和菓子とコーヒー? ミスマッチを逆手に取るAGFの新機軸

和菓子とコーヒー? ミスマッチを逆手に取るAGFの新機軸

2016.06.22

和菓子とコーヒーという一見するとミスマッチな組み合わせを前面に打ち出し、日本人に合う味を追求した新ブランド「煎」の普及を図る味の素ゼネラルフーヅ(AGF)。「和菓子の日」の前日にあたる2016年6月15日には、表参道ヒルズで「珈琲♡和菓子アワード2016」を開催し、コーヒーと最も相性のよい和菓子として愛媛県の「一六タルト」を選出した。和菓子との組み合わせにより、これまでとは違うコーヒーの飲み方を提案するAGFだが、果たして新たなトレンドを生み出せるのだろうか。

珈琲♡和菓子アワードは今年から始まったイベント。47都道府県でコーヒーに合う和菓子を選出し、一般投票でグランプリを決めた。写真中央右はグランプリに輝いた一六タルトの玉置泰代表取締役社長。オレンジページくらし予報モニター192人の試食選考により、鳩サブレーで「オレンジページ賞」を受賞した豊島屋の久保田陽彦代表取締役社長(写真中央左)も登壇した。グランプリ発表のプレゼンターを務めたのは、お菓子好きで知られるフリーアナウンサーの渡辺真理氏(写真右端)

AGFが第3の柱と位置づける「煎」

「日本のコーヒー」と「日本が欲するコーヒー」を掛け合わせた造語「JapaNeeds Coffee(ジャパニーズコーヒー)」を標榜し、日本人に合うコーヒー作りを追求しているAGF。同社取締役社長の横山敬一氏がジャパニーズコーヒー路線の「フラッグシップモデル」と位置づけるのが2015年に立ち上げた新ブランドの「煎」だ。

日本人の味覚を探求し、日本の水(軟水)に合うコーヒーに仕上げたとAGFは「煎」の出来栄えに自信を示す。「ブレンディ」と「マキシム」という有力ブランドを抱える同社は、「煎」を第3の柱に育てる「3大ブランド戦略」を推進している。

日本人に合うコーヒーを開発した背景とは

そもそもAGFが、日本人に合うコーヒーを開発するに至った経緯はどのようなものだったのだろうか。「煎」を担当する同社家庭用事業部 家庭用第一部HRCグループ統括マネージャーの三浦優子氏に伺うと、背景となっているのは日本で長年の間コーヒーに取り組んできたAGFが持つ膨大なデータだという。「日本人の嗜好を分析した膨大な科学的データを持っており、日本人の嗜好性を再現する技術に長けているという自信がある」(三浦氏)というAGFが、そのノウハウを結集して作ったのが「煎」だ。

ちなみに「煎」の味は「バランス重視」とのこと。苦味や酸味といった、コーヒーの特徴となる部分はあえて尖らせず、「丸く、やわらかく、深みのある味」を心掛けたという。

コーヒーに最もよく合う和菓子に選ばれた一六タルト。愛媛県産の柚子と白双糖を加えたなめらかなこしあんを、しっとりとしたスポンジで巻いた逸品だ

「和食や和菓子といった日本の食生活に合うような味」(三浦氏)を追求して「煎」を作った以上、和菓子とコーヒーの組み合わせを提案するイベントをAGFが仕掛けるのは自然な流れといえる。いかにもミスマッチな組み合わせであるがゆえに、「珈琲♡和菓子アワード2016」には人々の耳目を集めるという効果もあった様子。表彰式の後、同じ会場で開催された1日限定のイベント「珈琲♡和菓子展」には、開始前から入場待ちの列ができていたほどだ。同イベントの来場者数は1,190人に達したという。

和食との組み合わせを確立できるか

綿密なブランディングへの意識を感じさせる「煎」だが、この商品でAGFが開拓したい市場はどこなのだろうか。三浦氏は「(住み分けについては)あまり考えていない」と話していたが、「和」を感じさせる新ブランドをAGFが展開する背景には、ブレンディとマキシムの既存2ブランドとの違いを新製品で明確に打ち出し、これまで取りこぼしていた需要を捕捉したいという同社の狙いも見え隠れする。

「煎」で訴求したい客層は

「ブレンディはどちらかというとファミリーユースで、若い方から年配の人まで幅広く楽しんでもらっている。(ブレンディの特徴としては)万人受けする味で、ミルクにもよく合う。煎はブラックで楽しんでもらいたい」と三浦氏。この言葉から、「煎」で訴求したいのは「違いの分かる大人の客層」であることが感じ取れる。「客層はある程度分かれると思っている。(煎は)生活を楽しむとか、和食などの食にこだわるといった、シニア層に向けて発信している」と三浦氏が語るとおり、「煎」のプロモーションは年齢層が高めの客層に受けそうな感じだ。

和菓子を食べるときに、当然のように煎茶を用意していた人にとって、「煎」は新たな選択肢となりうる。和食との組み合わせを確立できれば、「煎」で訴求できる市場は更に拡大すると思われるが、まずは「和菓子とコーヒー」がどこまで一般に受け入れられるかに注目したいところだ。

LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

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総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

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2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
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