ダイハツの新車「ミラ トコット」に試乗、女性目線の“軽”は何が特徴?

ダイハツの新車「ミラ トコット」に試乗、女性目線の“軽”は何が特徴?

2018.08.10

女性社員の専任チーム設立、集めた“女性の声”を反映

盛らないデザインが今っぽい?

軽自動車を知り尽くしたダイハツらしい1台に

ダイハツ工業が新型の軽自動車を発売した。車名は「ミラ トコット」。何ともかわいらしい響きのある名前だ。ダイハツは女性や初めてクルマを購入する若年層をメインターゲットにこのクルマを開発したのだが、中でも興味深いのは、女性社員によるプロジェクトチームを作り、“いまどき”の女性の感性に着目したコンセプトづくりを行ったという点。女性目線のマーケティングを多分に反映させたクルマなのだ。

ダイハツの新型軽自動車「ミラ トコット」。6月26日の発売から1カ月で月販目標の3倍となる約9,000台を受注した

従来も「ミラ ジーノ」や「ミラ ココア」など、デザインコンシャスなモデルを発表してきたダイハツだが、ミラ ココアのモデルチェンジを考えた時、純粋にモデルチェンジするか、別モデルにするかという議論になったそうだ。というのも、若い女性に人気がある反面、「(ココアは)可愛すぎてちょっと……」というネガティブな意見もあることをダイハツは把握していたからだ。そこで、新型車の開発に向け女性社員のプロジェクトチームを発足させた。

軽自動車の本質は外さないクルマづくり

トコットの開発では、「かわいさ」や「カッコよさ」を強調する従来の「盛る」という発想を転換。“素”の魅力を追求し、「シンプルなデザインで肩肘張らずに乗れる軽のベーシック」を作ることにした。このように、デザインだけを見ても考え方が今までとは違う。

かわいく「盛る」のではなく、“素”の魅力を追求したデザイン

プラットフォームは「ミラ イース」と共用する。エンジンは「ムーヴ」と同じで、CVT(無段変速機、歯車ではない機構を用いたトランスミッションのこと)はミラ イースに搭載される最新のものだ。既存のパワートレーンなどを使いつつ、ミラ イースで培った軽自動車の本質的な良さを継承しながら、「ちょっといいモノ」を目指した。

エクステリアデザインは、スクエア調ながら角を落とし、丸みも感じられる愛嬌のあるもの。シンプルでありながら車両感覚をつかみやすく、死角の少ないデザインは乗る人に優しい仕上がりだ。

クルマの先端や幅など、車両感覚がつかみやすいのがスクエア調の利点だ

車内の便利なところ、欲しいもの

ドアを開けると、ほぼ90度近く開くのに驚いた。そもそも、クルマのボディサイズがコンパクトなのだから、開口部そのものの大きさは限られる。が、足つきも良く、これなら老若男女、乗り降りしやすいと感じた。

シートはシートバックがベージュ、座面はブラウンでパイピングを施してある。縦の素材違いの2トーンは良くあるが、座面とシートバックで分けるのは珍しい。これには、座面は汚れやすいから濃いめの色とし、シートバックは明るい色にすることで室内を明るく演出するという狙いがある。インテリアと実用性をディテールに至るまで考慮しているのだ。

座面とシートバックで色づかいが違う

着座姿勢もアップライトすぎないポジションが取れる。ただ、コスト的に厳しいのは承知だが、軽自動車がこれだけポピュラーになっていることを鑑み、また女性のことも考えれば、テレスコピック(ステアリングの位置を前後に調整できる機能)も装備してくれると嬉しい。

ダッシュパネル周りもスイッチ類が少なく、すっきりと極めてシンプルだ。実はトコット、価格を抑えるための努力もしている。抑えるところは抑え、必要なものは装備するというメリハリをつけているのだ。たとえばエアコンはオートではなく、マニュアルのみ。でもこれ、まったく不便は感じないと思う。そもそも、クルマのエアコンって、さほど操作しないんじゃないだろうか。人によるかもしれないが、乗り込んだ時に暑かったり寒かったりして多少の操作をしたとしても、ある程度落ち着いたら、風量や温度を頻繁に調整する必要は感じない。この割り切りはアリでしょう。

すっきりとしたダッシュパネル周り

軽では珍しく2口のUSBソケットが備わっているが、国産の登録車でも、2口が標準装備となっているクルマはまだまだ少ない印象。今や、スマートフォンの充電などにマストなアイテムだけに、ありがたい装備だ。ただ残念なのは、充電中のスマホなどを置くトレイがない……。センターのドリンクホルダーに置く感じか。いや、スマホに限った話ではなく、コンソールボックスも装備されていないので、収納が少ない。ドアポケットやシートアンダートレイ、ショッピングフックなどの装備はあるのだが、運転席から手の届く距離に隠せる収納が欲しいと思った。

女性テストドライバーが評価した走りの実力は?

ところで、トコットはデザインやユーティリティのみならず、走りの面でも、女性のテストドライバーが評価し、セッティングを行ったそうだ。

パワーステアリングの操舵力は、狭い路地や車庫入れがスムーズにできるよう、軽めのセッティング。実際に走ってみたが、街中では軽くて操作しやすく、高速道路でも、不安定な感じや頼りなさといった違和感はなかった。要は、しっかりとした手応えがあれば、操舵力が軽くても問題ないのだ。むしろ、楽に操作できるのは嬉しい。

ステアリングは軽く、操作しやすい

サスペンションチューニングもダイハツがこだわったポイント。ステアリングを切った際、大きくロールすると女性は不安感を持つということがわかり、同社は改善に注力したそうだ。

ここでもコストとの戦いがあった。ロールを抑制する「スタビライザー」(スタビ)を装着すれば話は早いのだが、このパーツ、コストがかさむ。そこで、スタビはつけずに“不安感のないクルマの動き”とした。

通常、スタビがないとスプリングレート(サスペンションのバネの硬さ)が上がることになり、乗り心地とトレードオフの関係になりがちなのだが、トコットの乗り心地は快適で、高速のランプウェイなどでも不安はなかった。ロール量ももちろん関係するが、ロールのスピードを抑えてあるだけでも、体感的には“怖さ”がかなり違う。

長年、ドライビングスクールなどで女性ドライバーと接していて思うことがある。一般的にクルマの専門用語に詳しくない女性は、クルマを運転した感想を専門用語をちりばめて詳細に語ることこそ少ないが、そのセンサーはかなり繊細で、クルマの動きにも敏感だということだ。トコットの開発に加わった女性ドライバーも、同性だからこそ、そんな気持ちを汲み取って、安心して走れるチューニングを施せたのかもしれない。そしてもちろん、トコットは、万一の際の事故被害を軽減する衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を全グレードで標準装備している。

ソナーセンサーとステレオカメラを用いた衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を標準装備。衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制制御機能などがついている

多様化する軽自動車、ブレないダイハツ

クルマのカタチやカテゴリーはどんどん多様化している。そして、日本のマーケットにおいては今や、軽自動車がクルマの販売全体の4割を占める。となれば、「軽」の中でもニーズに応じてセグメントやヒエラルキーが細分化していくのは当然だろう。そんな中でもダイハツは常に、シンプルで運転しやすく、低価格という「軽の本質」を押さえたモデルをブレずに作り続けている。

トコットも本質に則したクルマだし、女性目線のマーケティングも、あながち間違っていないと思う。女性が使いやすければ、そのクルマは誰にでも使いやすいはず。女性に媚びてはいないが、かゆいところに手が届くトコットは、軽を知り尽くしたダイハツらしい1台だ。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

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2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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