正真正銘のフレンチSUVが日本に? 好調ルノーから「カジャー」登場

正真正銘のフレンチSUVが日本に? 好調ルノーから「カジャー」登場

2018.04.21

日本での販売台数を8年連続で伸ばしているルノーが新型SUVを発表した。昨年新型に切り替わった「メガーヌ」とプラットフォームやパワートレインを共有する「カジャー」だ。ライバルの多いSUVカテゴリーで「カジャー」の魅力はどこにあるのか。試乗でチェックしてみた。

ルノーの新型SUV「カジャー」が日本に登場

「コレオス」と「キャプチャー」の間を埋めるクルマ

日本の多くの人は知らないかもしれないが、ルノーのSUVの歴史は長い。同社がルーツと位置付けているのは1950年発表の「コロラル」だ。車名は植民地を表す「コロニアル」と郊外を示す「ルーラル」を組み合わせた造語で、ワゴン/バン/ピックアップがあり、後輪駆動を基本としつつ4WDもあった。

その後も「4」(キャトル)をベースとしたオープンボディの多用途車「ロデオ」、欧州小型ミニバンの先駆車である「セニック」の車高を上げて4WD技術を組み込んだ「RX4」など、SUV的な車種を何度か送り出してきた。

「コロラル」(左)と「セニックRX4」

日本に正規輸入されたルノーのSUVは、この「セニックRX4」が最初で2001年の発売。続いて、2009年に「コレオス」が上陸した。コレオスはルノーが日産自動車とアライアンスを結成したあとの設計で、プラットフォームやパワートレインは当時の日産「エクストレイル」と共通だった。

続いて、2014年に発売されたのが「キャプチャー」だ。こちらは同じルノーの「ルーテシア」や日産「ジューク」とプラットフォームやパワートレインを共有した、コンパクトSUVと呼べるジャンルに属する車種。欧州のクラス分けではBセグメントに属する。そして今年、コレオスとキャプチャーの間を埋める車種として加わったのが「カジャー」だ。

「キャプチャー」(左)と「カジャー」

カジャーはルノーではメガーヌ、日産ではエクストレイルとプラットフォームを共有する。この点は、ほぼ同時に新型に切り替わったコレオスと共通だが、コレオスは同時にサイズアップしてDセグメントを担当することになり、カジャーがCセグメントに属することになった。

ルノー「メガーヌ」および日産「エクストレイル」とプラットフォームを共有する「カジャー」

上では今年登場と書いたが、カジャーは昨年、BOSEのオーディオシステムを備えた仕様が100台限定で日本に上陸している。SUV人気が盛り上がる中でコレオスの輸入が終了し、メガーヌは新型への切り替え待ちというタイミングで、いち早くカジャーを紹介したかったのかもしれない。

シンプルさで魅せるデザイン

カジャーのボディサイズは全長4,455mm、全幅1,835mm、全高1,610mmで、輸入車ではフランスでもライバル関係にあるプジョー「3008」と同等。日本車ではアライアンスの仲間になった三菱自動車工業の「エクリプス クロス」が近い。

しかしエクステリアデザインからは、そのボリュームを感じない。フロントマスクやボディサイドの造形は、ひとまわり小柄なキャプチャーに似ているが、ルーフを塗り分けた2トーンカラーではないし、他のブランドの上級車種のように光り物で飾り立てたり線を増やしたりということがなく、シンプルにまとめているためだろう。

シンプルにまとまったエクステリアデザイン

逆にいえば無駄な装飾に頼らず、このサイズを緊張感ある造形に仕上げたデザイン力に感心する。

インテリアも黒一色のカラーを含めてシンプルに感じる。これ見よがしの演出はない。そのおかげだろう、ストレートに広さが伝わってくる。特に横方向の広がりは驚くほどだ。前後方向も余裕があり、身長170cmの人間ならゆったり過ごすことができる。

ストレートに広さが伝わってくるインテリア(ちなみに、奥のシートは前方に倒してある)

荷室にも感心する。後席を立てた状態で527Lという容量もさることながら、前後2分割のフロアは上下2段階にセットでき、それぞれを立てることで空間の仕切りに使うことも可能。さらにトノカバーは床下にしまうこともできる。

荷室は広く、アレンジも効く

「カジャー」に見るフランスと日本の融合

ルノーは日産とアライアンスを組む関係で、日本に滞在経験がある開発担当者が少なくない。フランス車伝統の優れたパッケージングと日本車のきめ細かい設計が融合したようなこの作りは、ルノーならでは仕上がりなのかもしれない。積極的に使いこなそうという気持ちにさせるクルマだ。

エンジンは1.2L直列4気筒ターボでキャプチャーと基本的に同じだが、205Nmの最大トルクはそのまま、最高出力を87kWから96kWに引き上げたほか、デュアルクラッチ・トランスミッションが6速から7速になり、車両重量は1,410kgとサイズのわりには軽いので、加速に不満はない。

加速にも不満はない

力に余裕があると思ったのは、エンジン音がほとんど車内に届いてこなかったためもある。キャプチャーもこの面では優秀だけれど、カジャーはCセグメントのSUVとして考えても驚きのレベルだった。

自然な身のこなし、SUVの中でもハイレベルな走り

それ以上に印象的だったのは乗り心地だった。低速では大径で太いタイヤの存在を感じることがあるものの、時速50~60キロあたりに速度を上げると揺れがほとんどなくなり、たまに訪れる上下動もしっとりいなしてくれる。ここだけでも感動してしまうほどの快適性だった。

しかもサスペンションが自在に動くので、コーナーでのグリップ感も優れている。余裕のある全幅は安定感を生み出し、ボディに対して小さなエンジンを積むおかげでフロントの重さは伝わらず、身のこなしは自然だ。最近レベルアップが著しいSUVの中でも能力は高いと感じた。

ボディに対して小さなエンジンを積むのでフロントの重さは感じない

同じプラットフォームを用いるメガーヌは、「4コントロール」と呼ばれる4輪操舵によって異次元のハンドリングを実現しているが、プラットフォームの基本性能そのものも秀でていることが、カジャーの試乗で分かった。

プラットフォームを共有するメガーヌは、ハッチバックとスポーツツアラー(ワゴンモデル)の両方に4コントロール装備のGTを用意するほか、ハッチバックのみにベースグレードのGTラインも用意する。カジャーはメガーヌ・スポーツツアラーのGTラインに相当する存在であるとも思った。

「カジャー」は「メガーヌ・スポーツツアラー」のGTラインに相当する存在とも感じた

最近多くのユーザーが注目するようになった運転支援や予防安全については、パーキングアシストや時速30キロ以上でのエマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、後側方車両検知警報などを標準装備している。しかし、ライバルの中にはこれを上回る内容を持つ車種もある。

ライバルに比べ価格面でも優位に

では、カジャーの魅力は何か。筆者は基本性能の高さだと考える。エクステリアはスタイリッシュでインテリアは広く、荷室は自在にアレンジ可能。パワートレインは期待以上の仕事をこなし、乗り心地は極上と呼べるほどで、ハンドリングもハイレベルだ。そして348万円という価格は、我が国での輸入車のライバルであるプジョー「3008」やフォルクスワーゲン「ティグアン」よりお求めやすい。

家族全員で多くの荷物を積み込んで遠くへ出掛け、長期の休暇を過ごす。カジャーはヴァカンスのようなシーンで本領を発揮するような気がした。その意味で正真正銘のフレンチSUVではないだろうか。

CESで大注目の「折り曲げられるスマホ」、普及の見込みは?

CESで大注目の「折り曲げられるスマホ」、普及の見込みは?

2019.01.18

中国メーカーが自在に折り曲げられるスマホを実現

「大画面×コンパクト」を両立する夢のデバイス、実用性は?

端末の魅力を引き出すアプリ登場が普及のカギか

米ラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市「CES 2019」では、2019年のトレンドを先取りする新ガジェットが一堂に会した。その中でも一際大きな注目を浴びたのが「折り曲げられるスマホ」だ。商品化にこぎ着けたのは世界初という。

折り曲げられるスマホ「FlexPai」

スマホの画面サイズが大型化を続ける中、iPhone SEのような小型スマホを求める声は依然として多い。そこで登場した折り曲げられるスマホは、「大画面」と「コンパクト」を両立する夢のデバイスに見える。果たして普及の可能性はあるだろうか。

自在に折り曲げられるスマホ、中国メーカーが実現

折りたためる2画面のスマホというアイデア自体は、実はそれほど目新しいものではない。NTTドコモとZTEが共同開発した「M Z-01K」などは、現行モデルとして国内で販売中だ。

だが、従来の2画面スマホはヒンジを用いて2つの画面をつなげたものに過ぎなかった。その後、液晶とは異なる特性を持つ有機ELが登場したことで、ディスプレイを紙のように自在に折り曲げられることも夢ではなくなった。

有機ELの「曲げに強い」という特性は、多くのスマホに活用されている。サムスン電子のGalaxyシリーズが画面端を曲面にしたスマホを発売後、ソニーモバイルシャープもこの形状を採用している。

これを推し進め、開くとタブレットのような大画面、2つに折り曲げるとスマホサイズという端末の可能性が見えてきた。そして2018年10月、中国のRoyoleが、世界で初めての折り曲げられるスマホ「FlexPai」を商品化したのだ。

中国Royoleのブース。フレキシブルディスプレイを使った様々な製品が並んだ

CES 2019では韓国のLG電子が巻き取り式のテレビを発表するなど、「曲がるディスプレイ」が会場全体で話題になっていた。そうした下地もあって、Royoleの出展ブースには来場者の行列が絶えず、展示機がバッテリー切れを起こすほどの盛況となっていた。

実用性はさておき、スマホの進化の可能性を示した

FlexPaiの特徴は、開いた状態ではタブレットに近い形状になり、そこから自由に折り曲げできる点にある。従来の2画面スマホとは異なり、広げた状態でも画面の境目がないため、タブレットと同じ感覚で利用できる。

広げた状態ではタブレットのように使える

メーカーが挙げるメリットは、複数のニーズごとの端末を1台に集約できることだ。大画面が欲しい人の中には、スマホとタブレットを両方持ち歩いている人もいるだろう。だがFlexPaiなら持ち歩くのは1台で済むというわけだ。

折り曲げた状態では一般的なスマホと同じように使える

折り曲げというギミックから、耐久性に不安を覚えるものの、20万回程度の折り曲げに耐えられるという。ただ、折り曲げると厚みが出るため、スマホのようにコンパクトに持ち歩くことはまだ難しい。

アプリの対応も課題だ。FlexPaiを折り曲げた状態では「表面」と「裏面」に加え、折れ曲がった「エッジ」の3画面を利用できる。FlexPaiの魅力を引き出すには、これら3画面を活用するようなアプリの登場が待ち望まれる。

そこでRoyoleは、FlexPaiをアプリ開発者向けに1,318ドルの価格で先行販売している。まずは開発者にデバイスを手に取ってもらい、どのような活用方法が考えられるか、アイデアを募っていく段階といえる。

会場で実機を試した印象だが、現段階での折り曲げスマホは実用的とまではいえないと思えた。しかしRoyoleという会社の名前を世界に知らしめ、フレキシブルディスプレイの技術を示したという意味では、この発表は大成功を収めたといえるのだろう。

また、サムスン電子など大手スマホメーカーも折りたたみや折り曲げ端末の開発を進めており、グーグルはAndroid OSとして公式サポートを表明している。スマホの次なる進化の可能性を真っ先に示したFlexPaiを、この場の実用性で語るのはお門違いなのかもしれない。

日本車のインテリアには独創的な未来がある? 「1kg展」で感じた可能性

森口将之のカーデザイン解体新書 第12回

日本車のインテリアには独創的な未来がある? 「1kg展」で感じた可能性

2019.01.18

国内主要メーカーの内装デザイナーが集まり展示会を開催

テーマは“1kgの価値”をどこまで高められるか

実車に応用できる? 独創的な作品の数々

国内主要自動車メーカー8社のインテリア・カラーデザイナーが参加する団体「JAID」が初の作品展を開催中だ。“1kg”という重さにこだわり、最新の3Dプリンターを駆使して各社のデザイナーが生み出した作品は独創的で、会場の「GOOD DESIGN Marunouchi」(東京・丸の内)は小さな現代美術館のような雰囲気になっている。

ダイハツ工業のデザイナーが出品した「受け継がれる樹脂」という作品

雑誌の対談が契機となり生まれた「JAID」

「JAID」という名前を初めて目にした人も多いだろう。「ジャパン・オートモーティブ・インテリア・デザイナーズ」の略で、「ジャイド」と読むそうだ。

創立のきっかけとなったのが、自動車雑誌「NAVI CARS」(ナビカーズ)での対談だったと聞いて、「あの号だ!」と即座に思い浮かんだ。クルマのインテリアを特集したナビカーズの2015年7月号で、筆者も別の対談に参加させていただいていたのだ。その号に国内メーカーのインテリアデザイナーが語り合うページがあったことは記憶の片隅に残っていた。

雑誌の売れ行きが落ちているといわれて久しい。それだけに、1つの雑誌の企画からJAIDのようなコミュニティが生まれたことは、モータージャーナリズムに身を置く者として嬉しい気持ちになる。

日産自動車のデザイナーが出品した「∞ Fluff」

価値ある1kgの創造に挑んだデザイナーたち

そのJAIDが企画したのが「1kg展」だ。なぜ“1kg”にこだわるかといえば、クルマの開発に携わる人たちにとって切実な「kg単価」という指標に理由がある。

「kg単価」とは、クルマの開発で使われる値段の単位だ。インテリアデザイナーとしてはkg単価が高い、いわゆる良い素材を使いたいという気持ちは大きいだろう。快適性や安全性の追求、さらには電動化への対応、重量の削減といった視点も持ちながら素材を選んでいるはずだ。

しかし、贅を尽くしてばかりでは車両価格の上昇を招くので、妥協が必要になる。おそらくインテリアデザイナーは、このような状況で悩みながら、新しい素材や仕立て、色などを取り入れるべく、奮闘の毎日を過ごしているのだろうと想像している。

では、そういった制約がなくなったとき、デザイナーたちはこのkg単価をどこまで価値あるものに仕上げられるのだろうか。これが、今回の展示会のテーマだ。最新の3Dプリンターを駆使し、時間や空間、物質としての限界などを飛び越えた作品を独自の着眼点で製作すると同時に、広くカーインテリアデザインの魅力を伝えたい。そんなメッセージのこもった展示会なのである。

ホンダのデザイナーが出品した「風速1kg」

素材と色のコーディネートが味わえる「ハンバーガー」

会場のGOOD DESIGN Marunouchiは、2013年度から通算5回、今年度も含めてグッドデザイン賞の審査員を担当している筆者にとってはなじみ深い場所だ。ところが、「1kg展」の内覧会を訪問した時には、状況がまるで違っていた。いつもは展示物をゆったりと眺めることができる空間なのに、この日はラッシュ時の駅のようにごった返していたのだ。それだけ、インテリアデザイナーの斬新な発想に期待する人が多かったということだろう。

日産のデザイナーが出品した「4D flower」。「1kg展」に作品を持ち寄ったのは、国内大手自動車メーカー7社(ダイハツ工業、ホンダ、三菱自動車、日産自動車、スバル、スズキ、トヨタ自動車)だ

作品の中には、クルマのインテリアデザインとは関係なく、最新の3Dプリンターならではの表現能力の高さをアピールするような作品も見られた。それらを業界の枠を飛び越えた独創的な作品と捉える人もいたようだが、クルマが好きで今の仕事に携わっている(はず)の方々だからこそ、もっとインテリアにこだわって欲しかった。

ただ、クルマのインテリアとの関連性が高い作品が大半を占めていることは確かで、中には独創的な発想や興味深いアイデアも見られた。本稿では独断と偏見で、そのうちの3つを紹介していこう。

まずは、会場の入り口近くに置かれていた「CMFバーガー」だ。「CMF」とはカラー、マテリアル、フィニッシュの頭文字で、ナビカーズでの対談が行われた頃から、自動車に限らずデザイン分野でひんぱんに使われるようになってきた言葉だ。造形だけでなく色や素材、仕立てにも気を配ることで、より完成度の高いデザインが生まれるというような意味が含まれている。

「CMFバーガー」はトヨタのデザイナーが出品

この作品は、CMFのコーディネートを1kgのハンバーガーに見立てて表現したもの。レザーのバンズ、クリアレンズのトマト、加飾素材のチーズやパティ、シート素材のレタスがさまざまな色で用意してあり、好みのバーガーを作り出せる。

3つの作例では、CMFの違いでかなり雰囲気の異なるバーガーを作れることが分かった。バンズを肉抜きタイプにすると総重量が1kgを切るなど、計量化を実感できる仕掛けも盛り込んである。ディーラーが車種別にCMFハンバーガーを用意すれば、顧客は楽しみながらカラーコーディネートを試すことができるかもしれない。

ディーラーに「CMFバーガー」が置いてあったら面白いかも

インテリアをボールにした斬新な作品も

続いて紹介するのは「トランスフォームステアリング」。自動運転が実用化された未来を想定した変形機構を持つステアリングで、手動モードでは伸びて操舵できる状態となり、自動モードでは縮めて格納しておける。全てがマットブラック仕上げだが、グリップ部分、変形部分、外枠部分を別のメーカーのプリンターで製作することで、素材の違いを表現している。

トヨタのデザイナーが出品した「トランスフォームステアリング」

製作したデザイナーはステアリング機能だけを想定していたようだが、左右のグリップをねじることでアクセルやブレーキの操作ができれば、この部分だけで基本的な運転操作ができる合理性の高いインターフェイスになると思った。ペダルがなくなれば、室内レイアウトの自由度も高まりそうだ。

伸ばせば手動運転に使えるし、自動運転中は縮んだ状態で格納しておける

最後は「インテリアボール」だ。写真を見てお分かりのとおり、クルマのインテリアを構成するパーツをボール状のアートとして表現したもので、多くのパーツをまとめ上げ、世の中というフィールドにデザインを“投げ”かけているインテリアデザイナーの仕事をボールの形に込めたのだという。

「インテリアボール」はホンダのデザイナーが手掛けた

展示してあるのは1個だけだが、スポーツの世界では競技によってサイズの違うボールを使うことにも製作者は着目している。使用する材料や加工方法を変えることで、同じ1kgでもサイズや見え方の違った表現ができるそうだ。

しかしながら筆者には、これがボールではなく卵に見えた。卵から生まれる前のクルマ、そのインテリアデザインは、こうなっているのではないかと想像したのだ。同じクルマのエクステリアデザインを卵の殻で表現することで、多くの車種を球形にできれば、一風変わったミニチュアになるのではないだろうか。

JAIDが企画した1kg展の作品群は、それ自体が柔軟かつ斬新な発想から生まれているだけでなく、見ているこちらも創造力が掻き立てられるものだった。この展示会を訪れて、日本の自動車メーカーにインテリアデザインの実力者が多いことに感心するとともに、メーカーには、この実力を引き出して製品に結び付ける能力が求められていることを教えられた。

1kg展の会期は1月25日まで。入場は無料だ。時間に余裕のある方は、一度訪れてみてはいかがだろうか。