人に見せたくなる

モノのデザイン 第1回

人に見せたくなる"つなぎ目のない"洗濯機 - ドラム式洗濯機「Cuble」(前編)

2016.04.14

パナソニックが昨年11月に発売したななめドラム式洗濯機「Cuble」。表面に凸凹がない、洗練されたデザインで注目を集めている。洗濯機というのは、これまでドラム式に限らず機能性訴求が優先で、デザイン性は二の次といったイメージがあった中、この傾向に一石を投じたのが本製品だと言えよう。

Instagramに投稿したくなる「洗濯機」

「『Cuble』を買った方が、Instagramなどに、写真をアップしていらっしゃるんです」。Cubleのデザインを担当したパナソニック アプライアンス社 デザインセンターの太田耕介氏は、同機種の象徴的なエピソードとして、InstagramをはじめとしたSNSへの投稿を挙げた。

パナソニック アプライアンス社 デザインセンター 太田耕介氏

「今まで、洗濯機を買ったことをSNSで写真をシェアし、友達に知らせる…みたいな現象はあまりなかったと思うので、既存の洗濯機とは異なる形で、Cubleに関心を持っていただいたのだと実感しています」(太田氏)。

Cubleのデザインの特徴は、つなぎ目のないフラットで直線的な形にある。"キュービックフォルム"と呼ばれる独自のデザイン。「つなぎ目を極力排したシンプルでフラットなデザインは、すき間が少ないため、同時に汚れを溜まりにくくし、メンテナンス性を高める役割も果たすんです」と太田氏。見た目の美しさはもちろんだが、"機能美"が詰まった結果でもあるという。

そんなこだわりの結果からか、20万円台後半というドラム式洗濯機の中では高価格帯の製品ながら、9月に発表した直後から300台近い予約申し込みを受けたほどの反響だったという。

「Cuble」は「ドラム式洗濯機」としては珍しい、四角で継ぎ目のない外観となっている

隠す存在から、見せるモノへ

「ドラム式洗濯機の新しい提案」というかたちでスタートしたCubleの開発の始まりは、約2年前まで遡る。パナソニックによると、現在のドラム式洗濯機の主流となっている丸みを帯びたデザインは、同社が2003年に発売した"ななめドラム"が源流となっているのだとか(ちなみに、これが世界で初めてのななめ式だそうです)。これは、ドラム槽をわずかに斜め後方へ傾けることで、洗濯物の出し入れのしやすさと節水性を高めることを実現したものだ。「ドラムの傾きを強調する曲線形状にすることで、一目で機能性などがお客様に伝わるデザインにする」(太田氏)ことを重要視してきたという。これ以降他社も追随し、日本におけるドラム式洗濯機は曲線的なデザインがスタンダードになっていったそうだ。

しかし、発売から10年ほどを経たあたりで、ドラム式洗濯機の機能はある程度のレベルの高さにまで達し、定着。当初は30度まで傾いていたドラム槽も、現在では10度の傾きで十分な性能を発揮できるようになっていた。

パナソニック社内では「機能性がある程度高まってきた中、洗濯機も今までの形でいいのか?」という機運が高まり、これまで機能性が重視され、洗面所で"隠す"というイメージがあった洗濯機の新たなスタイルを提案するプロジェクトが開始されたといい、それがCubleの誕生につながったとのことだ。

Cubleを開発するにあたり、デザインコンセプトとしてまず意識されたのが、"空間との調和"だという。「最近のサニタリー空間は、シンクなどをはじめフラットなデザインが増えてきています。そこで線を揃えていくことで、スッキリさせられると考えました。しかし、単に四角くするのではなく、凹凸や隙間を徹底的になくし、シンプルな箱を目指すことにしました」と太田氏は振り返る。

太田氏による製品スケッチ

しかし、デザイン性を求めながらも、もう一方でポリシーとして掲げられていたのは、「機能性を犠牲にしたり、妥協したりしない」ということ。そこで従来からの"ななめドラム"の使い勝手を守りながらも、本体の外観を大きく変えていくというのが使命だった。つまり、中身のドラム槽を10度に傾けた状態のままで、本体を水平垂直な形状にするという決して容易ではない挑戦だ。

これまで丸かったものを四角くする

"空間との調和"を生み出す一方、”機能性を犠牲にしない”デザイン。それを掲げて開発されたCubleにおいて、これまでのドラム式洗濯機にはなかった構造上の大きな革新は、"フルオープンドア"と名付けられたドアの採用だ。

従来のドラム式洗濯機では、扉はドラム槽の投入口の部分を切り取るように、丸い形のものが取り付けられている。一方、Cubleでは、本体の前面が全体的にパネルになった四角い扉を採用している。

この大きな構造の変化は、機能性においてもさまざまな利点をもたらした。例えば、ヒンジ部分を本体の外側に取り付けることができるため、ドアを前に大きく開くことができる。これにより投入口前のスペースをドアがふさがず、作業空間を広く確保できるため、洗濯物が出し入れしやすくなった。また、すき間が少ないフラットな表面は手入れもしやすいというメリットも生み出す。

Cubleの特徴のひとつである「フルオープンドア」

Cubleでは扉を全面的なパネルにしたものの、ドアの真ん中には"クリアウィンドウ"という、中が覗ける丸い"窓"の部分を設けている。太田氏によると、これは洗濯機の"エンターテイメント性"を意図したものとのこと。

「ユーザーの方の中には、洗濯機が回っている状態を見たいという声もあります。中が見えることで、洗濯に対するユーザーのモチベーションを上げられるのではないか。そう考え、あえて中を見せるために透明な強化アクリル板を採用しました」と話す。

Cubleをはじめとするパナソニックのドラム式洗濯機の特徴のひとつに"即効泡洗浄"という機能がある。高い水圧により洗浄液を泡状にして衣類に降り注ぎ、洗浄力を高めるための機能だが、「この泡が外から見えることで、"嫌々行う家事"から"楽しい"ものへと洗濯に対するイメージをポジティブに転換したかった」とのことだ。

とはいえ、これまでの洗濯機と異なるデザインの実現は、一筋縄ではいかなかったという。後編では、Cubleが直面した課題と、その突破口となった意外な製品について語られる。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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