説が間近で聞けることや、球団マスコットとふれあえることが挙げられるだろう。アメリカのいわゆるボールパーク状態で、野球や『パワプロ』に興味がない人も十分に楽しめる時間となったのは間違いない。

今後の予定は、毎週土日にeペナントレースが行われ、12月16日には、クライマックスシリーズにあたる「eリーグ代表戦」が行われる。さらに来年の1月12日には「e日本シリーズ」も開催予定だ。

開幕戦のすべての試合はYouTubeのKONAMI公式チャンネルにアーカイブされているので、興味がある人は観てほしい。プロによる実況解説、試合展開の盛り上がりなど実際のプロ野球と比べても遜色ないので、プロ野球ファンも是非。