住宅メーカーが「Google Home」を活用するとどうなるか

住宅メーカーが「Google Home」を活用するとどうなるか

2017.12.11

大和ハウス工業はGoogleのスマートスピーカー「Google Home」を使ったコネクテッドホームのブランドとして「Daiwa Connect」プロジェクトを開始し、2018年1月から提供することを発表した。住宅メーカーが「Google Home」を活用するとどうなるか。

新築時に組み込めるスマート家電

大和ハウス工業はGoogleの「Google Home」と、東急グループのイッツ・コミュニケーションズの「インテリジェントホーム」を組み合わせた「Daiwa Connect」の実証実験を11月23日から東京・渋谷の「渋谷展示場」と、大阪・吹田市の「ジーヴォΣ(シグマ) グランデ展示場」の2カ所で開始した。今後、名古屋などの展示場が追加され、全国8カ所で体験展示を行い、2018年1月6日から戸建て住宅の建設を考えている顧客に提案を開始する予定。

Daiwa Connectはダイワハウスの注文住宅「ジーヴォΣ」のオプションとして提案される予定で、(1)いわゆるスマートホーム用の接続環境を整備した住宅の提供、(2)IoTやAIを活用した新しい生活価値を提供するライフシーンのコンサルティング、そして(3)住む人と住居、情報を保護するリスクマネジメント――の3本柱で成り立っている。

Daiwa Connectが提供する3大要素。最終的にはこうした要素全てをカバーしたサービスになる予定だ

もう少し噛み砕いて説明すると、ダイワハウスは建築時のオプションとして、電動カーテンや赤外線リモコンに対応した照明などがセットになった装備(1DKで50?100万円前後)の提案を行い、実際に導入する際には顧客の要望に合わせてGoogle HomeやGoogle Chromecastなどの機器と組み合わせて、2年で18万円(予価、一部機器代含む)のサービスとして提供するというものになる。サービス料には機器の設定や一定のサポートも含まれる。さまざまな機能の条件付けなどは「IFTTT」を使って設定する。

実際のコネクテッドホームを先行体験

発表に合わせて、11月23日から体験展示が始まっている渋谷展示場でコネクテッドホームの実装を体験してきた。4階建ての住居のうち、2階と4階の2フロアにGoogle Homeが設置されており、その他の家電機器もセッティングされた状態だ。

渋谷展示場の体験展示は4階建の非常に豪華な建物の中で行われる

4階では「OK Google、○○の動画を流して」と言うと、照明を消灯しながら部屋のブラインドが降り、同時に降りてきたスクリーンにネット配信サービスの映像がプロジェクターから映し出される、といった行動がセットになっており、「映像を止めて」と言えば、スクリーンが片付いてブラインドが開き、部屋が明るくなった。また「OK Google、朝の準備をして」と言うと、ブラインドが開き、照明が付き、加湿器やコーヒーメーカーのスイッチが入って快適な目覚めと朝の準備が始められるという塩梅だ。

サイドボードにGoogle Homeが置かれており、ここに赤外線リモコンなどがつながっており、各機器を制御している
音声コマンドひとつでロールスクリーンが降りて照明も暗くなり、シアターモードに。何となく偉くなった気がするから不思議だ

また2階では「ダイワハウスのCMが見たい」というと、リビングの大型TVに接続されたChromecastがYouTubeからダイワハウスのCM集を表示してくれるし、「OK Google、行ってくるね」といえば部屋の電気と空調が消え、最寄りの駅に着けばジオフェンス(GPS情報で一定エリア内にいるかどうかを確認する技術)により、誰もいない室内に照明がついて空調が入り、帰ってくるころには快適な室温になっているという様子が体験できた。

こちらも音声命令ひとつでブラインドが開閉し、エアコンもオン・オフする。見えていないが、外出コマンドのときはロボット掃除機も動き出す

"住宅メーカーならでは"に期待

先行体験で見たコネクテッドホームは、確かによくできており、こうした生活が実現すれば便利だなあ、と思わせるものがある。欲を言えば、家の内外の温度や湿度を感知して自動的に最適な設定に変更するといった本来の「スマートホームらしい」機能も欲しかったところだ。現状は、家中にあるホームIoT機器からダイワハウスへの様々なデータのフィードバックが得られない状況にあるようだ。

実は、「Daiwa Connect」が設定されるダイワハウスの「ジーヴォΣ」には、オプションで「D-HEMS3」という空調や玄関ドア、家中のエネルギー状態などを集中コントロールできる機能がある。今後、Daiwa Connectの中に接続できるようになればさらに利便性が高まるだろう(今回はその接続の可否についての説明がなかった)。

最大の課題は2年で18万円という価格だ。18万円を単純に24カ月で割れば月額7500円。KDDIはスマートIoTサービスの「au HOME」を月額490円で提供し、ここにセコムの訪問サービスまで付随させている。

Daiwa Connectには「家を建てる時に最初から電動化・自動化するところを決めておき、そこに便利な配線を準備できる」「設置や設定も任せられる」というメリットもあるが、無料も含め、より廉価なサービスと同じ舞台に立って競争することになる。

来年上期の「新商品」ではもっと踏み込んだ形でのコネクテッドホームが実現されていることを期待したい

Daiwa Connectは発表時の計画で、2018年上期に「新商品に、進化したコネクテッドホームを提案」していくようだが、サービスの普及を考えると、Google Homeの活用を超えて、住宅メーカーらしさに溢れたスマートホーム機能の実現にも期待したいところだ。

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

カレー沢薫の時流漂流 第33回

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

2019.03.25

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第33回は、リアルガチでやばい「日本年金機構のツイート炎上」について

日本年金機構のツイッター広告が炎上し、即ツイ消しおよび謝罪する事態になったという。その炎上したツイートというのがこちらの文言だ。

「ガチヤバイ!? リアルガチでやばいかも!? 新社会人のみなさまへ 受け取る年金少なくなってない!? ねんきんネットで確認だ!」

これは非常によくある「ウケると思ってスベッた上に大炎上」パターンであり、「炎上ガチャ」でこれが出て来たら確実に低レアなので「即売却」といった感じだ。

問題のツイートでは何かを差別、あるいは蔑視しているワケでもなく、火力としてはチャッカマン程度であり、そんなに怒らなくてもとさえ思えるが、やはり怒る方にも理由はある。

日本年金機構はこれまでに大きな不祥事を起こしてきている。2007年にはオンライン化した年金データに不備や誤りが多いことが発覚した「消えた年金問題」というのがあった。

ちゃんと年金を納めていてもそれが記録されていないため、将来の年金額が減ってしまうかもしれない、という非常に重大な事件である。国民から取るだけ取っておいて、その管理がずさん、という、メロスでなくても激怒して走り出す案件であった。また、2015年には215万人の個人情報を流出させるという情報漏えい事件も起こしている。

こんな信用残機ゼロの状態では「ちょっとしたおふざけ」でも「ガチでやばいのはお前らのせいだろ」「何故こっちを煽る? まずそっちがちゃんとしろ」「こんなことに俺たちの年金を使いやがって」という鬼のマジレスが来てしまうのは当然である。

広告にユーモアは大事だが、「年金」クラスの笑いごとじゃないテーマになると「真面目かよ!」と言われるぐらい真面目にしておいたほうが良い、という好例だ。

炎上広告が出ると必ず「おかしいと思う奴はいなかったのか」「誰か止めろよ」という声が出るが、「SNSでバズること」を目的にすると、人間の視野は2度ぐらいになってしまう。そのため、過度な悪ふざけになっているとか、弩級の差別表現が入っているということにマジで気づかなかったりするのだ。

また、社内に「これはおかしい」と思う人間が5億人いたとしても、トップが「これはウケる」と思ってしまっていたら、下っ端にそれを止めることはできない。個人がやるとどうしても考えが偏るので、企業はさまざまな性別年代の人間に意見を聞いた上で、広告を打った方が良いと思う。

だが意見を幅広く聞いた上で、一番上がそれを「考えすぎだって」と一蹴して断行したりするので、組織の炎上というのは根深い問題である。

今回の炎上を「明日は我が身」と思う理由

だが今回の年金機構の炎上は、個人的感情として「一概に責められぬ」感がある。

今回の広告はその表現を「他人事かよ」と大いに責められたわけだが、年金機構的にはそんなつもりはなく、どうやったら若者に年金に関心を持ってもらえるか、真面目に考えた結果「ああなってしまった」のではないだろうか。

二十代前半ばかりの職場でただ1人アラフォーの自分が、無理して若者言葉を使い盛大にスベッた挙句、給湯室でメチャクチャ悪口言われてた、みたいな図を想像すると、「身に覚えがある」もしくは「明日は我が身」なので、あまり責められないのだ。

実際、年金機構は年金に対し捨て鉢になっているわけではなく、何とか国民に年金に関心を持ってもらい、適切に払ってもらいたいと思っていることだけは確かなのである。

ところで、私は去年無職になったことにより、厚生年金から国民年金になってしまった。当然国民年金だと厚生年金より将来もらえる額は少ない。将来の不安を感じた私は、「国民年金基金」の資料を取り寄せた。

国民年金基金とは、自営業や私のような無職が国民年金とは別途で年金料を収め、将来もらえる年金額を増やせるという制度である。支払った金額は確定申告の控除対象にもなるので節税にもなるのだ。

年金は当てにならないから他で老後資金を作ろうという声も大きいが、それでも年金ほど確実でリスクが少ないものは今のところない、という意見も多く見られる。

だが、資料を申し込んだ時は熱かった気持ちが、届いた時冷めているというのはよくあることで、取り寄せるだけ取り寄せてしばらく放置していた。

すると国民年金基金から電話がかかってきたのである。私は電話が苦手で、取ると青紫色の粉瘤が出来るので取らなかったのだが、こんなテーマで書くことになるなら粉瘤の一つや二つ覚悟で取れば良かった。おそらくだが「国民年金基金どうでしょう?」という内容だったのではないだろうか。端的に言えば「営業電話」である。

その後、電話は数回かかってきて、驚くべきことに、日曜日でもかかってきた。国の機関が日曜に動くとは思っていなかったので驚愕である。

「必死かよ」と思ったが、事実必死なのだろう。それぐらい年金はひっ迫しているのだ。もしかしたらノルマ的なものすらあるのかもしれない。

年金をもらうのは我々である。企業の炎上なら「不買運動」ができるが、年金の場合「不払運動」になり、後々受取額が減って困るのは国民の方である。

今回の炎上で国民が年金に対しますます拒否感を持ってしまったのは、年金機構というより我々にとっての悲劇なのだ。広告自体には反感を持ったかもしれないが、年金に関心を持ち、自身の年金状態を確認するのは大事なことである。

私も次に電話がかかってきたら、粉瘤上等で取ってみようと思う。

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LINEをやめるには? アカウント削除の方法

LINEをやめるには? アカウント削除の方法

2019.03.25

LINEの利用をやめる時はアカウントの削除が必要

機種変更などで使う「引き継ぎ」とは違うので注意

LINEアカウントの削除には、注意が必要だ。機種変更やスマートフォンの故障、アプリの不調といった理由で削除を考えているとしたら、それは間違っている。その場合に必要なのは「引き継ぎ」という処理だ。

アカウント削除はLINE利用そのものをやめる時に行う作業だ。新しく別のアカウントを作り直してもいいが、これまで繋がりのあった人々との縁は切れてしまう。もし連絡を取り続けたいのならば、あらためて友だち登録をしてもらわなければならない。

最近はLINEの連絡先しか知らないという関係も珍しくないから、中には交流が途切れてしまう相手もいるだろう。そういったことを理解した上で、削除作業を進めてほしい。

LINEアカウントを削除する

メイン画面で右上にある歯車マークをタップし、設定画面を開いたら「アカウント」を選択しよう。次に一番下にある「アカウント削除」をタップすると、警告画面が表示されるはずだ。アカウントにログインできなくなるというのは、もう同じアカウントが利用できないことを意味する。問題なければ「次へ」をタップしよう。

設定で「アカウント」を選択
一番下にある「アカウント削除」をタップ
警告画面の中身を読んだ上で「次へ」をタップ

次の画面では、アカウントを本当に削除するのかが確認される。これまで獲得したポイントやアイテム、購入したコイン等も全てなくなるということが「保有アイテム」のところで示されているはずだ。

今回説明に利用しているアカウントは、LINEをほとんど利用していない状態なので、多くの項目が「0」になっているが、ある程度利用していればスタンプをたくさん購入してきていたり、購入のためにコインを保有していたりといったこともあるだろう。それらは新しく作ったアカウントに引き渡すようなことはできない。全て失って問題ないということであれば、下にある「すべてのアイテムが削除されることを理解しました。」という欄にチェックを入れよう。

コイン、ポイント、スタンプ、着せかえの全てが削除されることを理解したらチェックを入れる

下へスクロールすると、連携アプリについても確認される。LINEアカウントを利用してログインしていたアプリや、LINEコインで何かが購入できていた連携アプリがあれば、その連携も解除される。問題がなければ、確認項目にチェックを入れてさらに下へ進もう。

連携アプリがある場合はそちらの利用についても確認したい

最後に友だちリストやトーク履歴を含む全てが利用できなくなることが再確認される。ここにもチェックを入れると「アカウント削除」ボタンが有効になるはずだ。本当に問題がなければ「アカウント削除」ボタンを押して完了させよう。

全ての確認用チェックボタンにチェックを入れれば削除処理が有効になる。「アカウント削除」ボタンが有効になったらタップして完了だ

「LINE(ライン)基本の使い方ガイド」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/line

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