サムスンが最新スマホ「Galaxy S9」を発表、進化ポイントは?

サムスンが最新スマホ「Galaxy S9」を発表、進化ポイントは?

2018.02.26

2月25日、サムスン電子はスペイン・バルセロナで開催した発表会において、フラグシップスマートフォンの最新モデル「Galaxy S9/S9+」を発表した。

サムスンがMWCで「Galaxy S9/S9+」を発表

今年もバルセロナではモバイル業界最大の展示会「Mobile World Congress 2018」が開催される。熾烈な競争が続く世界のスマホ市場に向けて、サムスンがMWCにぶつけてきた2018年の最新スマホはどう進化したのか。

「Galaxy S9」登場、S8をベースに機能強化

初代iPhoneの登場以来、10年に渡って拡大を続けてきた世界のスマートフォン市場だが、米IDCの調査では2017年第4四半期に初めてのマイナス成長を記録したことが注目を浴びている。

その中でもサムスンは2017年の年間出荷台数で21.6%のシェアを占め、世界1位を死守した。その一方でホリデーシーズンにはアップルの根強い人気が明らかになり、ファーウェイやOPPOといった中国勢にも追われている状況だ。

そのサムスンがMWC 2018にぶつけてきたのが「Galaxy S9/S9+」だが、その基本デザインはGalaxy S8世代から大きく変わっていない。最新プロセッサーやカメラ、スピーカーなどの機能を強化したモデルになる。

Galaxy S9+。手に持った印象は前モデルのGalaxy S8+とほぼ同じだ

新機能も、全体的に他社の目玉機能を取り込んだ印象が強い。カメラにはメモリー内蔵型のイメージセンサーを採用し、毎秒960フレームの「スーパースローモーション撮影」に対応したが、これはソニーモバイルのXperiaシリーズが売りにしていた機能だ。

また、サムスンは発表会で拡張現実(AR)を大きく取り上げ、Galaxy S9では自分の顔の動きをアニメーションにできる「AR絵文字」を発表したが、これはアップルがiPhone Xと併せて導入した「アニ文字」に近い。

一方で、サムスンならではの工夫も感じられる。カメラのレンズは機械的に絞りを2段階に変える機能に対応し、さまざまな撮影環境に最適化できるという。AR絵文字では自撮りした顔をアニメ化し、汎用的なアニメーションGIF形式で共有できるため活用範囲が広い。

日々の使い勝手に関わる部分として、前モデルの不満点の1つだった指紋センサーの位置が本体背面の中央に変更された。サムスンによればユーザーの声を慎重に聞いてきた結果だという。

指紋センサーの配置がセンターに変わり、どちらの手でも使いやすい

基本性能の高さはしっかり受け継いでおり、プロセッサーにはGalaxy Note8よりも新しい最新世代を搭載。鮮やかな有機ELディスプレイ、急速ワイヤレス充電に引き続き対応し、防水にも対応する。大きなサプライズはなかったが、Galaxyシリーズのユーザーが安心して買い換えられるアップデートという印象だ。

サムスンが狙う、スマホによるPCの置き換え

Galaxy S9の発表に併せて、サムスンは「DeX」についても機能を強化してきた。スマホを外部ディスプレイにつなげてPCのように使える機能で、キーボードやマウスを使って文書を編集するような仕事利用を視野に入れている。

Galaxy本体を接続するドックの新製品として、これまでのDeX Stationよりも安価で持ち運びやすい「DeX Pad」を追加した。その狙いは、スマホによる「PCの置き換え」だという。

ドックの新製品「DeX Pad」

今日、ビジネスの現場にPCは欠かせない存在だ。だがスマホも処理能力や通信性能は急速に高まっている。画面の小ささや操作性はスマホの弱点だが、外部ディスプレイやキーボードをつなぐことでそれを補っていこうというのが、DeXの基本的なアイデアだ。

外部ディスプレイにつないでPCのように利用できる

PCを置き換えるには、ハードウェアだけでなく、アプリもPC並みに進化していく必要がある。日本では日本語入力の使い勝手も重要だ。今後もサムスンはDeXを中心に、パートナー連携を引き続き強化していくという。

踊り場を迎えつつあるスマホ市場だが、PCの置き換えを目指して用途を拡大していくことで、本格的にPC市場に食い込めるか、という視点にも注目したい。

関連記事
LINE WORKSを削除(解約)するには?

LINE WORKSを削除(解約)するには?

2019.03.21

LINE WORKSを解約したいと思ったら

解約の前にまずは「所属メンバーの削除」を行う

ユーザーは自分のアカウントを削除できるの?

LINE WORKSを試験的に導入したけれど合わなかったという場合や、利用していたプロジェクトが終了したから削除したいという場合に備えて、LINE WORKSを削除(解約)処理する手順をまとめておく。

LINE WORKSの削除はメンバー削除から

「管理者画面」を開いた上で「基本設定」を開くと、左メニューの一番下に「LINE WORKSの解約」という項目がある。ただし、使っている最中にいきなり解約しようとしても「解約できません」と表示されるはずだ。解約のためには、先に所属メンバー全員を削除しなければならない。

「基本設定」で「LINE WOKRSの解約」を選択
メンバーが残っていると解約できない

メンバー削除は、上メニューで「メンバー」を選んだ画面から行える。最高管理者は削除できないため、解約準備ならば上部のチェックボックスを使って全員を一括選択してから、最高管理者のチェックだけを外すのが簡単だ。上にある「削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「メンバー削除」で完了させよう。

なお「副管理者」など役職者については先に権限を削除してからでなければメンバー削除ができないので注意して欲しい。

「メンバー」で最高管理者以外を選んで「削除」をクリック
確認画面で「メンバー削除」をクリックしよう

解約理由を添えて処理完了

再度「基本設定」で「LINE WORKSの解約」を選ぶと、メンバーの削除が完了していれば解約へ進む画面が表示されるはずだ。最高管理者のパスワードと、解約理由のアンケートを入力すれば解約が完了する。

最高管理者のパスワードを入力
解約理由のアンケートも必須項目だ

個人アカウントの削除方法は?

LINE WORKSを管理者ではなくユーザーとして利用している場合、自分のアカウントを削除することはできない。

LINE WORKSのユーザーアカウントは、会社のメールアドレスのようなイメージだ。アカウントに利用する文字列などはユーザーが決められるが、アカウントの存在自体は管理者がそれぞれに発行している。そのためユーザー側はログインしないことで「使わない」状態にはできても、削除はできない。もし退職する、プロジェクトから外れるなど事情がある場合には、管理者にメンバー削除の依頼を出そう。

同じく、最高管理者の権限を持っている人が異動等でアカウントを削除したい場合には、まずは権限の委任をして、一般ユーザーになってからメンバー削除をしてもらう必要がある。

「LINE WORKS 完全指南 設定&使い方」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/lineworks

関連記事
総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

総務省施策が追い風に? 携帯分離の「歴史的チャンス」狙うファーウェイ

2019.03.20

モバイル業界を変える「携帯値下げ議論」が過熱

ファーウェイは日本を取り巻く環境を「歴史的チャンス」と発言

コスパ高いミッドレンジ端末でシェア拡大を目指す

20日、NTTドコモが特定の端末の購入を条件に通信料金を割り引く「docomo with」、購入する端末に応じて通信料金を割り引く「月々サポート」を終了する方針を固めたという報道が話題となっている。

国内のモバイル業界では携帯電話料金見直しが進んでおり、3月5日には総務省が中心に進めてきた端末代金と通信料金の分離が閣議決定された。NTTドコモは分離プランを軸とした新料金プランを4月に発表する見込みだ。

日本のモバイル市場を大きく変えるこの動きを「歴史的チャンス」と見ているのがファーウェイだ。2018年末から米中対立が加速する中、ファーウェイが打ち出すメッセージも語気を強めている。果たして日本市場でシェアを拡大できるのだろうか。

逆風吹けども、依然として業績は好調

今年に入り、ファーウェイの周辺が騒がしい。3月7日には、ファーウェイは米国政府を相手取って訴訟を起こした

さらにその内容をFacebookでライブ配信するなど、米国以外の世界市場に向けたメッセージにもしており、そのメッセージをまとめたウェブサイト「Huawei Facts」は、わざわざ日本語版も用意している。

2018年末から続く米中対立を巡る報道は、ファーウェイの業績にどのような影響を与えたのか。MWC19でインタビューに応じたファーウェイ・ジャパンの呉波氏は、「一部の消費者は影響を受けたが、2019年に入ってから売上は大幅に伸びている」と語った。

ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波(ゴ・ハ)氏

話題の「折りたたみスマホ」でもファーウェイは先行する。

ファーウェイに先立って折り畳みスマホを発表したサムスンだが、こちらはMWCではガラスケース内での「展示」のみにとどまったのに対し、ファーウェイは「Mate X」の実機を用いて報道関係者に折り曲げを試させるなど、製品化で一歩先を行っていることをアピールした。

ファーウェイの折りたたみスマホ「Mate X」。報道陣には手に取って折り曲げてみる機会も用意された

Mate Xは次世代移動通信の「5G」にも対応しており、日本では5Gサービスの開始を待って投入時期を見極める方針だという。

ちなみに3月26日に発表予定のフラグシップ機「HUAWEI P30」シリーズは、例年通りのタイミングで日本市場に投入するようだ。SIMフリーでの発売だけでなく、ドコモが採用した「HUAWEI P20 Pro」のように大手キャリアによる採用があるかどうかも注目したい。

分離プランを「歴史的チャンス」と捉えるワケ

一方、2019年の国内モバイル市場で話題となっているのが携帯料金における「分離プラン」の導入だ。KDDIとソフトバンクはすでに導入済みだが、NTTドコモは4月に発表する新料金プランから本格導入するとみられている。

分離プランの特徴は、NTTドコモの「月々サポート」のように回線契約と紐付けた端末の割引が禁止される点だ。端末の割引自体が禁止されるわけではないというものの、大幅な割引は難しくなる。その結果、10万円を超えるようなハイエンド機ではなく、3〜4万円で一括購入しやすいミッドレンジ機の需要が高まるとの見方が有力だ。

この動きをファーウェイはどう見ているのか。

呉氏は「非常に重要視している。スマホが登場したときや、SIMフリー市場が始まったときのインパクトに引けを取らない、歴史的な瞬間になる」と興奮気味に語る。

日本のSIMフリー市場でベストセラーとなった「HUAWEI P20 lite」を始め、ファーウェイのミッドレンジ機のラインアップは厚い。モデルによってはフラグシップと同じCPUでミッドハイの価格を実現するなど、コスパの高さも特徴だ。大手キャリア向けにさまざまな提案ができる体制といえる。

フラグシップと同じ「Kirin 980」搭載でミッドハイ価格の「HONOR View 20」

また、5G対応も順調だ。

モバイルWi-Fiルーターに強みを持つファーウェイは、MWC19でも5G対応ルーターを多く出展していた。日本ではまだ周波数の割り当てが終わっていないものの、国内大手キャリアは2019年内にもプレサービスを始める動きがある。5Gスマホが普及するまでの間、5Gルーターの需要は高まる可能性がある。

5G対応のモバイルWi-Fiルーターも出展していた

ミッドレンジ市場の拡大を狙って、今年はシャープやサムスン以外にも、ソニーモバイルの参入も予想されている。

この価格帯が激戦区になることは間違いないが、ファーウェイはその中で高コスパの製品ラインアップや、国内での地道な販促活動やブランドメッセージの打ち出しによって対抗していく構えだ。

ヨドバシカメラ梅田店での販促イベントの様子
関連記事