1964年の渋谷が3Dで甦る!? ノスタルジーとVRが融合したプロジェクト始動

1964年の渋谷が3Dで甦る!? ノスタルジーとVRが融合したプロジェクト始動

2017.10.27

東京の再開発が加速している。品川・田町地区、大手町地区、日本橋地区、上野・御徒町地区……以前取材させていただいただけでも、結構な数に上る。そして、やはり大がかりな再開発が進められている地区がある。東京の顔のひとつ、渋谷だ。

これほど再開発が加速している背景には、当然のことながら2020年の東京オリンピックがある。この一大イベントに間に合わそうと、各デベロッパーは躍起になっている感じすら憶える。また、増え続ける訪日外国人をいかに取り込むかといった思惑が、ヒシヒシと伝わってくる。

変わってきたなと思ったのが、東京の各地区でローカル色を強めていること。数年前は「まずは東京へ!」と、オール東京で訪日外国人取り込みに動いていた気がするが、現在は「上野へ」「日本橋へ」「虎ノ門へ」と、各地区の特徴を前面に押し出し、観光客誘致を推進している。

あのプロデューサーが仕掛け人!?

1964 TOKYO VRのロゴ

そうしたなか、一風変わった取り組みを始めた地区がある。若者のエネルギーが集積する渋谷だ。

何がユニークなのかというと、昔の写真を集めてVRで渋谷の街を再現しようとしていること。しかも、現在の渋谷の姿ではない。1964年、つまり今から50年以上前の渋谷の姿を甦らせようとしているのだ。

この取り組みは「1964 SHIBUYA VR」プロジェクトと名づけられ、一般社団法人 1964 TOKYO VRという団体によるものだ。

そして、このプロジェクトの仕掛け人ともいえるのが、土屋敏男氏。バラエティ番組好きならピンとくるかもしれないが、日本テレビで人気だった「電波少年」シリーズのプロデューサーだ。

プロジェクトを説明する土屋敏男氏

土屋氏がなぜこのプロジェクトに関わることになったのか。「『鎌倉今昔写真』という企画がスタートだった。『カマコン』という運営団体が日本テレビと共同でこの企画を始めたことで、ほかの地域でも同様のことができるのではないかと思った」(土屋氏)。そこで白羽の矢が立ったのが渋谷だったというワケだ。

そして、なぜ1964年なのか……これはもう明白だ。1964年といえば、東京オリンピックが開催された年。2020年に東京オリンピックをひかえ、当時と2020年の東京の様子を比較できるというのがねらいだ。そこでこのプロジェクトが始動したというわけだ。

写真から作成された1964年の渋谷。中心に五島プラネタリウムのドームとかまぼこ屋根が確認できる。ともに今はない

では、どのように当時の渋谷を再現するのか。前述したとおり、過去の写真を広く集め、それをスキャンしデジタル加工することで街並みを甦らせていく。そのためには1人でも多くの方に協力してもらい、写真を集めなくてはならないと土屋氏は話す。公式サイトに写真投稿機能を設けるほか、郵送での投稿も受け付けているそうだ。デジタルにあまり馴染みのない世代の方々も参加できる仕組みを作っている。

異なる世代をつなぐ取り組みに!

ここに、もうひとつのねらいがある。写真をスキャンしデジタル加工するのは、デジタルハリウッドやバンタン高等学院の生徒だ。おそらく、昔の渋谷の写真を所持しているのは年配の方々だろう。そうした方々が、学生たちとコミュニケーションできる場にもなるはずだ。ある意味、世代をつなぐ取り組みともいえる。

そして、このプロジェクトに強力な援軍が現れた。ひとつは渋谷区。そもそも1964年の渋谷をVR化しようという取り組みだ。区として参加するのは当然だろう。渋谷区長の長谷部健氏は、「あの電波少年の土屋プロデューサーからの協力要請とあって、どんな無茶振りをされるのかドキドキでしたが、お話しをうかがって、区にとても有意義と感じました」と話す。そして早速、約400枚の写真を提供したそうだ。

そしてもうひとつの援軍が東京急行電鉄。取締役社長 野本弘文氏は、「渋谷は東急にとって、もっとも関わりのある場所。90年間おせわになった土地に恩返しができれば」と語る。そして、東急も約400枚の写真を提供した。

東急電鉄 取締役社長 野本弘文氏(左)と長谷部健渋谷区長

東急といえば、沿線との関わりを深めている。10月9日にも、東急池上線を全線無料にするという取り組みを行い、沿線地元への経済効果を波及させた。事前にこの取り組みを取材させていただいたが、「あまり目立った観光資源のない池上線に、無料だからといって人が集まるだろうか」と考えていた。ところがフタを開けてみれば、多くの観光客が訪れ、数多くのニュースで採り上げられていたほどだ。

欽ちゃんもプロジェクトを応援

欽ちゃんも登場。渋谷に住んでいたそうだ

さらに援軍が現れた。タレントの欽ちゃんこと、萩本欽一氏だ。このプロジェクトは賛助会員を募って運営されるが、その第一号が萩本氏となった。萩本氏は渋谷に住んでいたことがあり、その後、浅草に移ったが、コント55号のルーツは渋谷にあったそうだ。いつもは、ギャラをもらってこうしたイベントに参加するが、今回は賛助金を払って参加したと、会場を笑わせた。

筆者は、最後に土屋氏と会話させていただいた。すると早速、「渋谷の写真、お持ちではないですか? あればぜひ提供してください」と頼まれた。記憶を紐解くと、確か数枚あったことを思い出した。だが、そもそも1964年ではなく1980年代に撮影したものだし、学生仲間と悪ふざけをして、ハチ公の噴水(今はない)に飛び込んだものだ。当時、そうしたノリが許される風潮があったとしても恥は恥。この写真をみつけたら、墓に持っていこうと心に決めた。

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

カレー沢薫の時流漂流 第33回

バズりを狙いスベって炎上、「リアルガチでやばい」年金ツイート問題

2019.03.25

漫画家・コラムニスト カレー沢薫さんの社会派連載!

第33回は、リアルガチでやばい「日本年金機構のツイート炎上」について

日本年金機構のツイッター広告が炎上し、即ツイ消しおよび謝罪する事態になったという。その炎上したツイートというのがこちらの文言だ。

「ガチヤバイ!? リアルガチでやばいかも!? 新社会人のみなさまへ 受け取る年金少なくなってない!? ねんきんネットで確認だ!」

これは非常によくある「ウケると思ってスベッた上に大炎上」パターンであり、「炎上ガチャ」でこれが出て来たら確実に低レアなので「即売却」といった感じだ。

問題のツイートでは何かを差別、あるいは蔑視しているワケでもなく、火力としてはチャッカマン程度であり、そんなに怒らなくてもとさえ思えるが、やはり怒る方にも理由はある。

日本年金機構はこれまでに大きな不祥事を起こしてきている。2007年にはオンライン化した年金データに不備や誤りが多いことが発覚した「消えた年金問題」というのがあった。

ちゃんと年金を納めていてもそれが記録されていないため、将来の年金額が減ってしまうかもしれない、という非常に重大な事件である。国民から取るだけ取っておいて、その管理がずさん、という、メロスでなくても激怒して走り出す案件であった。また、2015年には215万人の個人情報を流出させるという情報漏えい事件も起こしている。

こんな信用残機ゼロの状態では「ちょっとしたおふざけ」でも「ガチでやばいのはお前らのせいだろ」「何故こっちを煽る? まずそっちがちゃんとしろ」「こんなことに俺たちの年金を使いやがって」という鬼のマジレスが来てしまうのは当然である。

広告にユーモアは大事だが、「年金」クラスの笑いごとじゃないテーマになると「真面目かよ!」と言われるぐらい真面目にしておいたほうが良い、という好例だ。

炎上広告が出ると必ず「おかしいと思う奴はいなかったのか」「誰か止めろよ」という声が出るが、「SNSでバズること」を目的にすると、人間の視野は2度ぐらいになってしまう。そのため、過度な悪ふざけになっているとか、弩級の差別表現が入っているということにマジで気づかなかったりするのだ。

また、社内に「これはおかしい」と思う人間が5億人いたとしても、トップが「これはウケる」と思ってしまっていたら、下っ端にそれを止めることはできない。個人がやるとどうしても考えが偏るので、企業はさまざまな性別年代の人間に意見を聞いた上で、広告を打った方が良いと思う。

だが意見を幅広く聞いた上で、一番上がそれを「考えすぎだって」と一蹴して断行したりするので、組織の炎上というのは根深い問題である。

今回の炎上を「明日は我が身」と思う理由

だが今回の年金機構の炎上は、個人的感情として「一概に責められぬ」感がある。

今回の広告はその表現を「他人事かよ」と大いに責められたわけだが、年金機構的にはそんなつもりはなく、どうやったら若者に年金に関心を持ってもらえるか、真面目に考えた結果「ああなってしまった」のではないだろうか。

二十代前半ばかりの職場でただ1人アラフォーの自分が、無理して若者言葉を使い盛大にスベッた挙句、給湯室でメチャクチャ悪口言われてた、みたいな図を想像すると、「身に覚えがある」もしくは「明日は我が身」なので、あまり責められないのだ。

実際、年金機構は年金に対し捨て鉢になっているわけではなく、何とか国民に年金に関心を持ってもらい、適切に払ってもらいたいと思っていることだけは確かなのである。

ところで、私は去年無職になったことにより、厚生年金から国民年金になってしまった。当然国民年金だと厚生年金より将来もらえる額は少ない。将来の不安を感じた私は、「国民年金基金」の資料を取り寄せた。

国民年金基金とは、自営業や私のような無職が国民年金とは別途で年金料を収め、将来もらえる年金額を増やせるという制度である。支払った金額は確定申告の控除対象にもなるので節税にもなるのだ。

年金は当てにならないから他で老後資金を作ろうという声も大きいが、それでも年金ほど確実でリスクが少ないものは今のところない、という意見も多く見られる。

だが、資料を申し込んだ時は熱かった気持ちが、届いた時冷めているというのはよくあることで、取り寄せるだけ取り寄せてしばらく放置していた。

すると国民年金基金から電話がかかってきたのである。私は電話が苦手で、取ると青紫色の粉瘤が出来るので取らなかったのだが、こんなテーマで書くことになるなら粉瘤の一つや二つ覚悟で取れば良かった。おそらくだが「国民年金基金どうでしょう?」という内容だったのではないだろうか。端的に言えば「営業電話」である。

その後、電話は数回かかってきて、驚くべきことに、日曜日でもかかってきた。国の機関が日曜に動くとは思っていなかったので驚愕である。

「必死かよ」と思ったが、事実必死なのだろう。それぐらい年金はひっ迫しているのだ。もしかしたらノルマ的なものすらあるのかもしれない。

年金をもらうのは我々である。企業の炎上なら「不買運動」ができるが、年金の場合「不払運動」になり、後々受取額が減って困るのは国民の方である。

今回の炎上で国民が年金に対しますます拒否感を持ってしまったのは、年金機構というより我々にとっての悲劇なのだ。広告自体には反感を持ったかもしれないが、年金に関心を持ち、自身の年金状態を確認するのは大事なことである。

私も次に電話がかかってきたら、粉瘤上等で取ってみようと思う。

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LINEをやめるには? アカウント削除の方法

LINEをやめるには? アカウント削除の方法

2019.03.25

LINEの利用をやめる時はアカウントの削除が必要

機種変更などで使う「引き継ぎ」とは違うので注意

LINEアカウントの削除には、注意が必要だ。機種変更やスマートフォンの故障、アプリの不調といった理由で削除を考えているとしたら、それは間違っている。その場合に必要なのは「引き継ぎ」という処理だ。

アカウント削除はLINE利用そのものをやめる時に行う作業だ。新しく別のアカウントを作り直してもいいが、これまで繋がりのあった人々との縁は切れてしまう。もし連絡を取り続けたいのならば、あらためて友だち登録をしてもらわなければならない。

最近はLINEの連絡先しか知らないという関係も珍しくないから、中には交流が途切れてしまう相手もいるだろう。そういったことを理解した上で、削除作業を進めてほしい。

LINEアカウントを削除する

メイン画面で右上にある歯車マークをタップし、設定画面を開いたら「アカウント」を選択しよう。次に一番下にある「アカウント削除」をタップすると、警告画面が表示されるはずだ。アカウントにログインできなくなるというのは、もう同じアカウントが利用できないことを意味する。問題なければ「次へ」をタップしよう。

設定で「アカウント」を選択
一番下にある「アカウント削除」をタップ
警告画面の中身を読んだ上で「次へ」をタップ

次の画面では、アカウントを本当に削除するのかが確認される。これまで獲得したポイントやアイテム、購入したコイン等も全てなくなるということが「保有アイテム」のところで示されているはずだ。

今回説明に利用しているアカウントは、LINEをほとんど利用していない状態なので、多くの項目が「0」になっているが、ある程度利用していればスタンプをたくさん購入してきていたり、購入のためにコインを保有していたりといったこともあるだろう。それらは新しく作ったアカウントに引き渡すようなことはできない。全て失って問題ないということであれば、下にある「すべてのアイテムが削除されることを理解しました。」という欄にチェックを入れよう。

コイン、ポイント、スタンプ、着せかえの全てが削除されることを理解したらチェックを入れる

下へスクロールすると、連携アプリについても確認される。LINEアカウントを利用してログインしていたアプリや、LINEコインで何かが購入できていた連携アプリがあれば、その連携も解除される。問題がなければ、確認項目にチェックを入れてさらに下へ進もう。

連携アプリがある場合はそちらの利用についても確認したい

最後に友だちリストやトーク履歴を含む全てが利用できなくなることが再確認される。ここにもチェックを入れると「アカウント削除」ボタンが有効になるはずだ。本当に問題がなければ「アカウント削除」ボタンを押して完了させよう。

全ての確認用チェックボタンにチェックを入れれば削除処理が有効になる。「アカウント削除」ボタンが有効になったらタップして完了だ

「LINE(ライン)基本の使い方ガイド」バックナンバーはこちら
https://biz.news.mynavi.jp/category/line

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